せんべい汁
*材料*
  • 鶏肉(比内鳥などの、いわゆる地鶏がよい)
  • 山菜など(アク抜き済みの水煮)
  • 大根、人参、ネギなど
  • キノコ類
  • 白せんべい
  • 酒、醤油など

+作り方+
  1. ナベにだしを沸かして、鶏肉・野菜などを入れて煮込む
  2. 材料に火が通ったら、お吸い物よりも濃い目に汁の味をつける
  3. 白せんべいを一人あたり2〜3枚、一口大に割って加え、サッと煮立てて火を止める

☆秋田の「きりたんぽ」や岩手の「ひっつみ」などに類似する、青森県南部の郷土料理。
 ここで書かれた「せんべい」とは、草加せんべい等の米菓ではなく、小麦粉に塩と胡麻を加えて練り、南部鉄製の型に入れて薄く延ばし、焼いたものを指す。
 「せんべい汁」に使うものは、さらに特別製で、胡麻が入っていないもの。
 地元では、「白せんべい」「かやきせんべい」などという名称で普通に売っているが、他の地域ではあまり見られないようだ。
 ちなみに、「ひっつみ」は小麦粉に少量の塩を加え、水で練って団子状にしたものをうすく伸ばしたもの。
 地元以外で作るのであれば、こちらの方が作りやすいかと思われる。

 この「せんべい汁」と「いちご煮(ウニをメインにした海鮮潮汁)」は、きちんと説明しないと非常に誤解されやすい、なかなかナンギな郷土料理である。

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