どんぐり雑感
ゲーム処


カードヒーロー
〜えっ、このソフトもそうだったの?〜


 昔話になりますが。
 どんぐり2号が最初に触れたゲーム機は、初代のゲームボーイでした。
 今を去ることン年前、まだおなかの中に子どんぐりがいた頃の話です。

 どんぐり1号が、「おめでたのおみやげに」と友達からもらってきた、というのもしかし、いいんだか悪いんだか(…ソレまでゲーム機には手を触れないつもりでいたんだけどね。…その後、メガドラ買ってセガサターン買ってPSとGBアドバンスまで買ったけどね…子どんぐりはロクヨンかゲームキューブが欲しいとか言ってるけどね…あーあ)。

 その時一緒にもらったソフトが、かの「テトリス」ともうひとつ、「」というゲームでした。

 ゲームボーイ唯一(…後続がなかった…)の、ワイヤーフレームによるシューティングゲーム。
 後々、コレがかなり敷居が高く、クリアが難儀なゲームだということを知ったんですが…結構やりこみました、毎日せっせと、クリアするまで。
 …知らないということは怖いです。

 で、まあ時折目についたソフトを買ってみたり、ちまちまゲーム関係の本など読んだりしていたのですが。
 そのテの本でわりと何度も、『面白いソフト』として名前が上がるタイトルがありました。

 「カエルのために鐘は鳴る

 …ふざけたタイトルだ、と思いつつ、中古屋でソフトを発見したのでやってみると、これが確かに面白い。
 テンポのいいストーリー運び、 気の利いたセリフ、思いっきり脱力なオチ。
 サクサク進められて、何度でもリプレイしたくなるいいゲームでした(ちょっと前まで、ローソンの書き換えリストにも入ってたんだけど…サービスが終了してしまった、合掌)。


 さて、ここでなぜか話が飛んで「カードヒーロー」。

 いわゆる対戦式カードゲームを簡略化してゲーム化したものなのですが、コレが、実に奥が深い。
 デッキの組み方、カードの引きの運不運、相手のデッキとの相性、その他もろもろの要素がうまーく組み合わさっていて、まったく同じ相手と対戦しても、まるっきり歯が立たないときもあれば、一方的に勝ってしまうときもある、というあたり、某氏の言う「一生遊べるゲーム」の名にふさわしいゲームソフトかも知れません。

 ストーリーモードで、使うカードやルールを段々複雑化していき、一旦クリアするとエンディングが流れますが…実は、本当の「カードヒーロー」はここから始まったりします。
 クリア後、「バトルセンター」というゲーム場に出入りできるようになると、ここで初級から上級まで好きな相手と好きなだけ対戦することができるのでした。
 何度も勝利を決めて一定のポイントを貯めると、「カードマスター」の称号を受けることができて、ちょっとした特別ルールを行使できるようになるというおまけつき。

 …このルールを使えるようになった者どうしで通信対戦をはじめると、ほんとに飽きることなくいつまでも遊べる、のだそうで(生憎、どんぐり2号の周辺にはゲームボーイで対戦してくれる相手はいないので、もっぱらゲーム内のキャラと対戦するにとどまっているのですが…え、子どんぐりと?…いや、ソレはさすがにちょっと…)。


 で。
 上にあげた2タイトルとこの「カードヒーロー」。
 なんの関係もなさそうですが、実は「X」、「カエル」ともども、製作者が同じなのでした。
 知ったのはだいぶ後になってからの話でしたが…なにせ、ゲームとしてのタイプもグラフィックも全然違うもので。

 ただ、「カエル」に出てきた『娯楽の殿堂』と、「カードヒーロー」に登場するカードゲームの発売元が、ともに「ナンテンドウ」という名前を使っていたので、おや?とは思っていたのですが。
 まあ、こういう出会いもある、ということで。

 余談ですが、ゲームボーイ版の『ゼルダの伝説』、「夢を見る島」をプレイした方には、漏れなく「カエルのために鐘は鳴る」をプレイすべき義務が生じます。
 「夢を見る島」に登場する、『部下がカエルになってしまい困っているリチャード』というキャラクターは、この「カエル」の主人公のライバル、リチャード王子なんですねえ。

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