▲ 日記ログindexへ ▲
1号日記2月へ     1号日記4月へ



2002年03月31日(日) 明るい話…、どこが?

 「カメラマン4月号」を買う。
 
 この手のカメラ雑誌を見てると、レンズが欲しくなる。
 28mmでF2くらいの明るいやつとか、普段持ち歩くために24-200mmくらいのズーム・レンズとか。でも明るいレンズは高い。28mmで明るいやつだと10万以上が普通だし。ズーム・レンズにいたっては、安くて明るさを望むのは絶望的である。
 でも写真を撮る時、いつも明るい訳ではないし、室内においては明るいレンズがあれば、かなり自然に撮れるケースも多い。背景のぼかしの問題もあるし。
 という訳で、明るいレンズが欲しいのである。
 そう言えばカメラ本体も、少しいいのが欲しいなぁ…。
 
 さらに撮影の方でモデルも必要なのだが、都会並みの金額ではモデルを頼む事もできない。私の場合、モデルガンを使用したシチュエーションでの写真が撮りたいのだが、こういうのってなかなか難しい。
 そもそも銃と人物では、必要な露出が反対なので、どう処理するか悩むし、レンズも安いのしか持ってないから、きれいな描写が難しい(私の技術がない、という事は棚の奥に押し込んどいて、と)。
 こういう写真を撮るためのモデルを頼むのも難しい。特にイナカでは。

 モデルガンといえば、この手の雑誌も立ち読みしてたら、今月はKSCのCz75ファースト・ヴァージョンの話題でもちきりである。
 写真で見る限り、確かに表面処理はすごそうである。どうやら新しい方法らしいが、秘密だとの事。とにかく本物と同じように見える表面処理で、見る角度によって表情が全く異なるところかすごい。
 マルシンからはXM177E2が出るし、ハートフォードからはデリンジャーが再販されてるし、欲しい物ばっかりだ。

 そう言えば、現在エア・ガン標準の6mmBB弾に対して、8mmBB弾が出るとか。確かに大口径の銃も6mmを使うのでは迫力がないか。というかベレッタM92を始めとする9mmパラ系には8mmを使った方が、銃口処理がそれっぽくできるのではないか、と思ってしまう。
 ま、どこまで業界標準に迫れるか、というところか。



2002年03月30日(土) どちらがよりSFに近い雑誌か

 「スターログ日本版12号」と「映画秘宝VOL.29」を買う。
 
 スターログは、ツルモトルーム版の時から買っていたので、まあなんというか、付き合いである。とりあえずまっとうに海外SF映画を紹介しているのはこの雑誌くらいだし。
 「宇宙船」という似たような雑誌もあり、確かに以前はなかなか貴重な雑誌だったのだが、いかんせんこれは日本の特撮物に対するスタンスが甘すぎる。取材する上での事情は判るが、駄作を駄作と言えないのは困るし、駄作だと気づいてないライターにはもっと困る。
 せめて読む人が読めば、駄作だと気づくような気配りが欲しいのである。
 
 したがって現在のスターログのように、比較的客観的な記事の方が、まだましであろう。でも往年の「SFヴィジュアル雑誌」という雰囲気はなくなり、映画雑誌そのものになってしまっているのは残念。

 かたや「映画秘宝」は、そのスタンスにシンクロしてしまえば、実に楽しめる雑誌である。むしろこちらの方が昔のスターログの精神に近いものを感じる。
 でも月刊化って、本当に大丈夫なのか。昔のスターログもそれやって失敗してるんだよ。まあ無理が続けば、いずれ隔月刊程度になるかもしれないなぁ。
 と、月刊化していきなり心配しているのであった。
 
 しかし今回の「未知との遭遇」の記事を読んで、なぜマザーシップのサイズがシーンによってバランスが異なっていたのか、光の具合がなぜおかしいのか、という長年の謎がとけた。というか、それについての事情がもろに書いてあった。
 つまりすべては、合成直前になってスピルバーグが急遽マザーシップのデザインを変えたためだという。なるほどなぁ。
 
 この雑誌は、制作の確執問題とかネタバレを平気で書いたりするから、いろいろな疑問がとけて楽しいのである。
 
 そう言えば今回のスターログにT3の敵は○○○で出来ている、と伏字で書いていたが、映画秘宝には「イオン」と書いてある。う〜ん、液体の次はイオンかぁ。



2002年03月29日(金) 忙しい

忙しい。ああ忙しいったら忙しい。

しかしいくら自分がヒマだからって、他の人もヒマだと思うなよな。

と、愚痴ってみたりする。



2002年03月27日(水) がんばれ、チャーフィー軽戦車

 昨日、「西部新宿戦線異常なし 番外編」のネタを書いたので、久々にネット上の「命令電波 別館」を覗きに行く(つまり大野安之氏のホームページね)。
 すると、もうこのネタが載っていた。

 マンガの方を読んだ人は判ると思うが、軽戦車チャーフィーに護衛艦「くらま」の単装速射砲の「砲身だけ」を載せるシーンがあるが、このHPにはその砲塔ターレットそのものをチャーフィーの車体に載せた絵がある。
 はっきり言って笑える。とてもおかしいのである。本人もそうとう楽しんで書いていると思う(地面のヒビを見れば判る)。そしていかにこの砲塔ターレットが大きい(または戦車が小さい)かが、如実に判ろうというものである。
 スケールが全然違うんだもんなぁ。

 ところでマンガの最後には「二連砲身の74式戦車(妄想)」が出てくるが、これを見た瞬間「出でよ、ツイン・バルキリー」のシーンを連想したのは私だけではあるまい(判らない人は、同じ作者の単行本「深く静かに沈没せよ」を見よう。笑える事は保証するぞ)。
 実はこの人、「ツイン何々」というのが、意外と好きなのかもしれない。

 というか、未だにメカと少女を、自分自身のオリジナリティを持ってきちんと書ける数少ない人かもしれない。
 メカはその基本知識や描写がしっかりしているから、どんなバカやっても許されるし、少女はその心情までも理解しているから、これまた突飛な事を書いても許されると思う。
 今はほとんどいないよ、ここまで描ける人って。
 大抵の連中が書いてるのは、結局は「こう書けば受けるかな」というレベルでしかなく、オリジナリティが限りなく「ゼロ」に近いんだから。
 
 と、今思いついたにしては、結構いい事が書けたかな。
 とにかく彼にはもう少しこの手の暴走ネタ、描いて欲しいなぁ。



2002年03月26日(火) なぜこんなに重なるかな

なんだか知らんが、結構な数の本を買う。しかもマンガ系ばっか…。

★ムック:「WXIII 機動警察パトレイバー MANIAXX」
 今回の映画にあわせたムックである。とり・みきやゆうきまさみなんかの対談だのコメントとかがあるから、とりあえず買っておく。しかしこの手の対談では、言外で匂わせている部分が面白いよなぁ。
 しかしこれ、角川なんだが、同社で出してる「東京ウォーカー」なる雑誌には、ぬわんと、押井守ととり・みきの対談が載っているとか。まったくムックに全部収録しろってんだ。こちらでそんな雑誌が入手できるか判んないだろうが。
 しかもこんな組み合わせなんだから、一般人が読んだって、つまらんだろうに。
 今の角川は読者をなめ切っていると聞いたが、これだと確かにそうだとしか思えん。

★コミック:「宗像教授伝奇考-特別版-」 by 星野之宣
 なんかテレビドラマ化にあわせて、新たに書いたものである。今回は竜ときたか。未収録だったものも収録されているが、なぜ未収録だったのかは判るような気がする。確かにカラーが違っているからね。

★コミック:「弥次喜多 in DEEP第7巻」 by しりあがり寿
 いや、5巻6巻で一時はどうなる事かと心配したが、なんとかこちらへ帰ってきたようで、一安心。でもこの展開だとまだまだ続きそうだけど、本当に大丈夫なのか?

★コミック:「景気ばくはつ」 by しりあがり寿
 この人の社会問題物であリ、相変わらずバカである。でも真実をついてるから面白いんだなぁ。

★雑誌:「少年エース5月号」
 こんな読むところがない本を買ったのは、ひとえに「西部新宿戦線異常なし」の新作番外編が載っているからである。今回の大野安之の絵は、ひと昔前に戻ったようで、非常にていねいかつ懐かしいタッチである。しかも面白い。もちろん原作は押井守である。
 5月1日には、これを収録した復刻版が出るそうで、また踊らされてしまう訳だ。我ながら困ったもんだ。

 さらに月末で、明日本屋に行くと結構な数の雑誌が出ているはずである。一通り目を通すだけで、2日はかかるな…。



2002年03月25日(月) 選べるものなら選びたいもんだ

 大将軍が会長の掲示板に、次のような事を書いていた。
 
 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
 血圧の高い人、糖尿のけがある人、心臓に不安のある人、歯の治療、喘息という疾患は、最近開業した若い優秀なドクタ−の門を叩くべきである。
 つまり今は「治療」自体が数年で劇的に変わっている。
 その身近な例としてインフルエンザがある。
 
 特異な症状(急な39度超える発熱、悪寒、関節痛)
  ↓
 抗生物質、解熱剤
  ↓
 安静、5日倒れる

 以前はこんな具合だが、インフルエンザウイルスには「抗生物質」は効かない。
 今の普通の診断は次のようになる。

 特異な症状(急な39度超える発熱、悪寒、関節痛)
  ↓
 医者がインフルエンザを疑い検査(鼻に綿棒を入れて粘膜採取)、翌日確定
  ↓
 確定する以前に特効薬を処方
 「タミフル」「リレンザ」このふたつしかない。
 インフルエンザに感染してから48時間以内に飲まないと効かない。
  ↓
 通常よりかなり楽に直る

 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
 
 う〜ん、勉強になるなぁ。つまり不勉強な年寄り医者にあたると悲惨だと言う事か。でもそんな医者しかいない地区はどうなる?
 
 そう言えば、現在時々行っている整形外科は、結構評判がいいらしい。
 確かに説明をきちんとしてくれるし勉強もきちんとしているらしい。でも評判がいいだけあって、いつも混んでいる。あれだけ混むと、やはりきちんと診ているのか、ふと不安になる事もある。

 しかしこのへんはイナカだけあって、どう考えてもヤブとしか思えない医者も繁盛している。私が以前、右手親指の靭帯損傷した時に最初にかかった医者は、ただの捻挫としかみていなかったらしく、後日他の医者に診てもらったら「一体その医者は何を考えていたんだ」とひどく怒っていた。
 そりゃそうだ、おかげで未だに私の右手親指はおかしいままである。単に会社に近いというだけで行ったのが失敗であった。

 そう言えば知り合いが腕を骨折して、その医者に行き昔ながらの分厚いギブスをはめられたが、なんと湿布を出されたと言う。ギブスの上から貼って効くのか?
 
 また会社の近くの内科医は、「風邪のようだ」と言うと、なにも聞かずにいつも同じ薬と注射、しかも昔ながらの大型のガラスの注射である。ありゃヤブだ。あとでさらに具合が悪くなる。
 
 でもそのワンパターンに年寄りというのは安心感を覚えるのではないか。その証拠に風邪のようだから注射してもらってくる、と嬉々としてその医者に行く人もいる。やはり古代、医療と呪術は同じ人がやっていたというのは、その安心感によるところが大きいかったのだろうと納得してしまう。
 でも昔ならともかく、現代で自分の命がかかっているというのに、何も疑問を抱かず安心感だけを求められる人って、ある意味うらやましくなっちゃうね。



2002年03月24日(日) 本当に迷惑な人々と

 ちびどんぐりが、ちょっと風邪気味なので外に行かないようにさせる。学校があと2日で終わりだから、なんとか持ちこたえてもらいたいのである。という訳で、こちらも一日家にいる。

 本当に何も起こらない、平和な日である…、はずなのだが、珍しく宗教屋さんが来る。とりあえず鄭重にお引き取り願う。
 いや、私がマジメに相手をすると長くなるし、どちらかというと否定的な論理展開になってしまうから、お互いにとって無駄な時間になってしまう。

 しかし今回ちょっと話をして思ったのだが、「訪問販売や電話によるセールスマン」も「戸別訪問の宗教関係者」も、訪ねられる方からすれば、全く同じではないのか。どちらも差し当たって必要ないものを、なんとか説得して売り込むのだから、方法論は全く同じである。
 ここ数年、どちらも増えてきたように感じるのだが、応対すると口調がほとんど同じである。両者とも、突然押しかけて自説を押し付けるという行為であり、はっきり言って、不気味である。
 もちろんこんな事を書くと、多分どちらも「あんなのと一緒にするな」と言うであろう事は容易に想像がつく。理念が違うから当然である。
 
 しかし再度言うが、押しかけられる方からすれば、理念が違おうがなんだろうが、どちらも全く同じなのである。その方法が問題なのである。

 最近は不況のせいか、会社に様々なセールスの電話がかかってくる。これについては「あなたのためです」というようなセリフが必ず出てくる。これは宗教の勧誘となんら変わらない。むしろ宗教の勧誘の方が、会社にかかってこない分マシだと言えるかも知れない(もっとも最近は、会社に来る宗教もあるという話もきいたが、これはかなり珍しい)。
 
 会社に電話をかけてくるという事は、その分仕事の邪魔をしているのである。それを気にしていないのだから、始末におえない。困ったものである。



2002年03月23日(土) 大量のお買い物

 今日のお買い物。たくさんあるぞ。
 
★CD:「レヴェル・ファイヴ」 by キング・クリムゾン
 ミニ・アルバムと割り切っているためか、フル・アルバム並みの長さではあるが、なにか物足りない。ライナーノーツによると今秋の来日も計画されているとか。
 来たらまた見に行くぞ。

★DVD:「メトロポリス2000」 by ドリーム・シアター
 以前買いそびれていたが、安くなっていたので購入。まだ見ていない。まあドリーム・シアターのは全部買う事にしているから。

★文庫本:「歯車〜石ノ森章太郎プレミアム・コレクション〜」
 小松左京原作のくだんの母が入っていると聞き、購入。初めて読んだ。ほとんど原作通りである。あとマタンゴまで書いていたとは知らなかった。こちらは例のオチがない。
 しかし私にとってこの人はあくまで「石森」章太郎である。石ノ森になってからの作品には全然興味がないし、傑作は石森時代の物ばかりだからだ。だからこういう過去の物を復刻する時は石森表記にして欲しかったなぁ。

★本:「フィルムとしてのガンダム」 by 氷川竜介
 この人のアニメ解析は結構面白いのでずっと買っているのだが、文章がちょっとくどいのが欠点か。確かに噛んで含めるように説明するという意図は充分に判るんだが(アニメ・マニアという人種には、この位くどく言わないと判らない奴が多すぎる)、やはり読んででいらいらする事もある。
 そういう人はこんな本を読むな、と言われそうだが、やはり頑張っている人への応援方法としては、本を買うしかないからねぇ。

★コミック:「KUNIE・第3巻」 by ゆうきまさみ
 ゆうきまさみ作品は、アウト時代からすべて買ってるから、とりあえずこれも買っている。今回の作品は話の内容より、どういう方向へ持っていく気なのか、それが楽しみである。

★雑誌:「CUT」4月号
 しかし渋谷陽一と押井守の会話って、面白い。どうして映像関係雑誌の連中はこういうインタビューができないんだろう。勉強不足の上に頭が悪いとしか思えないぞ。
 ちなみにロッキンオンの方は、渋松対談Zから読んでいる。もし連載が終わったら、この雑誌を見る事もなくなるかも知れない。

★雑誌:「ストレンジ・デイズ」4月号
 めったに本屋で見ることがない雑誌である。だからたまに見かけると内容も見ずにすぐ買ってしまう。今月は大好きなキャラヴァンの特集もあった事だし、とりあえず元は取れるな。
 そう言えば、「キーボード・マガジン」も本屋でみかける事がない雑誌である。というか私が興味のある雑誌って、なぜか本屋で見かけなくなったな。まだ売っている事は間違いないんだが。しょせん私の好みはマイナーなのさっ。



2002年03月22日(金) フォルティ・タワーズを見る

 フォルティ・タワーズのDVDボックスを引き取ってくる。
 たかが12話で3枚組なのに、妙にでかい箱だと思ったらTシャツ入り。別にいらないのに、と思って見たら「シリー・ウォーク」の絵柄である。受けてしまったではないか。

 で、フォルティ・タワーズとは、モンティ・パイソンを抜けた後にジョン・クリーズが作った全12話のドラマで、基本的に低俗な(と本人が思っているだけの)客が嫌いなオーナーの、ホテルで起こるドタバタである。

 しかし客が嫌いなオーナーってありかい、と思うが、実際にモデルが存在するというのがすごい。
 というかモンティ・パイソンのロケ中にこういうホテルに宿泊してしまい、ほかのメンバーはすべて引き払ったのに、ジョンだけは「こういう人間は観察する価値がある」とばかりにしばらく滞在したそうな。
 やはりイギリスって、不思議な国だ。そういうホテルが潰れずに存続しているんだから。

 基本的には本当にドタバタ喜劇としか言いようがない話だが、やはりジョン・クリーズだけあって、素晴らしく毒っ気が強い。
 ある話では、第二次大戦に引っ掛けて、ドイツ人をとんでもなくおちょくっていたりする。よくあんな物が放映できるものである。いや、確かにおかしいのであるが…。

 
 ところで戦争といえば、夜のNHKスペシャルで、同時多発テロについてアメリカのメディアがどう動いたかの話をやっていた。
 これでアメリカのメディアのほとんどは「本土が攻撃されたから我々も被害者であり、中立は無理」というような論調になってた。つまり、アメリカ本土に対する攻撃には、徹底して「仕返ししなければならない」という事だ。
 なんかアメリカって、真珠湾の時から何ひとつ変わってないんだな、という感じがする。
 
 もちろん無差別テロなんてのは許される行為ではない。これに異議はまったくない。だがアメリカという国は自国が直接被害に遭うと、「なぜそうなったのか」という事は無視して、「これからどう仕返ししていくか」という雰囲気一色になってしまうようである。
 だから今の時代のメディアが、一般市民への攻撃による被害を極力隠す、というのがとても恐ろしい。「アメリカ人はそういう放送を望まない」と言い切るプロデューサーの存在が恐ろしい。

 もちろん昔の日本だってそうだったし、どこの国の人間も、多かれ少なかれそういうものであろう。
 しかし政治的にも軍事的にも世界一の大国が、そんな事でいいのか?

 と、フォルティ・タワーズとは別の話になってしまったなぁ。



2002年03月21日(木) 久々のスキー

 ちびどんぐりを連れて、安比に行く。
 
 彼は生れて初めてのスキーである。当初は一番下で教えりゃいいか、などと軽く考えていたが、ここ数日の雨でゲレンデはざらめ状態である。少し登って滑ろうとしても、傾斜がゆるいと全然滑らない。

 これはまともになんとかできるという状況にはないので、リフトで少し上がり、いきなりボーゲンから始める(とんでもねー親だ)。
 しかしざらめ状態なのが幸いして、とんでもなくゲレンデの抵抗が大きいため、初心者のボーゲンでも、スピードが出ず、なんとかなるのである。つまり止まるのも曲がるのも、結構それなりになってしまう。

 来年、スキー教室に入れれば、ボーゲン程度はすぐにマスターできそうだ。私としては世間様の主流に逆らって、ボードなどは教えず、スキーだけをマスターさせるつもりである。
 なぜなら山では、ボードなんて何の役にもないからだ。例えば八甲田の山スキーにボードで挑むなんてのは、ただのバカである。沢に落ちたらスキーでしか上がれないのだ(体力がなくなれば、関係ないが)。
 
 まあ、山スキーに行かないのなら、何も問題はないのであるが…。
 しかしゲレンデ・スキーに行くのは、やっぱり一人の方か楽だなぁ。



2002年03月20日(水) そして「ホーリー・グレイル」が出た

 今日は特にこれという事もない平和な一日である。

 でもDVDソフトを購入。「モンティ・パイソン・アンド・ザ・ホーリー・グレイル」である。昨年夏から延期延期で、本当に出るのかと言われていたが、ようやく出してくれた。
 しかも副音声に、クライテリオン盤LDにのみ収録されていたテレキャスジャパン版の吹き替え音声が収録された。つまり1980年頃に日本で公開されたヴァージョンである。これは快挙だ、実にうれしい(私の場合、新宿で観て以来、20余年ぶりなんだよねぇ)。

 しかし今回、中に「アンソロジー・コレクターBOXを持っている人のために、統一ヴァージョンの背表紙セット」なる物が入っていた。
 いや、これはいいのだが但し書きで「本DVDのケースが厚くなったため、他社製品をボックスに収める事が不可能となってしまいました。誠に申し訳ございません」とある。これには大笑いである。
 
 確かに「人生狂想曲」は他社製品だが、このボックスには当初から一枚分の予備スペースが用意されていた。つまり他社製品を入れれば完全な「モンティ・パイソン・コンプリート・ボックス」が完成するはずだったのである。この企画者は素晴らしい。本当にファンの事を良く判っている。
 
 ところがアメリカで急遽2枚組のホーリー・グレイルが発売されたため、冒頭に書いたように延期騒ぎとなってしまったのである。
 ま、おかげで2枚組にはなったがボックスに収める事が出来たから、ケガの功名ではある。でも本当に今回の企画者はすごいと思う。「いい仕事をした」とは、こういう事を言うのである。

 ま、仮に中止になってたら、「企画者が突然心臓マヒを起こしたため、当社の危機は回避された」とでもHPに出せば、パイソニアンは全員大笑いして許したかも知れないな。

 さて、「人生狂想曲」と「ライフ・オブ・ブライアン」はLDだが、とりあえずこれで「モンティ・パイソン」の映像はすべて揃った、と。



2002年03月19日(火) モデルガンの新作が出ない

 モデルガンの掲示板をのぞいていたら、マルシン製XM177のキットが再版されているという情報が。価格は\22,000也。しかも今回は表面がブラック塗装だとの事。これは欲しい…。
 まあ金属キットなので、組み立てに少々コツがいるが、まあなんとかなるだろう。趣味のモデルガン歴30年以上、というのは伊達ではない(はずだ…)。

 しかし各メーカーは、これだけエアガンの新作を出しまくっているのに、なぜモデルガンは出さないんだ。しかも出したかと思えばすぐ絶版になるし。モデルガンてのは、火薬を使って撃ってなんぼ、てなもんである。消耗品がなくなっては安心して遊べないではないか。

 昔の金属時代から遊んでいる身としては、モデルガンのパーツはすぐだめになるし(色々な問題があって、あまり強度を持たせる訳にはいかないのである)、メインフレームやスライド、バレルという主要部品だっていずれ壊れるのだから、パーツ供給はメーカーの義務だろう、と声を大にして言いたい。
 もっとも某MGCみたいに潰れてしまったらどうしようもないんだが(まだかろうじてパーツを売っているけどね。去年はM16のマガジンを買えたぞ)。

 結局パーツ供給の危うさから、タナカのUSPだのグロックだのが買えないのである。そういう意味で、マルシンは比較的安心できるメーカーなので、今回のXM177、買おうかなぁ。
 
 ところで、できればマルシンから「ベレッタM1934」と「モーゼルHSc」のモデルガンを出して欲しいものである。そうすればいい写真が撮れそうなんだが。

 私にとってモデルガンは、セミ・オートマチックのカートがばんばん飛ぶところが楽しいし、かっこいいのである。



2002年03月18日(月) はたして雪風はSFアニメになるのだろうか

 あ〜、今日は眠かった。一昨日の睡眠時間が3時間以下だったというのに、昨日特に早く寝なかったもんだから、回復しない。年を感じる事であるよのう(と言いつつ、また今日も起きている)。
 
 ところで、12日の日記に書いたニュータイプのおまけDVDであるが、これに「戦闘妖精雪風」の予告が入っている。例のアニメ化されるという、アレである。
 私は小説の「雪風」が大好きなので、はたしてこのアニメでは、本来の意味がきちんと理解され表現されるのか、とても不安を感じていた。
 
 で、映像を見ると「このキャラじゃダメだなぁ」という感じである。戦闘描写はCG使いまくりでなかなかの迫力ではあるが、これも実際の空戦フィルムをトレースしただけとも言え、オリジナリティーは感じられない。でもまあ、それはある程度許せるとしても、やはりあのキャラクターの絵はダメだ。
 戦略偵察部隊の、「味方を見捨てても帰還せよ」という至上命令を遂行するキャラが、あんな髪の長い、しかも自信のなさそうな顔つきではねぇ。
 孤独を癒すために戦闘している訳じゃないんだが、それが判ってないらしい。

 多分発売されれば見るだろうけど、現状では、少なくともSFとしての出来は期待できない。やはりSFアニメというもの、作るのが非常に難しいのであろう。過去の作品から現在に至るまで、本当のSFアニメって、何本あったっけ?

 あ、書いてて気がついたが、制作サイドは「雪風」をSFと思ってなかったりして。



2002年03月17日(日) チャウチャウ・エイド終了

 とりあえず1泊2日のチャウチャウ・エイドは10時で終了である。ここで参加者全員が、2泊3日で泊まりたいという意見の一致をみた。確かに1泊2日では、ちょっとゆっくりできないという感じはする。
 こうしてみると、ESIFCONで旅館を借りる時の我々の要求って、結構やな感じなんだろうな、と思ってしまう。

 帰りは駐車場で集合写真を撮って、現地解散である。ただここで、アフター・レポートを発行する事となった。これを正明さんに見せて、早く元気になって参加してね、という励ましのレポートにするのである。

 帰路は、晴れていたのが盛岡あたりから雨がひどくなり、雷も凄かった。場所によっては土砂降りである。でも帰り着いたら、こちらはほとんど降っていなかったらしい。
 ま、そんなもんか。

 で、ネットの掲示板なんかをチェックしたら、休みだけあって結構書き込みが多い。でももう書き込む気力がない。明日以降にしよう。
 でもこういうのって、レスポンスの早さが命ではあるのだが…。



2002年03月16日(土) チャウチャウ・エイド開催

 チャウチャウ・エイドのため、南花巻の大沢温泉に行く。
 メンバーは山形からチャウチャウ・京野さん、鈴木(英)夫妻、その他はいわさき氏、青さんという総勢7名である。
 今回の名称は「チャウチャウ・エイド・7人の団体」と決定。 

 ま、最終的に正明さんは来られなかったけど、体調が良くなったらまこさんも誘って、大宴会コンベンションにしたいと思っている。

 夜に青さんが持ってきた北村龍平監督「VERSUS」を見る。2時間あるとは知らなかった。しかもゾンビ物だということも知らなかった。
 しかしこれは見る価値のあるバカ映画であろう。極めてスタイリッシュ、かつグロ、その上ギャグが変に多かったりする。とても不思議な感覚である(マトリックスのパロディで弾丸をよけるシーンがあるのだが、動作が速すぎて弾丸が通り過ぎる前に起き上がり、当たってしまう、って、おい)。

 その後、なんだかんだで朝の3時過ぎまでダベリング。説明不要のバカ話は楽しいなぁ。
 ちなみに今回のなべは「どんこ汁」とかいう魚の鍋である。



2002年03月15日(金) 一般と特殊の狭間

 一度書き込んだのに、なぜか消えてしまった…。仕方がないから、適当な事を書こう。

 今日は会社の歓迎会。もちろん私の、ではない。
 しかし異動してきた人の中には、ボソッと「本当は来たくなかったんですよ」という人もいた。まあ仕事をばりばりやってきた人にとっては、やりやすい環境ではないかもしれない。でもとりあえず、頑張ってもらうしかない訳だ。

 席上、来年度の親睦会披露もあり、結局会長をやらされる事になった。
 でも、今年はマニアサイドに思考がシフトするかもしれないので、一般対象の企画を立てられるか、今ひとつ自信がなかったりする。こういう状態の時って、結局中途半端になる可能性があるから怖いんだけどね。
 
 とにかく今年は、ESIFCONの実行委員長をやらなきゃいけないし、明日花巻でやるチャウチャウ・エイドをチャウ・コンに昇華して、なんとか「ただの宴会コンベンション」を継続開催しようと目論んでいるのだが。
 やはり今回のきっかけは、正明さんの復活コンとして「チャウチャウ・エイド2・正明さんの逆襲」であろうか。花巻だと、いろんな人が来やすいだろうし。

 まあとりあえず、親睦会の企画を検討しなきゃ。うまく考え付くかどうか、いまいち自信がないなぁ(こういう時って、やる気が希薄なんだよ)。
 さて、どうなる事やら。

 そうそう、帰宅したら「ふろヰ道本部」からオリジナルCDが届いていた。1曲目からいきなりかっこいい。ジミ・ヘンの影響下かな、という感じだが、とにかく我々の世代の「ロック」である。



2002年03月14日(木) 今日のお買い物

 投げ売りしてたLDを買う。
 デヴィッド・ボウイの「ジギー・スターダスト(1973)」と「グラス・スパイダー・ツアー(1987)」の2枚である。あとはT.REXが欲しいところだ。

 しかし買う時、店の人に「LDですけど、いいんですか」と言われてしまった。もう本当に過去のアイテムと化してしまった訳だ。
 思わず「いや、こういうのは安い方がいいんですよ」等と訳の判らない事を口走ってしまう。

 ところで数日前に買った、富野由悠季の「映像の原則」をパラパラと読み始める。まあ映像に関する教科書みたいな本である。この人の映像理論がこうなっていたのかと、とても良く判るので、改めて過去の作品を見たくなってしまう。
 
 しかしこの本の中に「ストーリーがまとまらず、時間切れで原稿を制作に手渡さなければならない場合、ラスト・シーンに、その物語に出てきたキャラクターを全員集合させますと、たいていまとまります。これが究極的な秘訣です」とあった。
 思い返すと、う〜ん、なるほど…。

 でもこの文章には「バカにしていいですよ?」と続くのである。こんなところがいかにも富野らしいと思う。



2002年03月13日(水) 今日は買わない

 以前グッピーもどきサンダーバード2号を買った店に、「1号」「3号」「4号」「5号」が置いてあった。コンプリートすれば壮観であろう。
 でも買わない。なんたって、かっこ悪いのである。

 基本的にデフォルメ・モデルは、よほどセンスが良くなければ買う気にはならない(そういう意味では、鳥山明のセンスは抜群だったなぁ)。
 この点に関して、京本政樹の「オリジナル・フロップまたはオリジナルに限りなく近いレプリカにしか興味はない」という発言にはとても共感してしまう。本当はそうなんだよねぇ。
 
 だからブリキのおもちゃで、かなりヘンな造型の怪獣とかを「喜んで現在買っている人たちがいる」というのは、とても異常だと思う。
 ノスタルジー? いや、私も子供の頃そういうのをおもちゃ屋で見たが、欲しいとは思わなかった。かっこ悪いと思っていたし現在もである。やはりセンスの問題であろう。
 もちろん当時の技術では、どうしてもリアルにできず、妥協しなければならない部分はあった。そういう事情も判る。だがなぜ今になってそんな物を出す必要がある。
 
 現在の日本の造型技術、金型技術などは世界に誇れるものである。そんな高度な技術を活用しないとは、バカである。



2002年03月12日(火) また押井で金を使う

 ニュータイプ4月号を購入。

 いや、ほんとは買いたくないんだけど、パトレイバーWXIII絡みの宣伝媒体であるDVDが付いてて、押井のインタビュー付き。仕方あるまい…。
 インタビューは、バックのジオラマから、六本木で行われた「How to Make TOKYO」というやつの会場撮りであると思われる。

 内容はなかなか興味深い、というか、いままで押井の持っていたパトレイバー制作に対するもやもやを、ある程度明確に語っている。これだけでも、とりあえず購入価値はあったというところか。
 OVA第一話についても「方法論としては非常に良くできたし、結果としても非常に良い仕事をしたと思っている」と語り、その根拠も語っていた。これもなかなか面白い内容である。

 しかし今回のミニパトについて述べている中で、色々好きな事をやらせてもらったが、あとは売れればそれで仕事として完結する、というような事を言っていた。
 やはりこの人はプロデューサー的な視点で仕事をしている。つまり売れなければ作品としては失敗作だと明言しているのであり、これは「作品としてはいい出来だけど売れなかった」という言い訳を許さないのである。
 売れて初めていい作品たりうるという事なのである。

 でもそういう考え方で、いい実写作品を作って欲しいよなぁ。



2002年03月11日(月) 恐怖の頭脳改革ふたたび

 まこさんの掲示板で教えてもらい、昨日のCDについての推察が載っている所を見た。
 それによるとRHINOが昨年出したDVDオーディオ盤の、2チャンネル部分のみを使用したトンデモ盤ではないか、という事である。なるほど、そういう事もありうるか。でも、何のため???

 実際、そう言われても別音源の可能性を否定できないほど、ヴォーカルは別物に聴こえてしまう。
 真相はいかに。誰か解明してくれ〜。

 
 ところで4月頃に、コナミのキャンディトイでサンダーバード・シリーズがでる予定である。写真で見るととんでもなく出来がいい。
 ラインナップは「サンダーバード2号」「サンダーバード3号」「サンダーバード5号」「磁力牽引車」「高速エレベーターカー」「ファイアーフラッシュ号」である。
 今回は全部ゲットするぞ〜。



2002年03月10日(日) 恐怖の頭脳改革

 今年の正月にEL&Pの「Brain Salad Surgery」を購入していた。
 King Crimsonの「In The Court Of The Crimson King」とどちらが多いかは、私も良く憶えていない。まあ老化現象であろう。
 
 ところが今回の「Brain Salad Surgery」(Sanctuary Record CMRCD201)を聴いた時、異常な違和感を覚えたのである。デジタル・リマスター盤なので、通常盤のCDや昔のLPと比較すると、多少の違和感を感じるというのは良くある事ではある。
 しかし今回のは、違和感どころの騒ぎではない。1曲目の「Jerusalem」がまるで別のヴァージョンである。
 
 まずヴォーカルが強調されていた。これは良くある事で、私自身は好きではないがあまり驚くような事ではない。しかしどうも息継ぎが違う。しかも37秒目のGodの部分に至ってはまったく別である。さらにとどめは45秒目から1分11秒までのヴォーカルで、本当にこれGreg Lakeなのか?というくらい質感が違っている。

 ここまで違うとデジタル・リマスターという表記に疑問を抱かざるをえない。誰がどう聴いたって、別物だよこれは。
 ちなみにここしばらく「Brain Salad Surgery」は、RHINOのR272459を聴いている。ほとんどLPと同じなので安心して聴けるのである。

 なんかこうなると日本盤のデジタル・リマスター盤も買っておけばよかったかなぁ。比較してみたくなったぞ。



2002年03月07日(木) また楽しみがひとつ減った

 高橋克彦「霊の柩」(たまのひつぎ)を読んだ。

 まあなんと言いましょうか、この人完全にあっちの世界に行っちゃったんだなぁ。元々そういう傾向があったけど、少なくとも小説の中ではそれをある程度抑えていたから楽しく読めたのに…。この作品では完全に向こう側へと行ってしまった。

 彼の「写楽殺人事件」を始めとする浮世絵シリーズを読んだ時には、もう純粋に感動してしまったし、「総門谷」を読んだ時は半村良の再来か、と期待したもんです。
 その後色々読んで、「龍の柩」まで来た段階まではかなり楽しく読めたのに「続・龍の柩」では、前作の仮説を証明するための旅と称して仮説の元になった事を証拠としてしまうという、ある意味マッチポンプをしてしまった。さすがに「あれ?」である。
 
 そしてこの「霊の柩」では、ひたすらあっちの世界についての持論を押し付ける事に終始してしまっている。つまりトンデモさんの世界である。少なくとも私にはそう感じられた。

 残念だなぁ。好きな作家だったのに(私はジャンルではなく作家で読む傾向がある)。

 こうなると、出たらとりあえず買う作家は、神林長平だけになってしまうかな。もっとも、最近似たようなパターンが繰り返されているように感じて、少し気になっているが…。



2002年03月06日(水) 山田正紀と押井守

 SF Japan Vol.4を購入。山田正紀の「神狩り2」が載っているためである。
 でも買ってみたら、今年の9月にさらに書きおろしを含めた単行本が出ると書いてある。しかもこれにあわせて「神狩り」の完全版も出すという。まあ「神狩り」の方は第3章の文体が違うから、それもいいか。
 という事は2冊同時に買うはめになる、と。

 しかし「神狩り」は、当時SFマガジンで読みとても驚いたが、あれから28年か…。遠くへ来ちゃったなぁ。

 ところでこの本、山田正紀と押井守の対談が入っていたのはラッキー。
 今回の「神狩り2」はどうも神の不在がモチーフらしいが、このへん見事に押井と似ている。つまり「本来あると思っていたものが、実は存在しない」というやつだ。

 しかし超越神学から少しころがすと神は不在となり、天使は人間との接点のために必要上出てきた、という会話があった。
 すると神の不在をカバーするための「補完機能としての天使」が存在するなら、日本の八百万の神という概念も根は一緒と考えられないか。つまり「不在の神」という概念があれば、世界中の宗教は大元で一本化されるのでは、などと思ってしまう。
 ま、ただの思いつきだけどね。

 
 押井といえば、スニーカー4月号も買う。「立食師列伝」が連載中だから、仕方なく買っている。へたすると単行本になる前に連載打ち切り、なんて可能性もあるからだ。
 内容的にはあまり評判は良くないらしいが(連載している雑誌が悪いよなぁ)、個人的には非常におもしろく読んでいる。ぜひこのまま暴走し続けて欲しいものである。
 
 しかしこの雑誌、それ以外に読むところが全くない…。



2002年03月05日(火) なんてこった

 一昨日までは、単に表示が消えていた「イマイ」のホームページに、今日「業務停止の案内」が載っていた。噂どおりだった、という事である。
 非常に残念な事態になってしまった。

 さて、まだ入手していないプラモはどうしよう。市場から消えていくのが早そうな気はするが、なんとなく無理してまで買うのもためらわれる。
 ムーンベースの復刻版なんて、あまりいい出来とはいえないので、値段が高いこともありどうも触手が動かない。いずれオークションなんかで高値を呼ぶのであろうが、まあ勝手にやってくれ。

 ただ、ジェット・モグラのエッチング・パーツとサンダーバード2号のメタル製伸縮ギアは欲しかったなぁ(こちらでは見た事がないけど)。
 ま、田舎に住んでる宿命とあきらめるか。

 しかしイマイはここ数年、サンダーバード2号のカスタムばっかり出していたが、なんかMGCが倒産した時と似てるなぁ。MGCもガバメントのカスタムばっかり出して、「大丈夫なのか?」なんて言ってたら、やっぱり潰れたし。
 そりゃそうだ、一般的な人が同じ物の別ヴァージョンを、そうそう買える訳はないんだから。

 サンダーバード2号は、数年前に新金型でリアル・ヴァージョンを出したところまでは良かったのだが、その後「ゴールド・メッキ」「グリーン・メッキ」「クリア」「クリスタル・クリア」「フライング・タイプ」「パーフェクト」と同じ型で次々出し続けていった。
 これを全部買えというのは酷な話である。さすがの私も「ゴールド・メッキ」にはあきれてしまい買わなかった(つまり、他はみな買ったと言う事であるが)。

 さて、当面の問題は「金型はどこに行くのか」だな。



2002年03月04日(月) また逝ってしまった…

 通販で頼んでいた「みず谷なおき遺稿集」が届く。
 
 「人類ネコ科」からずっと読んでたマンガ家だったのに、1999年2月、いわゆる突然死というもので他界してしまった。話の途中だったものもあり、非常に残念である。
 
 本筋とはあまり関係ないが、この人はバイクアクションとか描かせると実にうまかった。まるでワイルド7のようである、と思ってたら望月三起也のアシスタントをやっていた事もあるとか。確かに全盛期のワイルドそのままな描写であった。
 コメディ・マンガの中にああいうシーンを入れるのが、とてもうまい人だったと思う。まあ本来アクションが好きだったんだろうけど。

 なんて書いてたら、半村良の訃報である。去年久々に「亜空間要塞」「亜空間要塞の逆襲」が出てたので、家で探すのも大変だからと買って楽しんでたのになぁ。
 でもこの人、小松左京より先に逝くとは思わなかった。

 
 ところで今日、なじみのCD屋から「ミスター・ビーン」のテレビ版DVDが出るとの連絡があった。しかし調べてもノーカット版かどうか不明である。
 日本で放映されたのはかなりカットされた物で、過去のソフトはすべてそれと同じである。輸入版は完全な形だけれど、字幕がないし、ビデオだし。
 
 さて、どういう形で出るのだろうか。もちろんノーカットだったらLDボックス持ってるけど、買うぞ。



2002年03月03日(日) テレビ・ドラマに懐古する

 一日PCで遊ぶ。バカである。
 
 BGMに「THE A TO Z BRITISH TV THEMES」をかけてみたりする。しかしこれ、60年代から70年代にかけてのイギリス・テレビ・ドラマのテーマ曲集なのだが、本当にABC順に入っている。こんなのも珍しいのではないか。
 したがって一曲目が「THE AVENGERS」から始まる。懐かしい。
 実はこのCD、「秘密指令S」が入っていたというただそれだけのために買ったのだが、なんと「魔法使いキャットウィーズル」も入っていた。これはラッキー。ちなみに見つけたのは、渋谷のすみやで、1996年EL&Pのライヴを観に行った時の事ある。
 
 しかしいろんなテレビ・テーマ集というのが出ているが、私が欲しい曲に限ってなかなか入っていなかったりする。なぜだぁ。
「インターン」「エンデバー号の冒険」「電撃スパイ作戦」「ジグザク」とかが入ったテーマ集は見た事がない。「インターン」なんかはこれ一曲のために買ってもいいと思っている。
 そう言えばこの「インターン」、テレビでの再放映もなかった。「ER」がヒットしたんだから、今更だけど再放映してもいいと思うのだが。もう30年前の作品ではあるが…。

 再放映がなかったし、ソフトも出ない作品って、結構多いなぁ。まあイギリスとかの作品じゃ、一度版権が切れると再契約はむずかしいのかね。

 もっとも日本国内の作品でも同様のケースがあるのはなぜなんだろう。
 20年位前に「87分署シリーズ」を原作にした「裸の街」という作品があった。結構原作のイメージを壊さずに頑張った作品だったのだが、再放映がない。やはり主役の奥さんが、原作通り聾唖者というのがひっかかっているのだろうか。
 
 ソフトが出たら買うんだけどな。



2002年03月02日(土) 「テルミン」を観る

 ようやくDVDで「テルミン」を観る。
 この映画、なんと1993年制作なのだが、つまりテルミン博士の生存が確認され、急遽取材して作った、という感じである。つまりドキュメンタリーとしては非常に浅い作りとなっている。
 それでも登場する人々はみな、テルミンに未来を見ていたという事で、いい時代だったのだろう。実に楽しそうである。

 ただラストのテルミン博士とククラ・ロックモアのシーンは、ストレートに歳月の経過の残酷さを表わしてしまっているように思う。もちろん制作サイドにそんな意図はなかったと思うが、やはり自分も人生の半ばを完全に過ぎてしまっているから、なおさらそう感じてしまうのかも知れない。
 
 しかしテルミン博士をみつけたという事でこんな映画を作ってしまうのだから、アメリカではテルミンという楽器は比較的メジャーな物なのであろうか。
 なんでも記録映像を作ってしまうというのは、ちょっとうらやましい環境ではある。
 そもそも日本では一部の人しか知らない事については、完全に無視される傾向が強いから、きちんとした記録が残らないという事も多いのである。困ったものだ。だから最終的には年寄りの記憶のみで美しいものになってしまう。
 
 まあ私もそういう事を言い始めているかもしれないから、注意が必要か…。

 
 夜、いわさき氏から電話。「ロード・オブ・ザ・リング」はかなり面白いとの事。映画として実にうまくまとめてあるらしい。ただ訳語に少々問題あり、というか違和感があると言っていた。
 まあ字幕の少ない文字数でできるかぎり判りやすく伝える、というのは大変な作業ではあろうが、固有名詞に準ずるものは、一般に売られている訳書をベースにした方が、観る方も判りやすくていいと思うのだが。
 いずれ観る必要があるか。

 ちなみに「修羅雪姫」は終わっていて、観られなかったそうな。私もちょっと興味があったのだが。まったく田舎にいるとお互い苦労するなぁ。



2002年03月01日(金) 成田亨氏死去

 2月27日に成田亨氏が死去とのニュースを見る。
 昨年12月7日に小松崎茂氏も他界している。日本の特撮界に多大な貢献をした人である。いや日本のサブカルチャーへの貢献と言った方が適切かもしれない。

 やはり映像のデザインというのは、一種独特のものがなといけない。成田氏のデザインは常識を超越したところから始まっていた。もちろんそれを実際に形にした造型担当者も素晴らしかったが、やはり基本のデザインが重要である。
 今の怪獣物を見るとデザインに特徴が全くないし、新しい物を作る力もほとんどないようである。だったらウルトラマンの新作なんか作らなければいいのである。
 金もうけのためだけに作り続けると、そのうち見捨てられるのがオチであろう。

 ところで成田亨氏は昨年、青森に来ていたのである。彼の美術展が開催され、さらに子供相手の講義もしたらしい。
 生前会える最後のチャンスだったのかと思うと悔しい。いや、年齢を考えると、こんなに早く他界するとは考えていなかったのだから、仕方がないか。


▲ 日記ログindexへ ▲
1号日記2月へ     1号日記4月へ