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2002年05月29日(水) 懲りずに続く

 昨日に引き続き、サンダーバードを求めて他のローソンに行ったら…、ないんだな、これが。
 棚の状況を見ると、初めっから置いてないようだ。うーむ、これは困ったぞ。

 ちなみに今回は、5枚一口の応募券がついているので、これのためにももう少し買わないといけないのである。

 ところでVol.1は、ペネロープがレア物で1/40なのだそうだ。私は要らないからどうでもいいが、他のメカが1ケース(10個入っている)あたり、エレベーターカー、磁力牽引車、ファイヤーフラッシュが各1個ずつしか入っていないらしい。
 こうなるとエレベーターカーを4台揃えるのは、至難の技かもしれない。なんたって、物自体がなかなか置いてないんだから。

 でもそうすると昨日私の他に1個買った人のは、2号だった可能性が非常に高い訳だ。あるいはペネロープかも知れない。その他のメカが出た確率は低いぞ。



2002年05月28日(火) ようやく入荷

 昨日正式発売だったコナミの食玩「サンダーバードVol.1」が、ようやくローソンに入荷した(いや、昨日今日と探した探した)。とりあえず6個、夕方3個買う。
 という事は誰か1個買った奴がいる訳だ。

 9個の内訳は、サンダーバード2号×1、3号×2、5号×2、磁力牽引車×2、ファイヤーフラッシュ×1、エレベーターカー×1、である。
 とりあえずペネローブがいきなりダブるという悲劇は回避されたが、少なくともエレベーターカーがあと2台、できれば3台欲しい。まあかなり難しいと判ってはいるが。

 とにかく今回の原型は、すばらしいの一語に尽きる。最終的な製品では、塗装にちょっと問題があるが、原型がしっかりしているから許せるのである。以前のガシャポン版は、どうでもいいと思える位、出来がいい。

 ちなみに今回がVol.1で、8月にVol.2が予定されている。問題はそのあとで、Vol.3とVol.4ではあの「スカイダイバー」や「イーグル」が控えているという。今回の出来を見る限り、これは絶対に外せないアイテムである。
 
 さて、明日は別のローソンに行って見よう。



2002年05月27日(月) 確かにふたつで充分だ

 なんか色々なサイトを渡り歩いていたら、結局自分がブックマークしていたところに戻ってくる事が度々ある。

 先日もあるところからフレードランナーの情報を探していったら、情報源はすでにブックマーク済み…。なんだかなぁ。もちろん更新されていた部分をまだ見ていないという訳だが。

 ちなみに、ブレードランナーと言ったら例の「ふたつで充分ですよ」の「ふたつ」とは何を指すのか、以前から議論になっていた。当然私も最初はヌードルの玉数だと思っていたが、その後卵かなんかの数かも知れないと思うようになった。
 そのうち天ぷらの数ではないかと言う話も聞いたが、最近のネタでは、なんとエビの数らしい。しかも丼物の上に乗っているかなり大きい奴である。
 そりゃ、ヌードルと丼物じゃあ、ちょっと多いなぁ。

 でもこれは、映画のフィルム上では確認できないので、見た人がそれぞれ解釈する事でいいと思う。誤解されるのがいやなら、きちんと映せばいいだけの話だし、本編には関係のない、ディテールを演出する上でのシーンなのだから。
 まあそれを承知で議論するのも、映画の楽しみのひとつではある。

 この手の謎に関して、もうひとつ。
 モンティ・パイソンのメンバーであったジョンの名字、「クリース」なのか「クリーズ」なのか正確なところは不明であった。
 でも某サイトのメンバーが本人に直接聞いたところでは、「ズ」に近いという事であった。昔は確かに「クリース」と表記されていたが、やはり日本語の特徴で「ズ」が「ス」に変化する事が多いらしいから、やはり「ジョン・クリーズ」が正しいのだろう。
 ちなみに「父はクリーズ、母はクリースと呼んでいた」等という情報もある。

 などなど、いろいろな情報が飛び交っている。もっともそれが100%正しいという保証がないのもネットの特徴で、あとは自分の情報処理能力とカンの勝負だな。



2002年05月26日(日) モデルガンって、絶滅品種かも

 書店で「[名銃図鑑]モデルガン」というムックを見つける。中を見ると金属モデルガンの歴史であり、意外といい。完璧にノスタルジーに浸れるのだが、価格が\3,500也…。

 でも結局買ってしまった。なにせ辰巳出版という会社が発行しているので、これを逃すと少なくともこちらでは入手できないだろうと思われたからだ。
 この時三冊置いてあったのだが、私が悩んでいるうちに一冊なくなっていた。意外とモデルガン・ファンって健在なのか。世の中はエア・ガン・ブームであり、作る方も買う方も皆エア・ガンばかりなのに。

 この本は複数の執筆者で構成されているが、その中のひとり、くろがねゆう氏が私と同い年とは知らなかった。どうりで感性が近い訳だ。
 事、金属モデルガンに関しては、法律により二度も規制されている都合上、ある年齢でないと現物にすら触れないのである。したがって現物で遊び、当時の空気も理解でき、かつ現在も「モデルガンを趣味の一環としている」人というのは、かなり少数なのではないだろうか。
 時代を同時に体験した、という意味では学生運動みたいなものか(違うよなぁ)。

 そういう意味ではこの本、少し価格は高いが、なかなか良い作りになっている。カートの発火方式の説明もあったりするし、写真もモデルガンそのものは原寸での掲載であり、当時入手できなかったものに関しては、理解を深めてくれる。

 しかしこの内容だと、パート2が出そうだなぁ。どう考えても、モデルガンの歴史上これは外せないだろうという物がいろいろ抜けているからだ。もちろんハンドガンだけでの話で、である。ライフル系を入れ始めたら、パート3も必要だ。
 でもそれは、売り上げの結果次第なのは明白だ。売れなければ出さないのは、当たり前で、特に最初が売れなければ、パート2はありえない(あれ、以前出ていた「モデルガン・グラフィティ」って売れたのかな。同じ出版社なんだが)。

 ところでネット・オークション上ではそれなりにモデルガンは取引されている。
 でも、明らかな非合法品を堂々と出す奴も時々見かける。知らずにやってるんだろうけど、迷惑な奴だ。世の中には、無知が許される事と許されない事があるのに。
 逮捕されても文句は言えない事をやってるんだが、それに気づいてないとはバカな奴だ。

 それに高値をつけて参加する奴らもバカだが。

 [追加]
 これを書いてアップした後、冨木さんから電話がきた。
 7月21日、11時30分からの結婚式に出られるかの確認だった。当然行くと返答する。冨木さんの式だもの、こちらに不幸事がない限り行かなきゃね。



2002年05月25日(土) はぐれコブラが飛んでゆく

 今日は子ドングリの運動会で、朝はそこそこ晴れていた。

 校庭に行くと、その上空をゆっくりとヘリがたった一機で旋回していた。300mmのレンズで見たら、AH-1Sではないか。対戦車攻撃ヘリが、たった一機で何をしている???
 普通は複数で飛んでいるのに不思議だ。運動会を見に来たのか???

 その肝心の運動会は、結局晴れたり降ったりの繰り返しで、後半部分が火曜日に延期となる。こうなると開催側も見る側も大変である。

 そんな一日だったが、夕方はS家にお邪魔する。本当にお邪魔じゃないのか、ちょいと不安。ちなみにK家も一緒である。
 相変わらず、次々と話が飛んで楽しく過ごす。しかし両家のお子さんは、会うたびに進歩して子供になっていくようだ(今はまだ嬰児ね)。次に会う時はきちんとしゃべってたりして。

 で、この時私は「ロックエイド・アルメニア」と「メイキング・オブ・スモーク・オン・ザ・ウォーター」のLDを持って行った。これはアルメニアが大地震で壊滅的被害を受けた時、救援活動を援護すべくチャリティー目的で、当時のロック界の大物を集め「スモーク・オン・ザ・ウォーター」をリメイクした時の映像である。
 リッチー・ブラックモア、デイヴ・ギルモア、トニー・アイオミ、ブライアン・メイ、キース・エマーソン、クリス・スクワィア、イアン・ギラン、ブルース・ディッキンソン、ポール・ロジャースなど、結構なメンバーだ。
 「ロックエイド」の方は、直接参加できなかった連中などが曲を提供して、その売上を寄付するという主旨である。
 どちらもチャリティー目的だが、内容はすばらしいものがある。

 その「ロックエイド」の中に、ゲイリー・ムーアの「アフター・ザ・ウォー」とブラック・サバスの「ヘッドレス・クロス」も入っており、どちらもドラムとしてコージー・パウエルが参加しているのだが、実は彼の映像というのはあまり多くなく、今回の映像は意外と貴重な物である(実際、早すぎた死だよなぁ)。
 多分ウケたと思う。

 これはCDも出ていたが、現在ではどれも入手は困難であろう。今発売しようとしても版権の問題がクリアできないかも知れないが、埋もれたままにしておくのは惜しい作品である。



2002年05月24日(金) 意外とお宝があるのかも

 映画秘宝を買う。本当に、本当に月刊化している。あんな内容で、良く続くものである。素直に驚いてしまう。
 と、ここしばらくは、毎月同じ言葉を書く事であろう。

 ところで、復刻関係の声を募集しているサイトが、いくつかある。ある程度まとまったらメーカーへ圧力をかける訳だ。
 そのうちの一つには、現在のCDジャンル別募集トップテンが載っている。
 何気なく「その他」を見たら、「紅い眼鏡」「ガンヘッド」「タモリ」「タモリ2」「タモリ3」「生福」と、家にあるのばかり上がっている。いいんだか悪いんだか。
 でもこのラインナップで、ちょっとだけエリート意識を持ってしまったのも事実で、やはり自分は小市民なのだと何度目かの認識をしてしまう(ちなみに「タモリ3」だけはLPしか出てないはずだ)。

 ところで「紅い眼鏡」は、映像を見た段階で気に入ってしまい、LDとサントラLPを購入したのである。その後CDが出たが、内容が異なるため、これも迷わず購入した。やはり後の川井サウンドの原型である。メインテーマはかっこいいし。
 で意外とこれはあちこちで使われており、欲しいという人が結構いるのもうなずける。なんたって以前NHKの「ためしてガッテン」では、ある回でのほぼ半分のBGMに使用した事すらある(まあ教育では川井自身に音楽を担当させ、まるで「紅い眼鏡」という曲もあったりするくらいだから)。

 ちなみに川井憲次のアルバムで、一番好きで何十回も聴いているのは「御先祖様万々歳」である。LDボックスに付いてきた非売品だが、これは傑作である。

 聴いた回数では、ビートルズの「アビイロード」といい勝負かもしれない。



2002年05月23日(木) なぜに「ガンヘッド」を見るか

 久々に「ガンヘッド」を見る。もちろんどうでもいい所は飛ばして、だが(だから映画なのに「観る」ではなく、「見る」なのだ)。

 公開当時に劇場で見て、そのあまりのつまらなさにLDなんか買いもしなかった。でも最近、中古ビデオで500円だったので、ついつい買ってしまったのである。
 しかし何度見ても面白くはない。売りのガンヘッド自体をうまく演出できていないためだ。もちろん脚本も大した事はない。まあ全体に演出がへただと言える。

 でも中古とはいえ買ったのは、一ヵ所だけ素晴らしいシーンがあるからだ。 
 それは後半、あのエアロボット(通称サソリメカ)との戦いの直前、タワー内でのミサイル飛翔シーンである。
 これは今見ても素晴らしい。3基のミサイルがカーブを描いて狭い通路をすごい勢いで飛ぶのだが、スピード感も重量感もあり、よく見ると床から砂煙も上がっている。とてもあの頃の腐った東宝とは思えないショットに仕上がっている。

 ここで驚くのは、このシーンは全て吊演、つまりワイヤーワークのみで、合成、CGIとも使用していない一発撮りなのである。やはり物理的に勢いのある飛翔体というのは、見ていて迫力が違う。
 私も色々な映画のミサイルシーンを見てきたが、古今東西これに匹敵する迫力のある飛翔シーンはほとんどないのではないか。もちろん着弾時の迫力だけで言ったらもっとすごいシーンはあるだろうが、たった3基のミサイル飛翔でこれだけの迫力というのは、そうそう見当たらない。
 この映画は、本当にここだけが語るに値する。

 もちろんいろいろな素材は良かったのだから、もうすこしがんばれば良い映画になった可能性はあったと思う。実に惜しい、できそこないの映画である。

 で、この映画の4年ほど後に「ゴジラVSビオランテ」が公開され、これをピークに特撮・怪獣映画は昭和ゴジラと同じ道を歩み、その後平成ガメラの登場により、ようやく日本映画も新しい世代がリードできるようになったのである。

 ちなみにVSビオランテでは、私の知る限り「唯一のシリアスな」エリートの役(ほとんど主役)で、高嶋弟が演技をしている(意外とかっこいいぞ)。今となっては信じられない事だったのかもしれない。



2002年05月22日(水) グチ

 今日はグチだけの日記。どっかに書かないと気がすまないので書いただけ。だから読まない方がいいよ。

 会社が6月から全土曜日を営業日にするとの事。しかも運用については何も考えておらず、修正しながら運用するという、どこかの国の政治屋みたいな事をぬかしている。

 いや、普通の営業日にするというのならまだ判るが、社員を交代で出勤させるという。
 客の利便を考えた結果と言うが、1/4ずつ交代の出勤で何ができるというのだ?
人事では、「これで皆さんの休みは今より増えます」なんて事を言っているが、営業は外回りと言っても大抵は休みだし、客が倉庫に商品を取りに来ると言っても倉庫の人がいないのでは、出す事なんかできない。事務は人がいなくても締め日が来るし、請求書や手形発行があるから、結果として前より出勤日が増えるのである。

 という訳で、今現在、私の来月の休みがいつなのか、さっぱり判らない。当たり前だ、組織の運営者が全く何も決めていないのだから、末端の人間が判る訳がない。
 しかし、土曜出勤の発表自体は先週、土曜を正規営業日にすると決まったのが今日。本当にバカだ。来週なんだよ、判ってる?

 取引先が次々倒産して大変だとか言いながら、なぜこうもバカなんだろう。ま、理由は簡単で、危機感を持っているのが社長だけで、取り巻き連中がのんびりしているからだ。仕事中に山歩きだのつりだの俳句だのの話をあちこち電話でしているような連中ばかりだからね。ほら、高度成長期時代に育ったような奴ばっかだから。

 うちの会社、もう長くないかも知れないなぁ。実際ここ数ヶ月で、不渡り手形を数億もくらってるし。もう少し若けりゃ、さっさと辞めてるところなんだが…。

 そういや10月から賃金の大幅カットも行われる。住宅手当なんかもなくなる。でも現在役職についている人は今以上にもらえて、役職ではない40〜50前後の人が軒並み大幅に減額となリ、しかも今後増えないのである。
 うまいよなぁ、人事の連中。自分たちが損しないように作ってるよ。



2002年05月19日(日) 冨木さん結婚!

 DATECON FINAL 会議室に、まこさんより「冨木さん結婚」の報が入っていた。
 これはとてもめでたい。ついにと言うかやっとと言うか(ごめん)、でもとにかく本当に良かった。
 私が結婚した時、年賀状に「裏切り者〜」と書いてあったのが懐かしい。

 しかし周囲には、結婚していない友人がまだたくさんいる。気がつけば、もう50になろうという人もいる。
 なんかみんな若いと思っていたが、もう50というのが射程圏内なのである。最近は本当に時間がたつのがとんでもなく速く感じてしまう。まさにターボ全開である。
 
 これまでは事故や病気で他界した友人がいた訳だが、気がつくと老衰で死去、なんて事になっているかもしれない。いやマジで。



2002年05月18日(土) サンダーバードの特集記事

 「グッズプレス」6月号に、サンダーバードの特集記事ありとの情報で、本屋で確認後購入。
 確かにこの手の宣伝記事にしては14ページと量がある。内容もまあまあというところであろうか。内容はすべて商品に関係している物であり、今後が楽しみという物もあるが、もう発売中なのに載っていない物もある。宣伝を兼ねているから当然かも知れないが。

 しかし以前から存在は知っていたが、10万円のスコットの人形なんて誰が買うのだろう。前にも書いたが、サンダーバードに関して、人形に興味はまったくない。
 そもそもサンダーバードの魅力はひたすらそのメカニック描写に負うところが大きい。だからこそ人形を操作するワイヤーはわざと見えるようにして、メカのワイヤーはほぼ完璧と言っていいくらい、見えないように処理されている。
 もちろんCG加工なんて夢どころか想像すら出来ない時代の番組であるから、ひたすら手作業で見えなくなる工夫をしているのだが、実に見事である。

 しかし実は、ワイヤーが見えるかどうかというのは些細な問題であり、本来のメカニックな動きをいかに説得力を持って見せるか、という事の方が重要なのは言うまでもないが、これが現在の特撮関係者にはよく判っていないのである。
 空を飛びそうにもない形をした飛行体、いかにもアンバランスな重量配分のメカという根源的な問題からして異常なのに、誰も指摘しない。まあスポンサーとの兼ね合いもあるのは理解できるが…。

 ところでサンダーバードにおいては、汚し塗装なんかの方が有名になってしまったが、むしろサスペンションの動きや動きに合わせた砂埃、またエンジン音などのちょっとした心配りが説得力を倍増しているのである。
 やはりスタッフのほとんどが空軍での軍務経験者であり、メカニック描写のコツを充分理解しているからこそ、あそこまでの描写が可能だったのだと思う。やはりメカニックの説得力というのは、実際にメカに触った事がないと表現するのが難しいのかもしれない。

 あと特撮の監督だったデレク・メディングスは、爆発描写の天才である。あれだけのミニステージでも、爆発時に地面が絶対に揺れず、また動いてはいけない物は動かず、動くべきものは動くように爆発させている。
 この時代のハリウッド映画でも、地面の固定はあまりうまくいっていない事からしても、これは天才的な技である。
 あとはカメラのアングルが実にいい。あんなに狭いスタジオですら真横、もしくは少し下からのアオリで撮っているのだから。

 やはりメカニックも爆発もキャラクターなのだ、という事を雄弁に語っている作品に仕上がっていた訳である。
 この辺の技術論を書きはじめると長くなりそうだから、止めておこう。そもそも日記にこんな事を書きなぐっても、理路整然とした物が書けるはずもない。
 いずれはサンダーバードについての自分なりの意見を、まとめておかないといけないかも知れない。

 そう言えば、イギリスの大手ファンクラブであるファンダーソンから、近々UFOのサントラが出るらしい。しかも二枚組みである。これは欲しいが、一応会員限定配布らしい。
 ぐわー、英語が出来ないから会員登録すらできないではないか。やっぱり勉強って必要だよなぁ。



2002年05月17日(金) 夏のロケット

 「夏のロケット」(by 川端裕人)読了。2日で読み終わるとは、軽い文章である。
 軽いとはいえロケットの説明は、なかなか判りやすく上手いと思う(登場人物が「それは何?」という聞き方が多いのが気になるが)。
 ただし私も宇宙開発に熱中した身として、いろいろ知識があるから簡単に読み進めたのかもしれないので、こういう知識がない人の意見というのも、一度聞いてみたいものである。

 コンセプトとしては、いかにもの青春小説であり、サントリーのミステリー大賞受賞という割には、ミステリー的要素は希薄である。筋はほとんど予想通りだからである。テロリストとの関係なんて、主人公達の行動を見ていれば、謎でもなんでもなくなる。
 要は「民間人にロケットが打ち上げられるか」というただその一点に全てが集約されている。そう、国ではなく民間人に、である。

 ラストは、この小説の書き方からしてふたつしか考えられない。つまり思い出として止まるか、次のステップへ進むか、のどちらかしか選択肢はない展開なのである。まあ途中の各人のセリフから、結果は予想されるし、事実その通りであった訳だが。

 しかし「少年の心」を熱くさせる小説ではある。こうしてみると10代の頃、火薬で遊ぶというのは必要な行為なのかもしれない。物を吹き飛ばすという行為ですら、結果として何かを飛ばす第一過程であろう。当時を思わず懐古してしまう。

 とにかく楽しく読めた作品ではあったが、年を取っても特に何のとりえがない人間には、己の絶望的な現実を認識させる残酷な小説でもある。



2002年05月13日(月) PFMはソフト待ちだな

 あちこちの掲示板では、今回のPFMのライヴ、概ね好評のようである。
 まあWOWWOWのカメラが入ったようなので、いずれ何らかの形で見る事はできるだろう。クリムゾンの時のように、放映後、同じソースでアングル違いのソフト発売というパターンも充分考えられる事だし。
 しかし見たかったなぁ。

 そう言えば今回のドリームシアターも結構評判が良かったし、意外と今年は当たり年なのかもしれない。秋頃にクリムゾンの来日が計画されているというが、こうなると絶対はずせないぞ。

 さて。
 今日は、昨日コピーしていたチャウチャウ・エイド・アフターレポートの製本が終了。後は送付だけである。しかし今回、表紙が自分的には非常に不満であるが、まあ仕方のない事ではある。GUNの使えそうな写真がなかったのだから。
 まあ今回は正明さんに送る事がメインだから、あまり遅くなってもダメだし、妥協も必要という訳だ。

 しかしつくづく思うけど、こんなのをムキになって作っている自分って、バカだよなぁ。
 楽しいから止められないんだけどさ。



2002年05月12日(日) あまり有意義ではない休日

 休みだというのにダラダラと過ごしてしまう。まあいろんな原稿作ったり、掲示板で遊んだりとそれなりの事はしているんだが、あまりいい時間の使い方はしていないような気はする。人生の残り時間もあまりないというのに…。

 と言いつつこの2日間で「モンティ・パイソン・アンド・ホーリーグレイル」と「アヴァロン」をDVDで観た。もう何度目になるのやら。

 「ホーリーグレイル」にはいろいろな特典映像が付いているのだが、その中の「ココナツの正しい使い方」が、つい最近作られたものだというのは驚きだった。もちろんこの作品でココナツとくれば、オチの見当はすぐつくが、それでも笑ってしまう。
 あとなぜか、レゴ(ブロックのあのレゴである)による映画の中のワンシーン再現フィルムが入っている。例の大殺戮結婚式直前のミュージカル・シーンの再現なのだが、これがかかると小どんぐりが走って見に来る。なんかあの音楽が気に入ったようだ。そのくせ本編には全然興味を示さなかったりする。なぜだぁ。

 「アヴァロン」は、見始めるとついついラストまでいってしまう。ただあの食事シーンとオーケストラのシーンだけは飛ばすのだが。
 オーケストラのシーンは何度も見ているとちょっと冗長だと感じるからで、これは「砂の器」のラストと同じであろう。
 食事のシーンは、やはりちょっと、ね。見ていて気持ちのいいもんじゃないな。
 しかしラストの女の子、いつ見ても怖い。これだけ怖いカットというのも、怪奇映画でもあまり見かけないのではないだろうか。
 あと劇中に出てくるモーゼルHSc、どこかでモデルガン化してくれないかね。まあ売れそうもなければSIGのP230でもいいんだが…。でもHScは結構売れると思うぞ。

 結局外に出たのは本屋巡りと、市内で唯一「ピストル・オペラ」を置いてあるレンタル・ショップへ何度か足を運んだだけである。
 しかし「ピストル・オペラ」はいつ行っても貸し出し中だが、これは私にソフトを買えという事か?



2002年05月09日(木) 不条理とオーバーと

 会社でのネタ。
 ある人の一番下の子供が、ホームセンターでひよこを買ったそうな。もちろんペットとしてである。なんでも比内鳥とのかけ合わせだとかで、それなりの鳥らしい。
 で、ペットだから名前を付けるという訳で、その子がいろいろ考えたのである。
 そして付けた名前が「きりたん」…。

 いや確かに比内鳥と言えば、きりたんぽ鍋ではあるが…、ああ、もう将来は決まったな。もちろん本人に食べるつもりはないと言うが、上の子はもう食べる事を楽しみにしているとの事であった。
 さて、一体誰がさばくんだろう。


 ところで昨日、NHKの「その時歴史が動いた」のテーマがヒトラーだったので、見てみた。
 例によって浅い作りであったが、まあ、ヒトラーの演説の映像なんかを見るためだからいいのである(ゲッベルスの事なんか、ほとんど触れられていなかったな)。
 しかしヒトラーはオペラの訓練で声も鍛えていたという。身振りの訓練だけではなかったとは、さすがである。一般大衆と言うものの本質が良く判っていた訳だ。

 で、見ていてふと誰かに似ていると思ったら、ジョン・クリーズにそっくりなのである。いや、逆か。ジョンが、ヒトラーの演説スタイルを真似るのがうまいのである。実にそっくりである。
 以前ジョンのあのスタイルを見た時、ヒトラーの真似をオーバーアクションで見せただけだと思っていたのだが、実はあれ、ヒトラーのストレートな演説スタイルだった訳だ。
 うーん、やはりおそろしい奴だ、若き日のヒトラーというのは。そして彼とゲッベルスというのは、コマーシャル・メッセージの天才だったのだな、やはり。
 生まれた時代が悪かったねぇ。

 そう言えば関根勤がやる「千葉新一のカラテの真似」って、最初はかなりのオーバー・アクションだと思っていたのだが、ビデオで見たらこれもまるっきり同じ、誇張なんてなにもない、ただの物まね(ったら失礼か)なのである。

 世の中、自分が考えているより、はるかにオーバーな世界のようである。



2002年05月07日(火) プロジェクトXって、おもしろい?

 NHKの「プロジェクトX」なる番組がある。かなりヒットしている番組である。確かに始まった当初は、巨大プロジェクトの話がメインで、やや不満があったもののそれなりに面白かった。
 
 しかし最近は、技術部分がますます軽視され、ほとんど「根性があればなんとかなる」という番組に成り下がっている。根性があってなんとかなるなら、なぜ日本は第二次世界大戦で負けたんだ?

 今日はホンダのバイクの話だったが、見ていてだんだん腹が立ってきて、途中で見るのを止めてしまった。これではエンジニアはただの工作屋でしかない。どうやって問題点を解決したのか、その本筋に全く触れていない。
 そして番組を作っている人に、バイクへの理解が全くない。もっともこれはバイクに限った事ではなく、技術やメカニックに対する愛着や理解が、番組スタッフから全く感じられないのである。

 どうもNHK総合は、文化系の思考だけで番組を作っているとしか思えない。もちろん文化系の思考が大事な番組もあるが、こういう技術系の番組で、根性とか人情とか言われても困る。
 今の作り方では、ある意味ビジネスマン向けの、それも営業向けの番組でしかない。なぜもっと技術を中心にした番組をやらないのだろう。NHK教育ではできるのに。

 以前、宇宙の解説物が流行った頃、ほとんど同じ内容を扱った番組を総合と教育で流していた。同じ内容を総合と教育で別々に作らせるという、非常にすごい事をやっていたのである。そして教育の番組は非常に判りやすく面白かった。
 この時総合の最大の欠点は、「どうなっているんだろう」という疑問に全然応えていない点にある、という事が明確になった。作っている本人達が判っていないから当たり前だ。だから教育の、一見難しい番組の方が判りやすいのである。
 そしてこの体質は、今でも全然変わっていない。

 はっきり言って、今NHKのオリジナル番組で、見るものは全くない。金を徴収しているんだから、もっとマジメに番組を作ってほしいものである。ニュースとドキュメンタリーに特化してもいいくらいだ。
 プロ野球なんかは、民放にまかせればいい。バラエティもしょせん民放には敵わないのだから撤退すべきだ。日曜8時のドラマにハイビジョンを使用するなど、技術のムダ使いの最たるものである。

 と、金を払っているからなんでも言わせてもらう。しょせんマイナーな意見で、誰も見向きもしないのは判っているのだから。



2002年05月06日(月) 明日から仕事か、気が重い

 ゴールデン・ウィークも今日で終わりだそうな。ニュースでは「大型連休の最後」なんて言ってるが、カレンダー通りの人間には、2つの小型連休でしかない。

 それはともかく、なんとか「ピストル・オペラ」を観たいので、市内のレンタル屋を廻ってみた。本来映画館で観たかったが、この辺では上映していないのだから仕方がない。
 で、あちこち廻ったが結局置いてあったのは1軒、しかも1本だけの上にレンタル中。まあこんなもんだろう。置いてある方が不思議なくらいだ。

 しかしこれがあったのは、ア×フ×系のレンタル屋で、なぜかこういう金融系の店ってマイナーな物が多かったりする。以前あったア×ム系の店には、なんとモンティ・パイソンが、映画も含めて全部置いてあった。
 でもこういうマイナー系が多い、逆にいうとマニアックな店は、いずれなくなるのである。やはり一般人は「タイタニック」とか「アルマゲドン」のような作品の方を借りるのである(そう言えば「OL進化論」の中では、「タイタとニック」「アルマとゲドン」ってソフト名だったぞ)。

 ちなみに「太陽を盗んだ男」はどこにもなかったが、なぜか「VERSUS」はそれなりに置いてあったりする。レンタル店に置く作品って、誰がどういう基準で決めるんだろう。


 ところで今回の4日間はPCを使う時間も多かったので、チャウチャウ・エイドの原稿は全部完成した。後は最終校正と、表紙を決めればいいだけである。
 
 ただそれだけなのに、どうにも表紙が決まらない。いつものようにGUNにするか、今回の参加者による集合写真にするか、迷っている。
 なにせ今回の発行部数は、参加者分7部+正明さん分1部の、計8部である。あまり凝ったところで仕方がないのだが…。



2002年05月03日(金) 太陽を盗んだ男

 子どんぐりのリュックを買うために出かけたら、昨年発売されたDVDの「太陽を盗んだ男」、しかも初回限定版が置いてあった。
 買えという事だな、という訳で購入。

 本編は今回の発売のために、ブラッシュ・アップしたそうで、確かにきれいな画面になっている。この作品を愛する人たちが、一生懸命になってソフトとしての質をあげようという努力の成果である。

 ところで、世の中でDVDはきれいだという誤解がまかり通っているが、元々ダメなマスターを使っていれば、全然きれいな作品にはならない(高性能のコピー機で汚い原稿をコピーしたって、きれいにはならないのと同じだ)。
 いいソフトというのは、ただ単にデジタル変換しただけではだめで、熱意があるスタッフが変換作業をしないと、DVDの意味がほとんどないのである。
 まあそれでもビデオテープよりは遥かにましだが、LDより遥かに劣るDVDも多数存在するのである。
 
 しょせん販売する側の良心次第で、ソフトなんてどうとでもなる。そういう意味では後半のパイオニアのLDは凄かったなぁ。ああいう綺麗なソフトを知らずにレンタルだけで暮らしている人たちって、哀れだと心底思う。

 ところで「太陽を盗んだ男」のインタビュー映像は、なかなか興味深い内容である。いかに日本が映画製作に理解がないか、そのためにゲリラ撮影しなければならない実情など、かなり面白い。

 皇居のシーンはどうやったのか疑問だったが、なるほどという方法だった。またここのパス暴走シーンは、バスのスピードが出なかったので最終的にコマ落としをやっていたという。これは落とし方がうまい。以前観た時は全然気がつかなかった。
 さらに驚いたのが、この映画、かなりのシーンにフィルターがかけてあるとの事。もちろん気がつくシーンもあるが、まったく気がつかなかったシーンも多い。これはある事象を強調するためのフィルター・ワークだから気がつかなくても当然ではある。
 それやこれやで、意外と実験的な事をやっている。玄人受けする映画だよ。

 という訳で、メイキングだの当事者の正直なインタビューというのは、見ていて実に面白い。もしかしたら映画本編より面白いかもしれない。
 しかしこういうゲリラ撮影を含めた撮影現場って、ほとんどプロジェクトXにぴったりの題材なのだが、放映は無理だな。
 なんたって、各種の法律違反を確信犯でやっているんだから。
 
 で、その実情はいまだに変わっていないのである。



2002年05月02日(木) こなさん、みんばんは

 Kさんのおかげで、「ラジオ・スネークマン・ショー」を聞く事ができた。
 
 やはりすごい。元々は曲をかけるまえふりとしてギャグが存在するのである(昔はこういうラジオ番組がいくつかあった。ベタなシャレ程度の物が多かったけど)。
 版権の都合からか、曲があまり入っていないが、よくこんな物をコンスタントに考え出すものである。しかもレベルが高いのも驚きである。

 で、このCDは当初9枚のシリーズになるはずだったのに、最初の3枚が出た時点で回収騒ぎになってしまい、企画自体がつぶれたらしい。非常に残念である。限定ボックスでも良いから、全部出して欲しいものである。
 
 ちなみに私は、発売後に注文をかけたが間に合わなかったらしく、入荷しなかったのである。
 やはりこれというソフトは、発売前に手配しなければならないという事だ。



2002年05月01日(水) 今日のマンガ

 今日は「西部新宿戦線異常なし[完全版]」(押井守×大野安之)を、ようやくみつけて購入。

 いや、通常の書店になかったので、ア×メ×トへ行けばあるだろうとは判っていたが、なんかアニメショップって、入りにくいんだな、あの雰囲気が…。
 まあ背に腹は変えられんという事で、仕方がない。

 構成は以前の物に、先月の少年エースに載った分を追加した物なので、特にこれといって目玉はないが、まあ一冊にまとまっている方が何かと便利だし。
 でもこれ、マンガなんだから、もう少し大きな版にすべきなのではないだろうか。A5サイズでは、あまりに小さい。B5かA4クラスが望ましいと思うぞ。

 肝心の中身だが、「原作・押井守」という文字にウソはなく、いかにも彼の世界である。でも元々の発行が十年近く前だし、今の彼ならもう少し違う展開にするだろうと思う。簡単にいえば「内容が若い」のである(もちろん褒め言葉だ)。

 絵は大野安之だが、ほとんど以前の絵のタッチで描いてあり、とても十年近い間隔があいた作品とは思えないところがいい。

 結局この作品は、このコンビだから面白くなっているのだと思う。


 ところでこれを買うため歩いていたら、後ろを携帯で話しながら歩いているあんちゃんがいたのだが、会話の中に「…で、いまイトヨーの前なんだけど…」というのがあった。「イトヨー」…??? ああ、イトーヨーカドーの事かい、と判るまで3秒位かかったかな。
 なんか無理してないか、このセリフ。世間では「ヨーカドー」でずっと通っているのに、無理に違う言葉にしようとしているのが見え隠れしている。
 
 こういう短縮形は、新しい言葉には有効だが、定着している言葉に対してはあまり意味がないと思うんだが。


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