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2002年06月30日(日) 続・本日の収穫

 今日で、一年の半分が終わる訳だ。本当に月日の経つのが早い。あと5ヶ月もすれば雪が降る、と。

 先週書いた、売り場閉鎖によるCD50%オフ・セールをやっている店は、今日が最終日なのでのぞいたら、これが80%オフになっていた。はいはい、買えという事ね。

 という訳で買ったCD。
 「タイムマシン」 by アランパーソンズ
 「オン・エアー」 by アランパーソンズ
 「イルミネーション」 by ウイッシュボーン・アッシュ
 「キッド A」 by レディオヘッド
 「コーダ(最終楽章)」 by レッド・ツェッペリン
 「ヌートピア宣言」 by ジョン・レノン
 「スター・ウォーズ帝国の逆襲」オリジナル・サウンドトラック
 「エレクトリック・ギターとオーケストラのための協奏組曲 変ホ短調「新世界」」 by イングヴェイ・ヨハン・マルムスティーン

買ったDVD。
 「バッファロー'66」

 さすがにいいのはなくなっていたが、前から悩んでいたのは買ってしまった。ドリーム・シアターはすべてなくなっていたので、前回買っておいて正解だった。まあこの他にも欲しい物は結構残っていたが、もう金がないから、よしとしよう。

 で、いくつか補足事項を。
 「ヌートピア宣言」は、ジョン・レノンのアルバムの中で一番好きである。ファンの間ではあまり評価は高くないようだが、彼のロックがストレートに表現されているので好きである。特に私はリアルタイムで聴いてきたので、このアルバムでようやくジョンがミュージシャンに戻ってきたと感じられたから、なおさら好きなのである(当時そう感じたから仕方がないのだ)。
 基本的にメッセージ色があまりに強い曲は好きではない。時代とともにパワーが薄れたり、あるいは本人は大マジメでも傍から見ると素っ頓狂な事も、往々にしてあるからだ。ましてや意見が異なると最悪である。
 少なくともこのアルバムは、全体のメロディー・ラインだけで考えても出来がいい。

 ちなみにビートルズの他のメンバーのベストは、ポールは「バンド・オン・ザ・ラン」、ジョージは当然「オール・シングス・マスト・パス」、リンゴは「リンゴ」となる。あくまで私のベストである。

 「バッファロー'66」は、映画雑誌が褒めるほどいい映画とは思えない。
 しかしクリムゾンの「ムーンチャイルド」をわざわざ使用して、しかもそれでどうしようもなく力の抜けたタップダンスをするというのは、空前絶後というか、こんな贅沢な使い方もないであろう。またラストシーンではイエスの「燃える朝焼け」まで使用している。
 監督本人が好きで使用しているのだから、とりあえず買っておくしかないだろう。



2002年06月29日(土) 本日の収穫

 子どんぐりを連れておばあちゃんのお見舞いのために、全員で弘前へ行く。こんな子どんぐりの顔ではあるが、元気の足しになってくれたとは思う。

 で、後は紀伊国屋書店でお買い物。

☆「犬嫌い」(by エヴァン・ハンター)
 「警官嫌い」とは何の関係もないただの短編集。ま、エヴァン・ハンター名義の短編集という事で、とりあえず購入した。
 しかし元々はエヴァン・ハンターの名を汚さないようにエド・マクベインという名を使い始めたのに、現在ではマクベインの方がはるかに有名になっているというのも、皮肉なものである。

☆「映画欠席裁判」(by 町山智浩&柳下毅一郎)
 これは「映画秘宝」を知っている人なら知っているとおり、ウェイン町山とガース柳下の、カスな映画ほど見たくなってしまう怒涛の映画紹介である。まあ「ロッキン・オン」の渋松対談Zのようなものか。
 しかし両方に共通しているのだが、賢い人間のバカ話とは、なぜにこうも面白いのだろう。実際、バカの裏付けになる部分は、ものすごい質と量なのであるが、やっぱり最後は才能か?

☆「狙撃手」(by ピータ・ブルックスミス)
 この本はしばらく前から探していたのだが、フィクションではない。狙撃に関してのノンフィクションであり、人間と武器の両方から狙撃のあり方を説明している(まだ全部読んでいないので、断言は出来ないが、そんな内容である)。
 ちょっと読んだだけでも、軍隊と警察では狙撃のあり方がまったく違うという事が、運用、法律等、多方面から語られている。
 本日の目玉、である。

☆「廃墟の歩き方・探索篇」(監修 栗原亨) 
 文字通り廃墟を探索して、それを写真に収めた本である。
 実はB級映画を観る事の楽しみのひとつに、「いかに廃墟をうまく利用しているか」というのがある。それらしい廃墟(もちろん画面に合った)が見つかれば、絵的には勝ったも同然という映画が存在する。
 そして、コマーシャル・フォトでもCMでも、これは当てはまるのだ。
 だから実は、絵になる廃墟が好きである。

 お見舞いに行って、本を買いあさるとは、鬼畜な事ではあるなぁ。



2002年06月28日(金) 今日のチラシ

 過去の日記を少〜し読み返してみたら、買った物の事を意外と書いていないのでちょっと驚いた。って、別に驚くほどの事でもないか。
 買った事で何か書きたい事があれば書くし、なければ書かない、ただそれだけの事だ。

 ところで今日、ウチに投げ込まれていたチラシに、レンタル・ビデオ店の宣伝が載っていた。
 この時期は当然であるが「千と千尋の神隠し」を筆頭に、新作の予告なんかが載っていたのだが、その中に「修羅雪姫」が入っていた。これってそんなにメジャーな映画なのか?
 そう言えば、この店は「ピストル・オペラ」(まだレンタル中だ)とか「VERSUS」とか、まあちょっと前ならマイナーだと言われた物が、結構平気でいい場所に置いてあったりする。
 自分が喜んで買う物って、一般的にはマイナーと言われる物が多いんだが…(マイナーというよりカルトかな)。

 ま、「修羅雪姫」に関しては、釈由美子というアイドルの存在が大きいのは確かだろう(なにせこれのDVDは、通販限定の釈由美子グッズ満載商品すらあるのだから)。
 俗にエンターテイメントといわれる映画の製作というのは、最終的に儲からなくてはならないという歴然とした目的がある。そのためにはありとあらゆる手を打つ事が必要になる。監督が有名でない場合は、アイドルやスターに頼る事にもなる。
 
 儲からなければ次がないのだ、と、判ってはいるんだけどね…。



2002年06月26日(水) 中途半端な作品

 「狼の血」(by鳴海章)読了。

 読後の第一印象は「この内容なら、半分の長さにしたほうが絶対面白くなる」であった。
 内容的には、銃を手にした人間の破滅であり、極めて純文系に近いのだが、主人公の現状説明が長い上に、俗に言う「濡れ場」が多すぎる。これはもっと少なくても充分だ。
 並の人間の破滅を表すために、いろいろと普通の人間としての位置付けを図ろうとしており、確かに誰にでも起こりうる話なのだが、どうも今ひとつ感情移入できない。結局この作品は、長さの割に中途半端なのである。この作者が得意の戦闘機物のように書けばよかったのに、と思う。

 しかしたかが拳銃一丁で人生が変わるというのも、日本人及び日本風土の特質ではある。どうも日本人には、武器を武器以上の物に神格化してしまう傾向が強い。
 かと思えば、拳銃はトリガーを引けば、狙った所に必ず当たると信じているヤツも多いらしい。ゴルゴ13の狙撃なんてありえない話だし、仮に固定していてもグルーピングという誤差が生じてしまうのだ。
 なんか刀にしても銃にしても、日本人は無知で平和ボケした民族だと思う。

 ところで最近のこの手の作品を読むと、作者が現在の日本に絶望しているように見えるが、そんな事はない。本当に絶望していたら、こんな小説を書ける訳がない。
 完璧に絶望なら、小説など書けるもんじゃないだろう。つまり、所詮は「エンターテナーくずれ」なのである(ちなみにこの人の戦闘機物は大好きである。決して嫌いな作家ではないのだが…)。

 こうしてみると、大藪の作品は、エンターテナーとしては実に良く出来ていた訳だ、と感心してしまう。あまりにスーパーマンすぎるが。



2002年06月25日(火) 一体どんな「ソラリス」になるのか

 今年暮れに公開予定の映画「ソラリス」の予告がアップされていた。
 LARGEサイズは、ダウンロードに30分もかかったが、まあ確かにきれいなシーンではある。

 でも昨今のリメイク物は、ほぼ全滅状態なので、期待はしない。特にまともなSF作品はここ20年くらい存在していないので、いまさら期待する方がどうかしている。
 まあ、まったくの別物としてそれなりに面白い作品になってくれれば、それはそれで構わない。映画とはそういう物だ。いっそアクション・ソラリスとかホラー・ソラリスとかでもいい。
 とにかく映画としてまともならば…。

 あ、タイタニックのように恋愛ソラリスという恐れもあるか。これはハリウッドなら一番ありうるだけに、かんべんして欲しいところだ。

 いずれ「ソラリス」に関しては、タルコフスキー版があるのだから、あとは原作に忠実な映画を作って欲しいものである。現在の技術なら、大抵の事は映像化できるのだから、名作SFは原作に忠実なリメイクを心がけるべきではないだろうか。

 まあそんなのを作っても、ヒットしない事は明白だが。



2002年06月24日(月) 音楽を聴くのも運次第

 少し離れたところにある本屋(車でないといけない)で、今月一杯でCD販売コーナーを止めるため、在庫半額セールをやっている。
 意外と洋盤はいいのが残っているのだが、半額とは言え欲しいのが多いと逆に買えない。
 ウイッシュボーン・アッシュの復活第一弾とか、アランパーソンズの近作とかを置いてあるのはここくらいか。要は、イナカの店は回転のいいものしか置いてないのだ。

 だいたい市内の店では、イエスだって「危機」と「こわれもの」以外、ほとんど置いてない。EL&Pだって「ベスト」程度、ピンク・フロイドは「狂気」くらいか。ジェネシスなんか見た事がない。キング・クリムゾン? これはすべて注文で買っているから別にいいのだ。

 かくしてイナカの若者は、ますます邦盤の、しかもどうでもいいような使い捨て音楽ばかりを耳にするのであった。

 やっぱり音楽を聴くというのも、本人の意思は関係なく、所詮は運次第なのかもしれない。



2002年06月23日(日) 初めての狩り

 会社の親睦会行事でさくらんぼ狩りに行く。

 ただし「狩り」と言っても別に猟銃を持って行った訳ではない。
 しかしなぜ「狩り」なんだろう。なしは「もぎ」だがいちごは「狩り」だし、くだものでも違いがある。やはり大昔は、さくらんぼとかいちごが人間を襲っていたのだろうか。キラー・トマトのように…。

 しかしさくらんぼという物は、消化が悪いし、そうそう食べられるものでもない。そもそも、自由に食べられるようにしてある物がすべておいしい訳がない。
 結局は入園料で元を取るなんて難しい話だし、要は雰囲気を楽しむためのものなのだから、農家にもそれなりの気配りを求めたい。

 と、考えるのは間違っているのだろうか。普通の人は元を取るべく食べまくっているのだろうか。だとすると、農家も良いものを出そうなどとは考えないもんなぁ。

 などと考えながら、午前中で終わった行事である。
 少なくとも、子供にとってはいい体験になった、と信じたい。



2002年06月22日(土) 交換レンズ購入

 EOS用交換レンズ購入。
 タムロンの「AF28-300mm Uitra Zoom XR F/3.5-6.3」で、これは昨日発売されたばかりのズーム・レンズである。
 定価\64,000のところ\44,200、さらに手持ちのレンズ3本を下取りに出す。それでも当然ローンである(これで手持ちのレンズは3本になってしまった)。

 本来、一眼レフ・カメラというものは、レンズを交換できるという事が利点の一つである。いくつかレンズを用意する事で、色々な対応が可能となる。
 しかし屋外でレンズ交換をすると、カメラ内部にほこりが入るから極力避けたいのだが、かといってカメラ二台担いでいくのも重過ぎる。私はプロじゃあないから、辛抱が足りないのだ。
 まあ一般には、「晴れた日の運動会」という条件を想定すれば、レンズの交換がいかにやっかいか判ろうというものだ。

 そういう私にとって、特に戦闘機を撮る時にとても役立つレンジを確保したレンズである。
 航空祭なんかに行くと、地上展示物は50mmで撮ったりするが、飛行展示(例えばブルー・インパルスとかのアクロバット飛行ね)では200〜300mmを多用する。一日作業で疲れるから、極力荷物は軽くしたいのである。

 しかしこのレンズ、ズーム全域で最短撮影距離が49センチとは、恐ろしく頑張ったものだ。描写はまだ不明なので、とりあえずいろいろ撮ってみるか。

 ただ、今の段階で明確に言える事がひとつだけある。望遠側に伸ばした時、かっこ悪いぞ〜。



2002年06月21日(金) 続いて今日は、メイキング

 昨日の「修羅雪姫」本編に続いて、メイキングを観る。
 やっぱりみな楽しそうである。いろいろなトラブルに、全員が必死になって対応している姿が、実に楽しげである。どんなジャンルでもそうだが、ある程度の能力があれば、こういうトラブルへの対処も楽しいものなのである。

 ところでスタント・コーディネイターはドニー・イェンだが、どうも彼は「ブレイド2」が終わってから、すぐにこちらへ参加したらしい。忙しい人だが、よくもまあすぐに切り替えができるものだ。多分これって香港系映画界の人の特色なのだと思う。

 あとロケーションは色々とそれらしい場所を見つけて撮影しているのだが、さすがに森の中となると、絵になるいい場所で、なおかつ撮影許可が下りるところは少ないらしい。
 だから最近の日本映画の雰囲気が似てきたのかも知れない。こんなところにも文明による自然破壊の影響が出ていたのか、なんてね。
 
 いや、もちろんイナカに行けばそれなりの森なんかはいくらでもあるが、撮影に使えるかどうか、となるとかなり限定されるのは確かだ。機材の搬入やスタッフの移動等がイナカでは極めて難しくなるし、国立公園だったり、世界遺産とかになってしまうと、撮影許可が下りなくなる。
 困ったものだ。



2002年06月20日(木) 「修羅雪姫」を観る

 明日が発売日である「修羅雪姫」のDVDを買う。予約しておいたCDやDVDは、前日の昼には入荷するのである。
 しかしこれ、メイキング・ディスクがついた二枚組で\3,800なのだが、以前購入したサントラは\3,500で当然一枚物である。\300しか違わないというのも、なんだかなぁ。

 夜、早速観たのだが、釈由美子って、演技がへただ。多分アフレコも苦手なのだろう。ただしアクションはそれなりに頑張っている。スタントとの違いが明白ではあるが…。

 まあそれはともかく、映像的にはまるでCDのジャケットのようなカッコよさがある。またライティングについても、かなり意識して絵作りしているのが良くわかる。
 特撮もあの樋口なのだが、やはりかなり自然だ。冒頭、銃撃を回転しながらよけるシーンは、なかなかいいイメージに仕上がっていた。軽い作品ではあるが、それなりに楽しめる。
 噂では「2」の企画もゴー・サインが出たらしい。という事は、それなりにヒットしたという事なのだろう。

 ちなみにこの作品は92分なのだが、さすがにこのランニング・タイムだと、世界観の説明をしつつアクションを展開するのは難しい。したがって冒頭で世界観の説明を一気にしているのだが、まるで押井の作品を見ているようだった。

 あと最近の若手の作品というのは、作品のカラーというか、雰囲気というか、それが似ているように感じる。やはり「こう作れば一般に受けやすい」という計算もあるのだろうか。現在のメジャー・シーンというのは、実はかなり画一化されているのだ。
 実際、かなり方向性が違うはずの「VERSUS」と、かなり似た雰囲気を漂わせているように感じた。
 日本のアクション物は、今後こういうカラーになっていくのかも知れない。

 ところで、釈由美子のファンでもないのに、何故「修羅雪姫」のサントラとDVDを買ったのかというと、音楽が川井憲次だからである。しかも作品の中で「精霊のささやき」の新録ヴァージョンを使用していたからである。
 本当に、予約した時の理由はこれだけである。



2002年06月19日(水) やっぱりここは「エウレカ!」だね

 掲示板にKCからの情報として書き込まれていた、カネボウのカップ麺「こだわり店主シリーズ こむらさき和風だしラーメン」を、会社の近くのサンクスで発見する。
 でもサイフを忘れたので、買えなかったというオチがつく。まあ明日にでも買ってこよう。

 しかしこれ、カップに千田さんの顔が大々的に載っているのだが、どうしても知人の顔だと笑ってしまう。
 それがSF仲間だと、なおさらである。本人には申し訳ないが…。
 まあ皆、彼は努力の末にここまで成功したのだと認識した上で笑っているのだから、許してもらおう。

 実際、まさか国分町のあんなところにラーメン屋を開いて、ここまで大きくなるとは思ってもいなかったなぁ。
 早い時期から「こむらさき」は結構有名な店になっていたし、やはり努力の人である。

 でもなぜ「こむらさきの和風ラーメン」なんだろう。本当は「とんこつラーメン」の店だったはずだが…。
 しかも一体誰の企画なんだ、「カップ麺」にするというのは?



2002年06月18日(火) 鬼が笑う?

 夕方、会社で親睦会の打ち合わせを行う。

 とりあえず目前に迫った行事の最終確認と、来月の宴会の話をする。ついでなので、忘年会の話もする。さらについでなので、スキー・ツアーの計画も立てる。まったく気の早い話である。
 と言いつつ、実は忘年会会場の仮押さえは終わっているのだったりする。本当に気の早い話だ。

 そしてこの場で、いよいよラジコン戦車(東京マルイのエイブラムスだ)を披露したのだが、メンバー全員結構ハマったようである。やったね。これで宴会の企画のひとつはOKだ。
 まずは来月肩慣らしで、忘年会で本格的なゲームにする予定である。思ったより楽しい宴会になりそうだ。



2002年06月17日(月) 宴会の準備を始める

 来月開催予定の宴会があるため、候補の某宴会場へ下見に行く。

 どうも一般のホテルとかは、宴会のパッケージを勧めるだけで、それ以上を望むとあまり真剣になってはくれない。その点、今日行った所は、以前利用した時とても熱心に相談にのってくれたので、今回もそれを期待していた。
 そして結果は予想以上である。
 
 以前はビデオ・クイズ、エア・ガン・シューティング、ラジコン戦車バトルと色々やったのだが、それなりに提案、実行してくれた。
 今回は前回より大型のラジコン戦車を用意したので、ステージが狭いかもしれないと思っていたのだが、なんと台を追加して大きくできるとの事。場合によっては宴会場の真中にステージを組む事もできると判った。
 う〜む、いろいろバカができそうな雰囲気だぞ。

 ちなみに忘年会の仮押えまでしてしまった。気の早い事である。

 さて、明日は親睦会の打ち合わせだ。



2002年06月16日(日) ピンクの戦車は行く〜よ♪

 次の日曜に、会社の親睦会でサクランボ狩りを行うため、そのための買い物をする。
 
 親睦会の運営というのは、結構手間隙かかるのである。下見や買い物などで車を使用するが、ガス代とかは持ち出しという形にならざるをえない。
 そういう事をしても、別に誰から感謝される訳でもなく、むしろ色々文句を言う奴の方が多いのだから報われない事だよなぁ。だから毎年新メンバーを決める時に、みんな嫌がってしまう訳だ。

 でも今年の宴会では、ラジコン戦車を3台使用したゲームを行う予定なので、これも購入した(別にピンクではない)。親睦会を引き受ける時、事前に話をしていた事で、まあ公約みたいなものか。先日購入した宴会用のモデルガンといい、このくらい公私混同して遊ばなければ、やってられない。
 ほんとに会社の宴会という物は、「ただの酔っ払いの集まり」でしかないのだ。

 ちなみにこの戦車、年度末になったらどうしようかと、今から悩んでいる。



2002年06月15日(土) さすがは荒俣氏の本

 「てれび博物誌」(by荒俣宏)の拾い読みをしている。

 これはテレビ創世記からの歴史、しかも実際に番組を作っていった人たちのインタビューも交えた、本当の意味でのテレビ興亡記と言える。
 少なくとも、最近のテレビ番組が何故つまらないか、明確な答えが載っている。そういう意味でも、現在のテレビ関係者には必読の書だと思うのだが。

 今まで不思議に思っていた謎も、いくつか解けた。通説とされていた事が誤りだったという事も載っている
 そして驚くのは、結構感動する事がさらっと書いてある。みんな大人だ。

 この本は、「プロジェクトX」が5本くらいは楽に作れる内容を含んでいる。そのくらい「優秀な人間が波乱万丈な生き方をした」時代だったのだ。楽していい物なんか作れる訳がない。
 現在の一見楽に見える製作方法も、実はどうしようもなくなって知恵を絞った結果だった、という事実がある事をテレビ関係者は学習しなければならないのだ。

 と言っても、現在はそういう優秀な人間を輩出しにくい世の中なのも事実ではある…。



2002年06月14日(金) いい本ではあるのだが

 「星を喰った男」(by唐沢俊一)読了。
 
 この本を読んだ限りでは、確かに潮健児氏はかなりいい人生を送ったと言えるだろう。なかなか感動的な内容ではある。
 
 ただこれは読めばすぐ判るし、初めにも書いてあるが、元々は口述筆記のような形態であり、しかも文体は話言葉そのままである。感動的な内容ではあるのだが、どうにも話し言葉の文章は馴染めない。
 もちろんこれは私の好みの問題であるし、読み慣れないという事もある。さらに潮氏の性格などを考えると、これが最適な方法だったであろう事は容易に想像できるのだが、やっぱり文庫一冊がこの文体というのは、結構きついものがある。

 非常にいい内容であるだけに、なおさら惜しまれる。



2002年06月13日(木) 中華キャノンで書くのを忘れていた

 ワールドカップで6月9日の日本-ロシア戦の時、ウチでは裏番組を見ていた(世界丸見え・衝撃の映像、みたいな奴ね)。子どんぐりが見たいと言ったからなのだが。
 で、今日人と話していて気がついたのだが、まあどう考えても視聴率的に取れるはずがないため、やけになっていたのか、いつもよりは過激な映像が多かったように思う。
 
 その中でもひときわ凄かったのが、「戦闘機のエア・インテークに吸い込まれた瞬間の整備員の映像」である。
 これは空母の夜間演習であろう、プラウラーらしき機体のそばで二人いた整備員のうち一人がパイロットの死角に入っていたため、少しエンジンの回転を上げたとたん、ヒュッと、いや誇張ではなく本当に、まるでトムとジェリーを見ているかのように一瞬にして吸い込まれてしまったのである。
 直後に排気口から凄まじい炎が上がったが、結果的にこの人はヘルメットのおかげでフィン・ブレードが止まり、奇跡的に助かったのだが、助かったのが信じられない位すごい映像だった。
 
 なんか久々に凄い映像を見たなぁ、というのが偽らざる感想である。
 
 こんなのを見たのに、先行者もどきの中華キャノン・ネタのために書くのを忘れていたなんて、自分が悲しいぞ。



2002年06月12日(水) これもふたつで充分、か?

 中華キャノンの2個目を購入。いや、ネットランナーを購入か。
 今回この雑誌、中華キャノン目当てで買った人がほとんどだと思う。当然私もだ。普通なら買わない雑誌である事は間違いない。
 さて、雑誌本体は明日、会社の人にあげてしまおう。

 これと一緒に「宇宙船」101号も買う。隔月刊になって3号目である。
 なんと言うか、徐々に内容が薄くなっていく感じがする。これは月刊化した「映画秘宝」のパワーがあまり落ちていないのとは対照的だ。

 もっともこれは雑誌としてのスタンスの違いからくるものであり、当然の差ではあろう。
 つまり「宇宙船」は情報のいち早い提供がメインだし、読者の年齢層も考え方もかなり広い範囲を想定しなければならない。
 これに対して「映画秘宝」は、現在・過去・未来(いま話題の少林サッカー、これが公開前の「2001年度ベスト10」にランク・インしてるんだから、未来をすら語っているのである)の話を取り混ぜて、しかもバカ話が許されているんだから、そう簡単につまらなくなる事はない。読者層もある程度絞れるし、共通言語が存在する雑誌なのだから。

 結局、編集方針次第で雑誌はどうとでもなる、という証拠である。



2002年06月11日(火) 人生はそう長くない

 「さかだち日記」(by中島らも)読了。
 なんというか、相変わらずすごい人である。死んでてもおかしくないような人生を、何事もなかったかのように平然と送っている。
 しかもこの日記を書いていたのが45歳という、今の私と同じ時である。この歳でこの差は大きいよなぁ。挽回なんて不可能だ。
 まあ本人だけではなく、周囲の人たちがまたすごいし、真似しようとしたって簡単にできるようなもんじゃあない訳だし。

 で、続けて「星を喰った男」(by唐沢俊一)を読み始める。
 これは脇役俳優である潮健児氏の口述筆記による自伝である。なんというか、彼は確かにいい時代を生きてきたんだな、と思う。
 ちなみにこの人、仮面ライダーの「地獄大使」役で有名らしいが、私にとっては悪魔くんの「メフィスト」役の俳優なのである。

 なんかどちらも、「だからどうした」という感じか…。



2002年06月09日(日) がんばれ、僕らの先行者

 ネットランナー7月号購入。
 この本自体にはまったく興味がないのだが、今月号の付録があの「先行者」の、しかも「プラモデル」なのである。
 アオシマの協力で、ボックスアートも見事に往年のアオシマのプラモデルのノリとなり、これはなかなか楽しい付録である。しかも本来は「中華ビーム」搭載とすべきところをあえて「中華ミサイル」にした事で、プラモデルとしての遊びの部分も強調された。
 本当にすごい付録である。良くこんな物の企画が通ったものだ。

 ただこの雑誌自体は、ネット上の最低限のエチケット(ネチケットと言うのだが、私はこの言葉の響きが嫌いだ)なんかを無視している事で有名らしい。困るよなぁ、そういう雑誌がこういう付録を付けるなんて。
 
 はっきり言ってこの付録は素晴らしいと思う。ネット上で今までさんざん笑いを提供してくれて、その最後にプラモとして登場するという、今世紀最初の大バカ・ネタなのである(褒め言葉だぞ)。
 本来ならば手放しで褒めたいところなのだが…。

 これに関して、バカ・ネタを思いついたので、とある掲示板に書き込んだ。
 バンダイがプラモで「PG先行者」を発売し、続いて「ラジコン先行者」も発売。ウリは「本物をしのぐ歩行性能!」。

 でもこれって、「先行者」を知らない人には全然面白くないネタだな。



2002年06月08日(土) ハリー・ポッターと愚者の本

 少し乱雑になりすぎた部屋を整理すべく、トランク・ルームを借りてそこへ本を移動する。
 とりあえず29箱移動したが、これでも部屋が広がった気がしないのは何故であろう。いずれ本棚を買って整理しなければならないのだが、これでは焼け石に水状態なのは明白である。困ったものだ。
 しかしトランク・ルームを借りた所は、土曜日は午後3時までなので、結構大変だった。しかもいくら車内が広いレガシーとはいえ、基本的に本は重量があるため、一度にせいぜい6箱しか詰めず、都合5往復した。
 さて、来週もこの続きだ…。

 で、本を整理していた午前中は、遊びに行くかと思っていた子どんぐりが家にいたので、さしあたり「ハリー・ポッターと賢者の石」を見せる。結局あと30分というところで昼御飯。午後は遊びに行ってしまった。なんでも言葉で判らないのが多く、ストーリーが良く判らないという。う〜ん、こいつは…。

 結局夕方から私が一人で観始めたが、固有名詞とかイギリスの文化とか、確かにうちの子には判りにくいかもしれない。
 でもストーリーはいたって単純である。それでいてなかなか感動的な作り方もしている。少しはハリウッドもこういう作品の方法論を真似すればいいのだ。
 
 本来ハリウッドで目指していた「インディ・ジョーンズ」系のノンストップ・アクションは、最終的にアクションのみで観客の注意を引こうとするから行き詰まったのである。
 むしろストーリー自体をノンストップにすれば良かっただけの事なのに、SFXという物に過剰に期待して、結果としては脚本と演出が甘くなってしまった訳である。

 ところでこの映画、ジョン・クリーズとかジョン・ハートは一目で判ったが、校長がリチャード・ハリスというのは、観ている間、全然気がつかず、エンド・クレジットの時に「あ、そう言えば出てるんだった」と思い出したのであった。
 ああ、情けない。



2002年06月07日(金) 男と女の違い

 会社の親睦会で使用するモデルガンが必要となったので、マルシンのベレッタM84を購入した。

 で、今日の打ち合わせの最後で披露したのだが、ここで女性二人の状況が各々両極端で面白かった。
 一人は、特にこれという興味もなく「ふ〜ん」という感じであった。もちろん親睦会のゲームで使用するので、一応どういう物かを見ておこうという態度ではあったが、それ以上の関心は示さなかった。
 もう一人は身を乗り出して、触りまくる、スライドを引く、挙句の果てにポーズをつける。実に玩具をもらった子供状態である。
 
 ただこれについては、モデルガンに興味を示したというより、忘年会でのコスプレ状況を想像して楽しんでいたようである。
 つまり根本的に、銃自体に関心を示した訳ではなさそうである。
 
 そしてさらにラジコン戦車を購入して、忘年会などでラジコンバトル大会をやるつもりなのだが、この話をする時、やはり男の場合結構燃えるのだが、女性の場合あまり熱心ではないようだ。

 やはり男というのは、いつまでもガキなのであろう(誰の事だ?)。

 しかし今回のベレッタM84、以前買った時の物よりあちこち改良されており、かなりいい出来である。



2002年06月06日(木) 本編はいいのだが

 「ハリー・ポッターと賢者の石」のDVDを借りる。
 本編はちらっと見た感じでは、想像していた以上に良くできている。これは楽しみである。

 しかしこのソフトには、特典ディスクと称する、まあメイキング等が入ったもう一枚のディスクが入っているのだが、こちらには大いに文句を言いたい。
 つまりいろいろな映像を見るのに、パスワードもどきを要求するのである。
 まったくもって、ふざけてる。映画ファンというのは「映像を観るために買う」のであり、別にゲームがしたいから買うのではない。こんなバカバカしい事をしている暇などないのである。
 仮に一回目は面白がってやる奴がいても、後々調べるために何度も見る時には、本当に時間の無駄なのである。
 昨今、こういうソフトが非常に多い。ソフト製作サイドの連中には考えを改めて欲しいものだ。

 まあ元々DVDはプレステが牽引したという事情があるのは判るが、映画ファンとゲームファンというのは、本来別の人種である。
 しかもこの手の特典ディスクの「時間の無駄作業」は、映画ファンにとっては邪魔者以外の何者でもないし、ゲームファンにしてみれば、こんなレベルの低い遊びでは、おもしろくもなんともないのである。
 つまり誰にとっても意味のないものなのだ。

 本来DVDでのパスワードなどは、「事前に見せていい部分と、公開日にパスワードを公表する事で見られるようになる部分を分ける」というアヴァロンの例のように、営業方針と観客の満足度の両方を満足させるためにのみ利用するべきものであり、意味なしのただのお遊びは、少なくとも映画を観る人間にとって、まったく必要ない。

 DVDは、それでなくとも動きに時間のかかるメディアなんだから、なんとかして欲しいものである。
 こういう点では、LDの方がまだまだ使いやすいよなぁ。



2002年06月04日(火) マシン・クラッシュ・パワフル・フロヰ道

 会社で使用している端末が、ついにクラッシュした、らしい。
 システムで言うには、ハードディスクがやられたために起動できなくなったとの事だが、たしかこの機械、初期欠陥という事でハードデッスクの確認作業してなかったか?
 まあ一日に4〜5回もフリーズして、リセットも効かず、電源スイッチも長押ししてようやく切れるという状態がずっと続いていたのだから、当たり前と言えば当たり前だ。
 しかし普通はこんな症状が続いたら、何らかの対策を立てないか?

 結局このおかげで全然仕事にならん。ペーパーレスとか言って次々PC化をはかるのはいいけど、万が一の事を全然考えてないから、本当に仕事が中断したままになる。端末毎にログオン設定されてるから、他人の機械を借りて使用するのが、とても大変なのだ。
 そして明日もこのままである。

 で、帰宅してから今日届いた「ふろヰ道」の、6/1のライヴ・ビデオテープを観る。もうダビング・テープが届くとは、皆さんフットワークが素晴らしく軽やかだ。
 ライヴの出来は、やはりところどころ間違ってたようだが、アマチュアの武器であるパワーがいかんなく発揮されている。
 会長のギターテクがなかなかすごい。昨年のライヴの時は隠していたのか?
 いずれにせよ、これからの彼らの活躍がとても楽しみである。

 しかし会場のライティングによって、かなりかっこよさが強調されている。やはりこういう事に関してプロの腕というのは凄いと思う。
 メインが後方及びサイドからなので、観客に見せるという意味では非常にいいが、写真を撮ろうとするとかなりきつい。報道カメラマンをやるなんて大口を叩いていたが、この点についてだけは、やらなくて正解だったと思う。

 多分、現像するまで何がどう写っているか判らなかっただろうから。



2002年06月03日(月) キース・エマーソンのソロ

 頼んでいたCD「エマーソン・プレイズ・エマーソン」が入荷したので取ってくる。
 クラシックのレーベルから発売と聞いていたが、全体を通して聴くと、クラシックというよりはジャズ的な要素の方が大きい。

 しかしこういうアルバムを聴くと、彼の音楽はジャンルを超越するというか融合するというか、とにかくそういう時に本領を発揮するのだと良く判る。 
 やはりジャズをやるとジャズでしかない(当たり前か)。ジャズだとエマーソン節が出しにくいのだろうか。

 いずれにせよこのアルバム、全体にエマーソン節があまり聴かれないのが少し寂しいが、まあこういうのでもオリジナルを出せるだけマシであろう。今の音楽業界は、以前のスーパースターでも、なかなかアルバムを出させてもらえない状況らしいから。

 しかし「マーダーロック」のテーマって、いい曲だなぁ。



2002年06月02日(日) 怠惰な日曜日

 いろいろあって、結局ほとんど家にいる。
 
 で、夕方から、パトレイバー劇場版をDVDで観たのだが、1999年の新録音と1989年のオリジナルを比較するため、途中で切り替えながら交互に観た(4時間もかかったぞ)。
 確かに音楽のバランスも違うし、アレンジも違う。効果音もいろいろ手直しされている。当時は時間がなかったんだろうなぁ。
 ライナーノーツに書いてあった「銃の発射音のずれ」も見事に修正されている(でも本物のオートマグであんな連射はできないぞ。ジャムるから)。
 いずれにせよ、音声、音楽まで新録音するというのは、日本においては珍しい事ではある。

 最後に通しで観ていたら、子どんぐりが帰ってきて一緒に観始めてしまう。意味が判っているんだろうか。結局箱舟のシーンからずっと観ていたぞ。

 ところで今年の3月にコナミがタカラの株を買い、現在22%所有になったそうだ。これで発言権が大きくなっていく訳だ。
 という事は、サンダーバードの玩具もタカラから発売される可能性もあるのかな。まあ所有株が多くなっただけでは、そういう個々の内容までは口出しはしないのだが。

 そう言えば、ビーム・エンターティメントがいつの間にかバンダイの孫会社になっていて驚いた。以前は株を買われて子会社になっていたのに。
 だから「怪奇大作戦の映像販売権は他の会社に移った」という言い方をしていたのかも知れない。

 ネット上では、いろいろと知りえるのだと感心。



2002年06月01日(土) マニアックの本質

 今日から唐突に決まった交代出勤による全土曜日営業体制となる。
 詳しく書くと単なるグチになるが、端的に言って会社のリスク・マネージメント能力はゼロだ。もっと簡単に言うと「管理職の連中はみんなバカ」だね。

 それはさておき…。
 今日、仙台では19時から「ふろヰ道」のメンバーが「ジェラルド」のヘッドライナーとして登場する。東京方面からも応援部隊が出動する。

 最初に話を聞いた時、ジェラルドが活動していたというのも驚きだったが、ふろヰ道に声がかかったというのも、一種不思議な感じではあった。
 でも彼らはその歳に似合わず(失礼!)、ありあまるロック魂を持っている。実はこのロック魂が、唯一プロと対等以上に渡り合える武器なのだ。きちんとしたプロに対して、テクニックでは当然かなう訳がない。やはり素人の武器は情熱だ。そして彼らには確実にそれがある。
 凄い人たちだと心底思うし、彼らやその仲間たちと知り合えたのは、私にとって幸運でもある。

 実際にここ一年で何人かの人と会っているが、やはり会社の人と違うのは当然だが、結構SF仲間とも違う。
 話す内容の緊張感が心地よい、という感じはあるので、飲み会での雰囲気は、往年のSF例会に近いものがあるのは確かだ。
 
 基本的にあるジャンルに情熱を持って取り組んでいる人(マニアックな人と言える)というのは、そのジャンルが異なっても、本質は同じなのだろう。


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