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2003年03月31日(月) 特にゴタゴタもなく

 月末である。年度末である。ああ忙しい。
 午後、作業を開始してふと気が付くと18時を回っていた。私のような簡単な仕事で時間を忘れるとは、困ったものだ。結局、31日に内容が確定した時点で月末作業を開始し、それを2日で終わらせないと、決算の作業に進めないからやたらと忙しくなる。
 しかも証券関係の実査を4/2にやるというけど、そんなヒマがどこにある。どうも監査の連中は日常業務があるという事を完璧に忘れている。わしゃ、責任もてんからね(ここんとこ、納谷悟郎があてたジョン・クリーズ風ね)。

 そして先日、会社でシステム部への文句を書いたのだが、なんと数人しかあの掲示版を見てないんだな(誰が見たかは簡単にチェックできる)。社長も当然見ていない。ちぇっ、つまらん。せっかくゴタゴタがおきるかと思ったのに。
 まあこういう訳だから、社長の唱える「風通しのいい会社」というのは、幻想であると。

 今日は特にネタがないが、以前上着のボタンを飛ばした女性が、今日も飛ばした。う〜む、なんと言うべきか。別に太っているという訳ではなく、むしろスタイルはいい方だから、やはり洋服サイズの選択に難があったという事になるのだろう。女性は一般に小さいサイズを頼みたがるというし。

 でも、最近太ってきた、という事なのかもしれないなぁ…。いや、これは本人には言わないでおこう。


2003年03月30日(日) 汽笛が聞こえる

 朝、JR八戸線を走る蒸気機関車を子どんぐりに見せるため、出かける。
 個人的には嫌いな乗り物だが、子どんぐりにすれば動く蒸気機関車を見るのは初めてである。こういう物はチャンスがあれば見せておいた方が良いだろう。
 で、ある程度広い川原に行ってみたが、やはりそれなりに人がいる。そして観光サービス用だからスピードはゆっくりなのだが、あっという間に通り過ぎていく。
 はたしてあれでちゃんと見た事になるのか、ちょっと不安ではあった。

 その後郵便局に、昨年注文を出していた「THUDERBIRDS FAB ANNUAL 2003」を引き取りに行く。
 内容は子供向けにサンダーバードを紹介しているだけの内容である。特にこれといって有用な情報がある訳ではない。安かったので、ただなんとなく発注しただけの事だ。
 しかしこの中に、スコット以下5人兄弟の年齢となぜかブレインズの年齢が載っていて(もちろんペネロープは女性だから載っていない)、これが実にびっくりである。兄弟の長兄であるスコットが25歳という設定なのだが、ブレインズもまた25歳なのだ。まあサンダーバードの年齢設定に特に興味はないが、なんとなく納得できないのは私だけだろうか。
 でもフォト・ストーリーの写真は鮮明であった。

 さて、昨日はカー・ステレオを作動させていなかったので、テストする(カセットが使えないのは、やっぱり不便だよなぁ)。
 とりあえず万が一のシステムトラブルを考慮し、リマスター盤も買って、通常は使用しない古い方のCDで「オマドーン」と「危機」をかけてみる。
 説明書には、特殊なソフトを導入したので、中域をそこなわずに全体の低域高域をバランス良く強調するシステムだと書いてある。かけてみると確かに全体の分解能はそこそこ良いし、低域と高域も程よく強調されている。これならカー・ステとしてはまずまず合格点だ。ま、価格を考慮すれば不満を言っても仕方がないし、特に問題はないだろう。
 少なくとも前の車のよりは明らかに良くなっている。

 私が一番嫌なのは、不必要に重低音を強調した奴だ。あれは聴いていると気分が悪くなる。全体の各音域がすべてシャープでなければ、偏った強調は無意味であるばかりか有害であろう。

 ところで、車でかけるCDを捜していたら、メコン・デルタの「展覧会の絵」が出てきた。バンドだけのとオーケストラ・ヴァージョンとが、どちらもフルで入っている。
 こういうのを買ったのも忘れていたとは、困ったものだ。聴きなおしたが、結局期待した程ではなかったという事なのだろう。実際今聴くと、とてもつまらんアルバムであった。やはり彼らにはオリジナルが似合うという事か。

 そして夜になって、ライト系の確認のために走ってみる。さすがにHIDライトは明るいようだ。相対的にコーナー・ライトやスモール・ライトが非常に暗く感じる(ちなみに確認したら、メーターの照度調整用のスイッチが付いていた)。
 そして市内でもベスト5に入る急な登り道を走ってみたが、特にストレスは感じない。つまり町中を走るのについて、問題は全くないという結論である。
 という事で、とりあえず走るのに必要な部分の確認は終了である。あとは高速道路だな。


2003年03月29日(土) レガシー来たる

 さて、レガシーが納車となった。

 いくら2000ccSOHCエンジンが非力だと言っても、町中を走る分にはまったく問題がない。これは当然だ。問題があるとすれば高速道路と山道である。この特性が判るのも夏あたりになるだろう。
 とりあえずマニュアルを読んでみると、やはり二代目での問題点が改良されている。二代目を買った時も、初代のこれが治っていればいいのにという部分は改良されていたし、ユーザーの声が反映されてはいる訳だ。

 しかし内部空間が、微妙に狭くなっているようだ。通常絶対に使わない空間を利用して、いろいろとセッティングしてあるのだろう。開放感は2代目が一番バランスが良かったように感じる(スタイルもそうだ)。
 あとメーター類がすべて液晶なので、何年持つのか、少々不安にはなる。液晶という事は、イグニッション・キーをオンにしないと、トリップ・メーターやフューエル・ゲージも含めて何も表示されない。
そのかわり、オンにした時は順次表示しライトアップされていくから、不必要にかっこいいが(まるで松本零士の世界だ)。

 不満のトップはキーロックが電波式になっている事だ。これ誤動作が怖いなぁ。これに関しては今までの赤外線方式の方が好みだ。作動範囲は狭いが、誤動作の恐れがほとんどなかったし、安心感もある。
 しかも今の流行りだが、ライトで作動を知らせるというのは、余計なお世話である。これは少なくとも私にとって無駄な装備だ(ちなみに上級車種ではオミットできる)。ま、いいけど。

 無駄な装備と言えば、コーナーライトもあまり意味がない。夜、ウインカーを点けるとそちら側のコーナーを照らすのだが、むしろ昔のシトロエンSMのように、ヘッドライトをステアリングと連動させるか、あるいは連動するライトを設けるかした方が絶対にいい。これでは山道などのコーナリングで使えないのだ。

 などといってもやはり新車である。使い勝手は慣れるしかないが、とりあえず安心感はある。二年間は税金も安いようだし、ガソリンもレギュラーになったから、普段は安く上がる訳だ(高速では逆に回転数が上がるから、2500ccより燃費は悪くなるかもしれないが)。

 あ、そう言えば今度のカー・オーディオは「6連装CDとMD」だけになっている。つまりカセット・テープが使えないのだ。これだけはちょっと困ったなぁ。UKやGTR、フロイドやエニワンズ・ドーターが今までのように車で聴けないぞ。
 CDを買えという事なのか? エニワンズ・ドーターって、まだCD売ってたかな?


2003年03月28日(金) 次元が低いな

 会社のシステム部がここ数年、好き放題をしていた。
 なぜその横暴を社長が許していたのか良く判らなかったのだが、どうもそこのリーダーと高校が同じだという事らしい。最近読んだとある本によると、この地区のあの高校出身者の繋がりは半端じゃないという。例えて言えば、省庁の東大出とかの繋がりと同じらしいのだ。ウ〜ム、激しく納得。

 最近も、機械の都合に合わせて仕事をしろというスタンスが露骨になって来た(つまり、ユーザーの声を反映させるのが面倒になったらしいのだ)。
 先日も、とある苦情に対して、会社のグループウェアの掲示板に本当に訳の判らない言訳、というか、ユーザーをバカにしているとしか思えない書き込みをしていた。

 あまりにひどいので、今日の夜、それに対する苦情を書き込んだ。
 ただし私の事である。あからさまに敵対する内容である。しかも最後には「有効な回答が来るとは期待していない」とまで書いた。
 実際今までも、「機械にそんな事は出来ない」「出来てもやらない」という本当にバカ丸出しの回答ばかりだったから、今回も何か有効な回答があるとは思えない。まあ社長のバックがあるからと安心しているのだろう(ちなみに社長は、OSの違いや、データの互換性というものすら良く判っていない)。

 実際同じ高校出身者も多いから、仲良しグループが形成され、それらからの要望は実施されるのだ。
 結局今回、社長を含めそういう連中を敵にまわした可能性大である。仲良しグループの結束は固いのだ。今までも色々と改革しようとして会社の1/5位は敵に回したが、これで1/3くらいになったかもしれない。仕方がないが、こういう性格なのだ(黙ってたら、この会社はつぶれるよ)。

 まあ今回の結果を見て、今後の仕事に対する態度を決めようと思う。


2003年03月27日(木) モデルグラフィックス発見

 今日はたまたまモデルグラフィックスをみかけた。久々である。

 なくなる前にと立ち読みをしたのだが、サンダーバードのリメイク版が撮影に入るとか入ったとかの記事があった。
 そして新ペネロープ号の写真が載っていたのだが、なんというか別にあの六輪にこだわる必要はないだろうに、前がムリヤリの四輪である。そして斜め前方からのパース付きの写真だったが、とにかくはっきり言って、かっこ悪いぞ(あれは、本当にパースが付いた写真、なんだろうな)。
 どうやらデザイナーはあのテラホークスをやった人らしいが、そりゃだめだ。

 そしてバンダイから4月に出る予定のエンタープライズも載っていたのだが(徐々に発売時期がずれていく…)、発売前から改造例かい。早すぎるぞ。
 ただ、このモデルは船体の文字を照らすライトがないのだが、今回スタンド側から照らすという技を見せていた。意外と盲点だったなぁ。見る角度は限定されるが、なかなか効果的である。
 これだから立ち読みも必要なのだ。

 そしてスバルからは、明日には納車できるとの連絡があった。しかし今は年度末で忙しいから、土曜にしてもらう。子どんぐりは早く見たがっているようだが。


2003年03月26日(水) CDを少しずつ

 昨日購入した、キング・クリムゾンのコレクターズ・ボックスVol.7や、川井憲次ボックスを少しずつ聴いている。全部で9枚だ。

 しかしクリムゾンのは2ヶ月に一回とかで一枚ずつ出してくれないものかと思う。まあそんな事をすれば売れる枚数に極端な差が出る事は明白だが、とにかく全部買おうとしている者にとって、毎回4枚程度のボックスというのは、なかなかにつらいものがある。毎回7,000円以上だからねぇ…。

 かたや川井のボックスは、押井作品のセットであり、長らく絶版になっていた「紅い眼鏡」をはじめ「ケルベロス」「トーキング・ヘッド」「アヴァロン」に特典CDという5枚セットで6,500円である。
 これは異様に安い。まともに全部買うと12,000円以上である。オリジナルはネット上で、かなり凄い価格になっていたという代物だ。
 もちろん私は「紅い眼鏡」の頃からリアルタイムで買っているのだが、特典欲しさに買ってしまった。仕方あるまい。

 ところで、アカデミー受賞のあの作品、北米盤のDVDは赤くないのだそうだ。ほんとかね。
 発売は日本と北米でどちらが先で、どの程度の発売スパンがあったのだろう。つまりわざわざ変えるだけの意味や時間があったのか、という事だ。あ、リマスター変換のスタッフが違うという事があるかもしれない。
 とにかく一度見てみたいものである。


2003年03月25日(火) 蒸気機関車ねぇ…

 NHKのニュースでやっていたが、新幹線開通を祝って、JR八戸線に蒸気機関車が走るそうだ。栃木だかからわざわざ借りてきて、休みに走らせるという事らしい。まあ露骨な観光営業である。

 しかしそんなに蒸気機関車というのはいい物なのだろうか。はっきり言うが私は大っ嫌いである。復活させて走らせようなんて奴らの気が知れない。
 あんなに煙くてうるさい列車のどこがいいというのだ。冷房などという物がないので、夏は窓を開けるしかないのだが、そうすると煙だけならまだしも、煙と一緒に石炭の細かい粒も飛んできて、目が痛くなる。駅構内での汽笛も、蒸気の調節があるから実にうるさくて長い。
 つまり快適な旅には程遠い乗り物だったのだ。

 それが懐かしいという人も多いが、私は小さい頃、それが嫌だった。出かけるのはいいのだが蒸気機関車には乗りたくなかったし、駅構内に入るのも嫌だった。小学生の頃までこれを利用させられていたが、電化された時は本当に快適で嬉しかったものだ。

 蒸気機関車という物は快適な乗り物でない事は確かなのだが、その旅自体が楽しいものであれば、人間の脳は美しい想い出へと変換してしまう。
 この記憶の美化作用が歴史を捻じ曲げる事もあるのだが、つまり冷静な比較判断ではなく、単純に過去を美化しはじめた時点で、頭は年寄りになったという事なのだ。
 昔、藤子不二雄の短編にあった「ノスタル爺」とは、非常にうまい単語である。

 しかし、70年代までのロック・シーンは良かったなぁ…。あ、やばい…。


2003年03月24日(月) アカデミー受賞ですか…

 昨夜の天本英世の訃報について、あちこちの掲示板に書き込みがあった。
 しかしショックだとか言葉がないとか書いている人たちが、どれだけ彼の事を知っているのだろう。はなはだ疑問だ。どうもその掲示板の雰囲気に合わせて書いているだけのような気がする。
 つまりそういう人たちの文章には、誠意とか愛情が感じられないのだ。

 ところで月並みなネタだが、アカデミー賞で「千と千尋の神隠し」が長編アニメーション部門で賞をとったとの事。NHKの昼のニュースで、鈴木プロデューサーのアップが映ったので何事かと思ってしまったではないか。
 ディズニーの張り切り方が尋常ではなかったので、はっきり言ってかなり意外であった。

 さて、こうなると来年以降のディズニーの反撃は怖そうだなぁ。スピルバーグだって「プライベート・ライアン」で賞を取れなかったのがくやしくて、翌年からありとあらゆる票の獲得活動を行い、連続3回受賞なんて事をやっている。金のあるアメリカ人とはそういうものだ。

 来年春にはまた宮崎の新作と、同時に押井の新作が公開される予定だが、特に押井は海外での評価が高く、アカデミーだって夢ではないのに、これでは難しくなってしまうだろう。
 まあ別にアカデミーなんか取ったところで作品の権威には関係ないが、やはり製作する側の生活の向上には役立つ。そういう意味では取っておいて損はない。日本の優秀なアニメーターは、苦労しているのだ。


2003年03月23日(日) 天本英世もついに他界

 しかし私も文章が長くなるタイプだ。日記も毎回無駄に長いような気がする。特に休みの時は…。
 これが便利なのはESIFCONのアフターレポート作成時くらいのもので、あれは1ページのラフがあれば、なんだかんだで10ページ位までは水増しできる。自分でもすごいと思う。
 でも日記については、もう少し簡明に書ければいいのだが。少しは会長の日記を見習いたいものである。

 そろそろ納車も近いので、車内を整理する。
 便利で多用しているカー用品もいくつかあって、これらを一度外してみたら、結構ガタがきていた。買い替えようと捜したが、これが売っていない。困ったものである。

 で、捜している途中でDVDソフトを買う。
 「バンデットQ」という訳の判らん邦題になった「TIME BANDITS」である。これはもちろん公開時に観ているが、LDで買い逃していたのだ。そして今回のDVDはLDと同じ仕様らしいので買ってみたという訳である。

 しかしこの作品は、劇場上映時間の都合から変なカットをされてしまい、かなり訳が判らない作品になったといういわくつきの作品だ。当時スターロクでも大騒ぎで、正しいストーリーを載せていた。
 だいたいストーリー上重要な部分をカットするというのはどうかと思うぞ。さすがは東宝配給である。ここは以前、「ディズニーなのにお姫様が竜に食われて死ぬなんて許せん」と言って「ドラゴンスレイヤー」を公開せずに返却したところだ。

 ちなみに「ライトスタッフ」も、公開当時としては異例の長さだったため30分程カットしてあるのだが、これは切り方がとても巧みだった。確かに意味合いは変わるのだが、映画としてまったく破綻せずにむしろスピード感がアップしたのだ。ソフト化の際、こちらも入れて欲しかったくらいだ。どうしても仕方のない場合はこういうカットをするべきである。
 察するに「バンデットQ」の担当者は、ストーリー展開を全く理解できない頭の持ち主だったのだろう。能力のない奴に任せたのが問題だったという訳だ。

 という内容でアップしようとしたら、天本英世死去のニュースが飛び込んできた。77歳と言う事で、考えていたより若かった訳だ。
 個人的には「キングコングの逆襲」のドクター・フーや「マイティ・ジャック」の博士が好きだった。最後の個性的な演技と言うと「紅い眼鏡」でのプロの立ち喰いそば師・月見の銀次であろう。 

 そう言えば大学時代の友人が、1975年頃東京駅で天本英世を見かけたが、マント姿でしかも長身である。まるで死神博士そのもので、とてもサインをくれなどと近寄れる雰囲気ではなかったそうな。

 「マイティ・ジャック」で思い出したが、かなり昔、仙台SFクラブで遊んでいた頃、Jemさんと「博士、ミサイルの数は」「38!」なんてやりあっていたら、故・菅田に「あんたたち、変!」と言われてしまったなぁ。
 当時はこういう特異な集団内において「変!」と言われる事自体が楽しかったものである(ちなみにその後Jemさんちへ行き、リック・ウェイクマンのアルバムを数枚発見し、「おおっ、同志だ」と感動したものである)。

 天本英世の訃報で菅田を思い出す変な奴って、私くらいだろうな。

 結局今日も長くなってしまった…。


2003年03月22日(土) 本かアルバムか、それが問題だ

 子どんぐりをスイミングへ送っていき、終わるまでそばのショッピングセンター(一度破綻しかけた)で時間を潰す。しかしここの書店も、時間潰しができないほど本がない。
 下田のタワーレコードも、隣の書店の設置面積を半分にして成立している。当然の結果として本が著しく少なくなった。つまりタワーレコードが出来たおかげで、書店がダメになったという訳だ。
 本当にこの地区の書店は、すべて絶望的になってしまった。

 なにせ毎月立ち読みしてから買うのを決めている月刊誌は、結局5箇所の書店を回らないといけない。ちょっと遅くなると書店から消えている事も多い。必ず買うならともかく、これは結構つらい状況である。そして廃刊になった訳でもないのに、いつの間にか市内から消え去っている雑誌も結構ある。
 どうせ各店で扱っている本が違うのだから、いっその事どこかに大型連合書店でも作ってくれた方がいいかもしれない。

 こんな事を考えながら、CDを聴いているのだが、どうも必要な物が捜せず、こんなの持っていたっけという物が出てきたりする。
 先程も「メコン・デルタ」なるグループのCDが出てきたが、どうも覚えがない。
 で、聴いているうちに「バーバ・ヤーガの小屋」がかかったので、これ目当てで買ったのを思い出した。このCDは1stと2ndのカップリングで、最後には「こびと」が入っている。忘れていたのは、単に私にとってつまらないアルバムだったからだ(ちなみに2ndのアルバム名は、ラブクラフトから取っている)。
 音はメタルというよりはパンクに近い。と言うより、ほとんどスラッシュ・メタルである。結構「バーバ・ヤーガの小屋」というのはパンクで処理しやすいようだが、「こびと」は難しいようだ。こうしてみると、EL&Pというのは偉大だったのだとつくづく思う。

 私は1970年からずっとロックを聴いているので、パンクの成立過程は理由も判るし必要なムーヴメントだったというのも充分理解しているつもりだ。
 しかしいくら必要だったと言っても、それが好きがどうかは別問題だ。それはパンク以前にかなり完成度の高いロック、ポップスを聴いていたのだから、破壊衝動の強いパンクは、ロックの進歩には意味があっても個人的に感動する余地は少ない。現在のように完成度が高いメタルは好きなのだが。
 とか言いながら、結局最後まで聴いてしまった。いや、感動しないだけなんだってば。

 そしてPFMの「LIVE in JAPAN 2002」を見る。こちらは素直に感動する。
 ここ数年のアルバムもなかなか気に入っているので、結構楽しめた。惜しむらくはもう少し流れにメリハリがあれば良かったと思う。
 しかしテクニックは安定しているし、採録状態も非常に良いため、まるで実際にライヴに行ったような錯覚に陥りかけたりもする。クリムゾンもこのくらいの映像で出して欲しいのだが。

 さて、イラク攻撃は、本格的になってきたようだ。
 地上部隊がかなり高速で展開しているところからみても、早い決着を目論んでいるのは明白だ。長引けば米英の死者が増えるだけだし。
 しかし地上部隊は戦車を進めながら弾薬や燃料、食糧等の補給基地を作っていかなければならないのだが、補給部隊を潰されたら、戦車なんてただの箱になってしまう。こういう高速展開時の補給部隊は大変である。

 アメリカのエイブラムスなんて、ガスタービン・エンジンを積んだ世界でも稀な戦車である。満タンでも300km走るかどうかという代物で、しかも臨戦状態ではエンジンを切る事ができない。なにせジェット機と同じで起動してから車輌を動かすまでに時間がかかるから、夜もエンジンをかけたままにしなければならないのだ。
 そしてこのエンジンの特徴で、アイドリングであっても常に高速回転しているから、さぞや燃料も大量に消費する事だろう。
 さすがは消費大国の戦車である。現用戦車にこんなエンジンを積もうなんて、他の国では考えられない事だ。常に補給は途切れないという前提で作られているのが良く判る。

 結局、兵器からアメリカというものを見てしまう私であった。


2003年03月21日(金) タワーレコード・オープン

 下田に昨日オープンした「タワーレコード」に行ってみる。
 思っていたよりは広く、ロック系も仙台店よりは劣るが、この地区の特性を考えればまあまあであろうか。少なくとも周辺地区の店の中では一番種類が多いのは間違いない。もっともプログレ系はあまり多くはなかったが、これまでよりは遥かにマシになったと言える。

 ただこれから売れ行きをみて品揃えの統廃合を行うのだろうから、著しく不安ではある。そもそもロック系は店の奥である。何が主体かは容易に想像がつく。昨日オープンだったので今日のネット新聞にオープンの様子が少しだけ載っていたが、やはりショッピング・センター内という事から、かなり家族連れを意識しているらしいし、青森県という場所をことさら強調していた。
 まあ腐っても「タワーレコード」であるから、洋盤をそれほど疎かにはしないだろう、と思ってはいるのだが。

 とりあえず今日は、PFMのDVD「LIVE in JAPAN 2002」を買う。チッタ川崎でのライヴだ。多分あるだろうと思ってはいたが、おすすめコーナーにあったのにはちょっと驚いた。このへんはさすがにタワーレコードという訳だ。PFMはヨーロッパと日本でのライヴCDもあったが、そこまで買う余力がないので諦める。あとはザッパの紙ジャケが大量にあったのが、ちょっと感動物だった。

 午後は本屋回りをする。
 本当は「ゲッターロボ・アーク」の2巻が出たと聞いたので捜したのだか、これはまだなかった。代わりに「私家版鳥類図譜」(諸星大二郎)と「ルナティカン」(神林長平)、そして「映画秘宝」「SIGHT」等を買う(そう言えば最近は、買った本について書いていないなぁ)。
 「SIGHT」は例によって押井守のインタビューで、手塚治虫に関する内容である。しかし押井も最近丸くなってきたと思う。というかインタビュー等では、言葉を巧みに選んでいる。アニメ界では宮崎駿と並んで影響力を持つ人間になってしまったのだから、仕方がないのかもしれない。
 もっともトーク・ショーやDVDのオーディオ・コメンタリーなんかでは、かなり好き放題な発言も多いから、やはり丸くなったというより、言葉を選んでいるのだろう。元々頭のいい奴だから。

 さて、イラクへの侵攻は、ついに米英兵士に死者が出た。単なる事故によるチヌークの墜落らしいが状況は良く判らない。しかし自国の兵士に死者が出ると、国内世論はかなり攻撃的になる。いくら反戦行動があっても、世論は攻撃支持が大半を占めてしまう事になる。そして戦闘による死者が出てしまえば、後は攻撃あるのみ、という事になってしまうのは、どの戦争でも同じだ。

 しかし、日本はどのメディアもどの連中も、みんな妙に興奮しているのだが、それが所詮は対岸の火事を見ているような姿勢に感じてしまう。本当に真剣に世界情勢を考えているのか、はなはだ疑問である。
 やはり北朝鮮問題とは違うという事なのだろう。


2003年03月20日(木) 早く終わるのを待つしかない

 ついに開戦。
 こうなると日本人がいくら騒いだところでどうなるものではない。アメリカの戦争とはそう言うものだ。まあ長引くと、アメリカ軍でさえ砂嵐のために痛手を受けるかもしれないから、なんとか短期で決着をつけたいところだろう。
 いずれにせよ、民間人がどれだけ死ぬ事やら。
 
 これに関してニュースステーションで、反戦行動をまとめた映像のバックに「エピタフ」を使用していた。もちろんクリムゾンの、である。なかなか効果的だったと思う。

 ところで今回の戦争の影響で、クリムゾンの来日中止、なんて事態にはなったらどうしよう。前の9/11テロの時にはサンダーバーズ来日が中止になったし、心配である。
 なんて、こんな事言ってたら、感情論でしか物が言えない連中を笑うわけにはいかないか。反省(でも切符やホテルをおさえるのだから、簡単に中止なんて言われると、イナカの人間にはきついのも事実なのだ)。

 夜は借りてきた「戦闘妖精雪風 OPERATION2」を見る。
 さすがに前回よりは話がいくらかまともだが、やはりあのキャラクターには耐えられない。戦闘機の描写はそれなりにがんばっているので、やはりアンバランスだ。これでは「マクロス・ゼロ」の方が、内容はともかく作品としてのトータル・バランスは優れている。
 結局、アニメ界の若い連中は飛行機の事を知らないのだろうと、つくづく思う。
 知っている人間がごまかすのと、知らない人間が適当に描写するのとでは、違和感の度合いが違う。せめて物理法則や流体力学の基礎くらいは知っておいた方がいいのではないのだろうか。

 しかし原作の神林氏は、まさか自身の作品のキャラクターがこんなになるとは、想像もしていなかった事だろう。この先どうなるのやら。


2003年03月19日(水) 戦争突入、か

 今日は子どんぐりに会いに、おじいちゃんとおばあちゃんが来る。
 夜は居酒屋の個室が空いていたので、そこで食事をする。まあ少しは親孝行になったであろうか。

 ところで日本では、あちこちで戦争反対運動が起こっているようだが(メディアではそれしか報道しないから、実際は不明だ)、議論が全然なされていないように感じる。
 クラウゼヴィッツは「戦争とは政治を他の手段によって延長したもの」と定義しているが、今回のイラク攻撃はまさに、政治と経済の延長だろう。
 ニューヨークの9/11テロに対する攻撃は、誰がどう見ても「ただの仕返し」でしかなかったから、あの攻撃には断固反対するべき価値があった。
 しかし今回は、本当に政治問題経済問題が複雑に絡み、さらにアメリカにしてみれば北朝鮮の事も念頭に入れたものであるから、反対もしたいが賛成もしたいという、非常に複雑なものになってしまっている。

 特に日本に関しては、北朝鮮への今後の対応も考えると、無下にアメリカに反対できないのも事実である。はっきり言って、北朝鮮問題を解決させるためには、現在のアメリカが北朝鮮に睨みを効かせる状態を作らなければならず、そうなると一度振り上げたイラクへのこぶしは、振り下ろさなければならない状態になってしまっている。
 結局、全ての国が抜き差しならぬ状態になっているのに、雰囲気だけで「戦争反対」と騒ぐのは、日本の将来を捨てているも同じなのだ。それが判って反対しているならそれでもいい。
 だが平和ボケしている日本に、そこまで考えて行動している人がどれだけいるというのだろう。

 だから小泉首相がアメリカの核の傘に入ると決めた以上、日本はアメリカを支持せざるをえないのだ。もはや国民の意思など及ばない局面になってしまったのではないだろうか。はっきり言って、みんな遅すぎたのだ。

 結局どう考えても、賛成派も反対派も感情論でしか動いていないように思える。あの「タマちゃんを救う会」と変わらない。自分の行動に酔いしれているだけなのだ。なぜみんなもっと冷静に、議論が出来ないのだろう。
 まあ全ての人が冷静に議論できる雰囲気なら、戦争なんて起きるはずもないのだが、そんなのが不可能なのも事実であろう。


2003年03月18日(火) 復活のふろヰ道

 やはり昨日の酒のせいであろう、会社の中がなんとなく淀んでいる…。

 しかし、社内でも昨日付けで配置転換などがあり、肩書きがなくなった人も多い。そうすると突然やる気をなくす奴も出てくるのだが、それで困るのは当然周囲の人間であって、本人ではないというのが問題である(だから本人が「辞める」と言ってるんだから、無理に引き止める必要はないのになぁ)。

 夕方、スバルの営業に車輌登録用の書類を渡す。さて、これで正式に動いた訳だ。納車は、フッ素樹脂コーティングに一週間程かかるため、来週後半になる予定で、後はローンが待っているという訳だ(今のパソコンのローンがまだ残っているから、ちと大変だけどね)。

 こうなると、コナミのITC食玩が今月で一区切りというのも、不幸中の幸いであろう。これ以上続いたら、かなり大変な騒ぎになっただろう事は想像に難くない。
 でもワンフェス限定のホーク・ホワイト・ヴァージョンというのも、できれば欲しかったが、まあ東京でのピンポイント限定では、どうしようもない。それにテレビではそんな塗装のホークは出てこなかったのだから、後は汚し塗装をやりやすいというだけの事である。

 等と書いていたら、ふろヰ道が復活するとの情報が。
 やはり本気でやっている人たちは強い。どんな状況にあっても復活するのだ。これからも微力ながら応援しなければと思う。
 でも、各メンバーのご家族は支持してくれているのだろうか。それだけはちょっと心配である。例えいい顔をしていなくとも、反対さえしていなければ、それでいいのだが。


2003年03月17日(月) 月曜から宴会…

 午前中に車輌登録関係の書類を集める。
 しかし住民票や印鑑証明が、こんな簡単に入手できるようになっていたのにはちょっと驚いた。これでは頭のいい奴が悪用するのは、かなり簡単なのかもしれないと不安にもなる。

 そして夜は会社の宴会である。
 本来ならば先週の金曜日に行うはずだったのだが、諸事情により強制的に月曜日へ変更させられたので、親睦会としてはあまりやる気が起きない。本当は中止にしたかったのだが、それではホテル側に悪いので、営業やおエライさんの日程の都合でこうなった訳である。

 歓送迎会と言っても、該当者はほとんどの人が都合で出られないし(出たくないという人もいたな)、仕方がないので「仮称」と付けたが、これがまた陰で不評だったらしい。知るかそんなの。

 でも月曜だと言うのに、みんなよく飲む。呆れるね。準備したワインなんかもすべてなくなった。まあ非常にスタンダードな宴会だった訳だ。
 私としても、ほとんど気は楽だったから、適当にタベっていたが、その時、「ルーフがへこんだレガシー見たよ」とか言われ、非常に恥かしかったりする。

 最終的に68名参加と、まあまあの人数であった。でも忘年会とかで仮に全員参加だと、90名位になるのか。多すぎるなぁ…。


2003年03月16日(日) ついに契約、そしてイラク問題

 さて、車である。ついにB-SPORTを契約してしまった。
 車のナンバーを「2001」とか「1999」なんてのに指定しようかと思ったが、さらに\10,000かかると言われたので断念する。代わりに\50,000余計にかかるが、ポリマー皮膜処理を依頼する。
 結局200万の5年ローンである。大変だぞ。


 ところで唐沢氏の日記を読んでいたら、「週刊新潮、櫻井よしこのコラムを読んで、シラクがなぜ、米英のイラク攻撃に大反対しているかが了解できた。」とある。その肝心の文章はちょっと長いが引用する。

 「(シラクとフセインの個人的関係により)90年代中葉にフランスはバグダッド南 東のナル・ウムール及びマジヌーン油田の開発権利を、事実上、得た。両油田の原油埋蔵量は200億バレルだ。イラクに対する国連の経済制裁措置が解除されれば、フランスはイラク原油の開発で大きな利益を得ることが出来るわけだ。米国がイラク攻 撃によってサダム・フセインを倒せば、その後に生まれる政権は、当然米国主導とな る。サダム氏の過去の約束事は見直される。未回収の武器売却代金(対イスラエル用 のシュペール・エタンダール機、エグゾセミサイル他250億ドル)がフイになるばかりか、過去四半世紀以上、シラク氏を筆頭に築き上げてきたフランスの権益は御破 算になる。だからこそ、シラク氏は眦を決して国連安保決議に自ら乗り込んでいく」

 何が驚いたかって、こんな事は常識だと思っていたので、かなり意外だった。それとも「櫻井よしこ」という名を出さないと誰も信じないという事なのだろうか。

 ついでに言えば、この油田・武器絡みの話にはさらに裏がある。
 フランス国内にはこの油田、武器の契約関係からイラクの地下組織が合法非合法を問わずかなりの数があり、現在のフランス政府としては彼らの存在を無視できない状況なのだ。つまり秘密裏に手を組んだ連中を裏切る訳にはいかず(金が入らなくなるし、テロ勢力への押さえが効かなくなる)、また非合法な組織は、開戦を示唆すれば国内でのテロに走るのは目に見えている。
 つまり義理と恐怖の板ばさみ、というか、単純に「イラクを敵に回せない国内事情」があるという訳だ。

 結局今回のアメリカとフランス両国の態度は、別に正義とかではなく、単純に石油や武器による自国の利益だけで動いているに過ぎない。そんな事実も知らずに、「戦争賛成または反対」と騒いでいるのだろうか。
 きちんと自分の考えで動いているなら、どちらの意見であってもいい。それなら議論が成立する。それがただなんとなく流されているだけであれば、それは何の意味もないのだ。


2003年03月15日(土) 慌しいなぁ

 今日は出勤日なのだが、会社の配置換え及びLANの組替え作業を行うので、全く仕事が出来ない状態になったため、お休みにした。会社に行って何も仕事が出来ないのでは、意味がない。
 会社の方針だからと苦労して業務をPC化したのが、結局裏目に出ているのだ。
 さて、そして断言するが、月曜の朝はPC及びプリンターは働かないであろう。いつもの事だ。

 それでも昼すぎに、明後日の親睦会主催宴会用ワインの買出しに他のメンバーと行く。結局20本となる。
 しかしワインの価格って、ピンキリだと言うのは判るが、380円と780円と1200円と1800円の違いって、何なんだろう。見た目は大して変わらないのだが、素朴な疑問である。

 そして終わってからディーラーに行く。
 現在、5月のフルモデル・チェンジ発表を控えて、在庫一掃セールという事になっているらしい。
 今日の時点でステーションワゴンの在庫はGT-B Limited IIB-SPORTだけとの事なので、とりあえず話のついでに試乗してみる。

 流石にGT-B2000ccターボはいいエンジンだ。低速でもストレスがないし、アクセルを踏み込むと一気に加速する。現在乗っている2500ccエンジンの走行性能と何ら変わらない感じだと言える。
 それに比べるとB-SPORTは、吹かしても加速感はあまりない。低速でもオートマのギアチェンジが頻繁に行われているから、それだけトルクも乏しいのだろう。まあ2000ccノーマルエンジンであの重い車体を駆動するのだから、仕方のない事だ。そもそも現ラインナップで唯一のレギュラーガソリン仕様車だし。

 本来ならGT-Bにするべきなのだろうが、価格的に全く手が出ない。B-SPORTにしても今日の時点での最終呈示価格は210万である。下取り価格がほとんどないのがきつい。

 ただ、ウチは長距離を走る事がメインで、しかも荷物が多いから、他の車種というのも考えにくい。走行性や安全性でも、やはりレガシーというのは長距離を走破するのに適した車なのだ。
 トヨタなどの同じような価格帯では、こうはいかない。どうしてもカーゴの部分が劣ってしまうし、下回りもうまい具体に安くあげている(その分内装が、一見立派なのがいかにもトヨタである)。

 さて、どうしたものだろう。もし買うのであれば、明日の朝には連絡して押さえないといけないが、全額ローンを組まないといけないしなぁ。


2003年03月14日(金) 結局、買い替えか

 ディーラーと電話で、下取りをした場合の話をする。
 結局修理しても、車輌の下取り価格は35万程度で、修理しないで保険から出る金を回すのであれば、その差額は何とかする、という程度だった。つまり新車を買えと言う訳だ。
 とりあえず、明日の夕方またディーラーに行く約束をする。

 こうなると大家なんかの対応には本当にハラがたつ。なんかテロリストの気持ちがとても良く判るなぁ。
 いや、実際爆弾を作って送るなんてのは、誰でもできるのだ。手間と時間はかかるが、火薬なんてのは爆竹をほぐせば集まるし、起爆装置だって、ここまでICキットが出回っているのだから、簡単に作れる。
 問題はそれだとすぐつかまるから誰もやらないだけで、プロのテロリストはつかまらない自信があるから行うのだ。一般人にとっては、バカのために自分の人生を潰すのは、それこそバカバカしい事である。

 夕方会社で、ISO14001、つまり環境管理システム系導入の説明があった。
 しかしこの会社の連中がバカだと思うのは、えらい連中はとにかくこうしろと言う指示を出せと言うのだが、我々からすれば「何故そうする必要があるのか」という動機付けが欲しいのだ。それをすっ飛ばしては、目的と手段が逆転する可能性がある。
 現実に支店ではそういう傾向がある。何故そうするのかが抜けているのだ。したがって、こういう方向で推し進めていけば、環境を破壊しないためには仕事をしなければいい、という結論になるのだが、誰も気づいてない。
 しかも叩き台に向かって、こんなのでは役に立たないとわめくバカも出る始末だ。何を考えているのだろう。

 こんな連中が管理職をやっているのだから、うまくいく訳がない。
 いずれ電気代や紙代の節約を「何のためにやっているのか」全然判らずに終わるのであろう。

 結局、終始イライラしているから、みんなアホに見えてくるのだ。


2003年03月13日(木) 所詮人はあてにできん

 午前中、会社を休んでディーラーと不動産屋へ行く。

 ディーラーでは、ルーフがここまでやられていると、切断して新しいのと交換するので、事故履歴としてほとんど全損扱いとなり、車輌価値が大幅に減ると言われる。そもそもルーフをピラー部分から切断という事は、普通なら横転しているような事故だ。

 その足で不動産屋へ行くが、非常に及び腰だ。社長は今の時期忙しいから介入したくないとまで言う。口調は柔らかいのだが、いかにも貸してやっているという態度だ。
 実はここの社員に、社長が来る前にちょっと聞いたのだが、そもそも大家はとんでもないらしく、「何ががあってもすべて不動産屋で片付けろ。そのために雇っているのだ」と言う態度らしい。とにかく自分は金さえ稼げればいいとの事だ。やはり先代が死んで、そのボンボンが跡取りとなったため、全然不動産屋のいう事は聞かず、今回のような事態のための保険など、全然入る気もないそうだ。
 社長は「大家とあまり話をしたくないので、後で文書で抗議文をくれれば、大家に見せる」という、ほとんど責任逃れをしていた。ここもバカである。

 まあ所詮アパートの人間は地元じゃないから、どうでもいいという訳だ。
 確かにこの地区の連中は、仲間内には非常に親切だが、それ以外には冷淡である。こんなので新幹線が来たから観光客を呼ぼうなどどチャンチャラおかしい。

 午後ディーラーから電話で、修理費用は概算で30万強だとの事。
 さて、修理したって全損扱いの車輌である。実際高速を走る事が多いので、上を一度切り離した車など、安心して乗っていられない。

 困ったものだ。ここの大家や不動産屋の対応も、そもそも全然現場を見にくる事すらしない。人の財産を潰しておいて、平気な顔をしている。バカなんだろうな。
 まあ性格破綻者が多い町だから仕方がないのかもしれない。聞くところによると、この地区の土地持ちは、すぐにキレるタイプが多いらしい。
 本当の意味でのスキツォイドも多く出る風土らしいし、抗議などしようものなら殺されるかもしれないな…。

 本当に頭に来る嫌な町だ。
 あまり頭に来たので、隣町まで車を飛ばす。ついでだから、食玩のSIDパック一個とキャプテンスカーレット(エンゼル機と思われる物)二個を買ってくる。
 予想通り、イーグル・セットとエンゼル機だった。ここんとこだけ妙に冷静だね。


2003年03月12日(水) いらいら…

 車の件で一日中いらつく。

 総務とも相談するが、所詮他人事である。
 夕方、盛岡から保険会社の上の人がきて、少し話す。今回のは、いくら契約書に責任を問わないと書いてあっても、裁判を起こせば少なくとも半々程度の責任分担にはなる可能性大という意見だった。
 しかし実際問題としてこの忙しい時期に裁判など起こせる訳もない。結局ヒマと金のある奴の方が有利なのだ。

 嫌だねぇ。


2003年03月11日(火) タワーレコードの不安材料

 もうすぐ下田に、タワーレコードがオープンとなる。
 さてどうなる事やらと思ったら、新聞には「J-pop」や「演歌」などというおそろしい文字が並んでいる。そしてジャズやソウルという文字はあるがロックのロの字もない。不安だ…。

 しかしタワーレコードに演歌だぁ? 一体何をふざけているのだろう。やはりその地区の特性にあわせて商品構成を行うのは、ある程度は判るが、タワーレコードである。洋盤主体でない事には、その存在意義がないではないか。
 演歌なんかを置くのは絶対に間違っている。そんな物は地元にまかせておけば良い。
 私は何を隠そう、演歌だけは音楽だと思っていない。発生自体がいい加減で、その上当初から進化の袋小路にはまった物を音楽とは認めないのだ。

 ま、それはともかく、洋盤が充実していれば、別にプログレを一万枚置けなんていう無謀な事は要求しない。常に千枚位置いてあれば良いだけだ(それって無謀?)。
 私は現物を手にとってジャケットを見れば、自分の好みかどうかは大体判別できるから、常に在庫として棚に置いて欲しいのだ。
 在庫が無くて注文するんだったら、なじみの店で買った方が近くで楽だし(一応顔パスだから手続きがいらないもん)、あるいはネットで安く買えるのだから、わざわざ遠い下田まで行く必要はない。

 なんか限りなく不安になっていくなぁ。下田の店長は、元高知店店長だったらしいが、誰か情報を持ってないかな。
 でも、もう来週オープンなんだよね。いまさら手遅れか…。


2003年03月10日(月) まったくもって不安な日々

 昨日の車の件で不動産屋に電話したら、そういう保険は大家の管轄なので、後で大家から電話させるとの事だった。
 でも電話は来なかったぞ。本当にきちんと対処してくれるんだろうな。
 この辺は、土地を持っている奴は殿様気分の奴が多く、自分がいまだに領主だと思っているようなので、本当に不安である。

 ま、ご多分にもれずウチの会社もそういう奴が多い(これは人事の責任だ)。
 特に今の異動の時期、いろいろ裏話が聞こえてくるが、本人がいかに無能でやる気がなくても、コネさえあればどうとでもなるのは相変わらずのようだ。それなりの地位にある役人や政治屋の子供はバカだが、社会では充分それでやっていける訳だ。
 いい年になってもダダをこね、それで重役なんかになだめられている。どっちもバカだ。そんな人間を沢山養っている今の世の中、不況だなんて信じられない。

 そう言えば先日、某仕入先から「おたくの会社の場所がわかる地図をファックスで送ってくれ」という問い合わせに、「住所を送ったのに判らんのか。うちを知らんとは失礼な奴だ」と怒っている奴がいた。
 どっちが失礼でバカなのかは明白だ。うちの会社が有名だという幻想をいまだに持っているのは異常だよ。営業マンがこれじゃあ、売上げがどんどん下がっていく訳だ。
 このままだと多分来年度も赤字で、そうなると銀行の融資も止まるのが判らないらしい。結局甘やかされてきた社員たちには、そういう危機感がないのだな。

 もちろんこれは経営陣の責任でもある。そういう人間を多く集めてきたのだから。
 いつも人事は「コネ優先」で人を集めているが、これは間違いだろう。今まで見ていると、コネのある奴ほど、まともに仕事をしていない。コネがない奴の方が必死になって仕事をしているし、今の世の中、コネだけで仕事ができる程甘くはないのだ。その証拠に、最近は公共事業や大物物件が全く受注できていないため、売上げがとてつもなく落ちている。
 結局、年寄りを始めとして、高度成長期のままで思考回路が止まっている奴が多すぎる。非常にやばいと思うのだが。

 嫌な事が多いと、ついグチを書いてしまうなぁ…。


2003年03月09日(日) ここにきて車のトラブルかい

 今朝も今朝とて雪かきである。
 雪を捨てる場所もいい加減に限界だが、トラックでもない限り川や海に捨てに行く訳にもいかない。しかも除雪がいい加減だから道路はメチャクチャだし、このまま凍るととんでもない状態になる。もう一部がそうなりつつある。
 あ、それは毎年の事か。

 今朝の新聞その他の訃報で、「フレッド・フリーバーガー氏(米脚本家、テレビ制作者)」というのが載っていた。
 その略歴には「ニューヨーク出身。日本の怪獣映画のモデルといわれる映画「原子怪獣現わる」(1953年)の脚本で注目され、60年代から70年代にかけ人気テレビシリーズ「スター・トレック(邦題・宇宙大作戦)」や「スペース1999」などを制作した。(ロサンゼルス共同)」とある。

 しかし一般的日本人に、「スタートレック」はともかく「スペース1999」というのはどこまで知名度があるのだろう、と考えてしまった。
 なにせ東京における正放送はかなり変則で、第二シーズンに至っては地上波では放映していなかったか、したとしてもかなり経ってからというありさまで、この番組に関しては、地方テレビ局の方が早い上にきちんと流していたのだ(ただ第一シーズンの始まりは、東京が早かった)。
 当時私は静岡にいたので、ほとんど見られたのは幸運だったといえる。

 だから東京が全ての情報の中心であると思われている日本では、スペース1999は数あるITC物のなかでも、放映された時代を考えるとマイナー中のマイナー扱いなのではないだろうか。
 あの超駄作である「テラホークス」でさえ、NHKでやったため、見た人はそれなりに多く知名度はある(途中で見るのを諦めた人も多いが)。
 それが新聞の死亡欄とはいえ載っていたのだから、なかなか驚かされた朝であった。

 驚かされついでに。
 隣のアパートの屋根から大量の重い雪が落下。ウチの車の屋根がかなりハデにへこんでしまった。さて、これってどうしたらいいんだろう。

 とりあえず明日、不動産屋に電話してみるか。でもちゃんと元通りにしてくれるんだろうか。そもそも屋根だけですんでればいいけど、タイヤやサスとかもやられている可能性も否定はできない。
 なにせここ数日毎日落ちてきて、その度に雪をどかしていたという繰り返しだったのが、結局無駄な作業になった訳だ。
 ああ、虚しい…。


2003年03月08日(土) 時期はずれの大雪が続く

 また一晩で大量に雪が積もっていた。
 風が強かったので、少ないところは15センチくらいなのだが、アパートの周囲は吹き溜まりとなる場所が多いので、60センチ以上である。しかも気温が少し高いため、湿気を含み非常に重い。
 そのうえ一日中降り続いているのだ。結局トータルで4時間位雪かきをしていた計算になる。本当にこの時期、この辺でこんなに継続して降るというのは、非常に珍しい事態だ。


 さて、まこさんのところに、MOOGのシンセソフトのデモ版がダウンロードできると載っていた。
  http://www.arturia.com/en/demos.lasso
 オリジナルは300ドルとの事で、まあその価格で買えるのなら安い、のかも知れない。でも所詮ソフトだから、つまみで遊びまくるという訳にはいかないらしく、そのへんはちょっと残念。
 正明さんはそれなりに楽しめたというので(悪の教典#9エンディングごっこをしているとか。今度会ったら聞かせてもらおう)、デモ盤を落としてみようかな。でもきっと、使い方が判らず終るという事になりそうだな。


 ところでネット上の新聞に、八戸のイトーヨーカ堂が撤退した後のビルに、シネコンを入れるというニュースが流れていた。山形のフォーラム運営委員会のバックアップを得たらしい。

 ただ、ワンフロアの高さが3メートルくらいの場所に8つのスクリーンを作るらしい。しかも床や天井には手をつけないから、そうなると椅子も平らな面に設置するしかない訳だ。
 それで今時の映画館と言えるのか? 狭いなら狭いで、せめて盛岡のフォーラム程度の高さは必要だろう。

 もともと八戸の映画館の運営は、青森県の中でも最悪であった。いや、私はあちこち移動してきた人間なので、色々な場所の映画館を見てきたが、それらと比べても「映画館」という概念が欠落しているとしか思えなかった。
 はっきり言って何を考えて運営しているのか理解に苦しむのだ。とにかく「見せてやっている」という発想でしかない。

 そして恐ろしい事に、今の時期の会議で「6月オープンを目標」にするのだそうだ。来年ではなく、今年の、である。それで設備の検討とか配給の検討とかできるのだろうか。なんかパチンコ屋の運営と勘違いしてないか?

 こうなると、もし成功してもそれは山形のフォーラム運営委員会の力であって、現在の八戸在住の人間の力ではないな。そのくらい青森県南部の文化意識は低いと断言しておく。
 ま、とりあえずお手並み拝見といきますか。


2003年03月07日(金) 本物のサントラ

 アマゾンからサンダーバードのサントラが届いた。ついに待ちに待った、本当のオリジナル・サウンドトラックである。

 実は1980年頃のLPで「No Strings Attached」が出た時は、非常に期待して購入、出来としては悪くなかったのだが、オリジナルではなかったから、落胆も大きかった。
 その後、何度かサントラと称するLPやCDが出たが、すべてスコアだったため落胆ばかりで、結局、曲毎に版権が異なるというとんでもない事情があると知り、オリジナルの発売などほぼ不可能だと諦めていたのだ。
 そういう経緯もあって、実は今回も、実際に聞くまでは信用していなかった。

 そしてこのCDをざっと聴くと、確かにオリジナルであろうと思われる。
 思うというのは、実際に録音された曲がテレビでそのまま使われるとは限らないから、曲のイメージが異なるし、さらにデジタル・リマスター処理を施してあるようだから、ますますテレビのワンシーンとは、感じが異なるのだ。

 それでも音を聴く限り、オリジナルである可能性が非常に高いと感じるし、そもそもジャケットにオリジナルと書いてあるのだから、まず間違いないだろう。
 NHKの正放送からしばらくして、世の中にはサントラという物があると知ってから35年くらい待った訳だから、うれしい事である。
 これをもって、完全盤、あるいは最終盤と言えるだろう。

 こんな感じで、同じITC物の「秘密指令S」や「プロテクター電光石火」のサントラも出して欲しいものだ。好きだったんだけどな。

 ところで今日は、今月末に発売予定のクリムゾン・コレクターズ・ボックス VOL.7を予約してきた。来月には新宿で、クリムゾンのライヴが見られるというのに、困ったものだ。少しは時期をずらして欲しいものである。
 あ、会場で売るのかな。するとサインがもらえるとか…。うーむ、ちょっと早まったかも知れない。ま、いいけど。

 しかも同じ発売日に、川井憲次のCDボックスも出る。当然頼んであるが、出費がかさむなぁ。


2003年03月06日(木) 実は周囲にSIDがない

 先日購入したコナミのプレミアム・パックだが、あと2個買うつもりでいつものローソンに行ったら、これが全く置いていない。
 キャプテン・スカーレットSFビークルはまだ残っていたのだが、置いてあった形跡すらない。つまり先日は絶妙のタイミングで購入できた訳だ。

 さて、日曜日にでも追加で買いに行きたいが、明日からまたまた雪が降るらしい。しかも大量に。となると、ちょっと距離があるから、道路がとんでもなく混んで往復に非常識な時間がかかる恐れがあるし、そもそも駐車場から車を出すのすら難しくなる。
 先週は出すのに苦労したのは当然として、入れるのにもとても苦労したのだ。なにせ切り返しをするスペースがなくなるのだから。
 今回はレスキュー・イーグルの見分け方が完璧に判っているというのに、困ったものだ。

 困ったと言えば、先程アマゾンから、サンダーバードのサントラCD(本当に世界初のオリジナル・サントラなのだ)を送ったとのメールがあったのだが、こうなると雪でとんでもなく配達が遅れる可能性が出てきた訳だ。ちょっと悲しいなぁ。

 そう言えばそろそろ謎の円盤UFOのサントラも注文しなければならない。ただしこれはCD-Rなので保存性の不安があり、しかも高いときている。昔出ていた私家版が音源なのだと思うが、まあ公式ルートからの発売だから、我慢するしかあるまい。

 まったくITC物には泣かされるよ。


2003年03月05日(水) まだまだ降るのか

 また雪が積もっている。一晩で40センチとか言うのは毎年1〜2度あるが、こんなに降り続くのを経験したのは、ここに来てから初めてだ。
 雪が少ないのに慣れると、本当にまいってしまう。人間、怠惰な生活にはすぐ対応してしまうのだろう。

 ところでテレビのニュースを見ていたら、年末に酒酔い運転でひき逃げ殺人をした奴に、7年だかの求刑をするとか言っていた。危険運転なんたらとかいう奴を初めて適用するらしい。はっきり言って遅すぎるのだが。

 確かに「殺した時点では、犯意の認識がない」という法律上の過失致死という考え方は理解できない事もないが、自分から酒を飲むのと、事故や何らかの病気とはそもそも前提が異なる。
 だいたい酒飲み運転の常習犯の上に現場から逃げているのだから、明らかに現状認識はしている。こんな奴は酒を飲んだ段階で犯意が成立すると考えるべきだろう。
 ここは拡大解釈をするべきで、過失致死など論外だ。そもそも酒を飲んで運転した段階で、殺人罪を適用してもいいくらいである。

 そしてそんな奴でも、たった7年程度の求刑で済む訳だ。
 現実には5年の懲役で執行猶予3年とかの、実質無罪のような結果で終わる可能性があるし、仮に執行猶予なしで懲役3年としても、うまくすれば1年ちょっとで仮釈放になる可能性もある。
 だがこういう奴は反省なんかしないから、同じ事を繰り返すので、結局何も変わらないのだ。

 悪質な犯罪なのに、やっぱり変だよなぁ。酒に依存してなおかつ車を運転するなんて奴は、本当は死刑がふさわしいのだ。同情の余地はまったくない。
 これは私の長年の持論だ。これに反論できる奴というのは、だいたい自分も酒酔い運転をしてる奴なのだ。

 と熱くなってしまうが、現在の警察ではひき逃げの検挙率が鬼のように低いから、酒酔い運転で事故を起こした奴は、ほとんどが逃げてしまうのが現状だ。それによって助かるはずの被害者が死ぬ事になっても、所詮は他人事なのだ。
 まあなんの事故抑止にもならないスピード違反取り締まりばかりやっている警察も、ある意味同罪である。もう少しなんとかしてもらいたいものだが…。


2003年03月04日(火) すごい雪だ

 またまたである。一日中ほとんど吹雪である。普通はドカッと降った後はしばらく降らないのだが、延々降り続いている。毎日雪かきをしないと大変だ。まったく、ここは青森ではないというのに。
 この辺においては、まさに異常気象と言えるであろう。

 さて、今日は子どんぐりの誕生日。
 おじいちゃんおばあちゃんから、万華鏡をもらう。前方に試験管のようなガラス管を装着すると、中の模様が動いて非常に綺麗である。いいなぁ。
 最近はシフォン・ケーキをお祝いに利用しているのだが、これはローソクを立てられないのであった(重さで崩れる)。でも立てたいというので、仕方なく二本で我慢してもらう。
 なぜシフォン・ケーキなのかと言うと、子どんぐりは生クリームを大量に取ると湿疹が出るので、なるべく控えているのだ。そう言えばマクドなんかでも同じ症状が出るという事は、脂なのかもしれないなぁ。
 ちと不憫ではある。

 ところで井上遥の訃報は、古谷徹やサンライズのHPに載っていた事からも事実として確定したようである。癌だとの事で、年末まで仕事をしていたらしい。なんと言うか…。

 そして今日は、昨日書いたボタンの女性から輪ゴムが飛んできた。破壊力が少しアップした訳だ。さて、明日は何が飛んでくるのだろう。


2003年03月03日(月) 一生に一度の事だったかも

 朝に起こった出来事。
 会社で近くに座っている女性社員が、電話をかけようとした途端にくしゃみをしたのだが、その直後、カキンという音がして、本人が突然笑い出した。
 一体どうしたのかと尋ねると、これがなんと「ベストの一番下のボタンが弾け飛んだ」と言うではないか。これにはさすがに笑ってしまった。
 実に素晴らしいタイミングで、とても楽しい状況に遭遇してしまった訳だ。はっきり言って、こんなマンガのような状況はもう一生見られないと思うぞ。

 あまりに感動してしまったため、思わず「日記に書いていい?」と聞く私も私だ。もちろん許可をもらったから記述したのだが、どうせこの日記はそんなに読んでいる人がいないからと、簡単に許可してくれたのであろう。
 喜んでいいのやら、悲しんだ方がいいのやら。

 しかし、ただ書いただけでは、おかしさが半減だなぁ(文章が下手だという事はおいといて)。

 ところでネット上では、「闘病中の井上遥が死去した」というニュースが流れていた。アルテイシア・ソム・ダイクンの声優として一世を風靡したあの人だ(一般的にはセイラ・マスか)。
 まだ正式なものではなく、掲示板主体なのでガセネタの可能性も捨てきれないところではあるし、そもそも闘病中という事すら初耳だった。
 でも、考えてみればそろそろみんないい年に突入しているのだから、病気で命を落とす人も出てくるのも不思議ではない(みず谷なおきの時も驚いたが)。

 こうして声優も私の知らない世代へと、徐々に交代している訳だ。なんか「盗まれた町」か「影が行く」だね、まるで。



2003年03月02日(日) もうSIDが出ていた

 今日も雪かきをする。徐々に片付けるしかない量なのだが、とにかく重い…。

 昨日みかけていたワイルド7のサイコロ本そのを買う。この分厚さで「地獄の神話」だけだ。当然の事ながら差別用語とされる言葉はいろいろ変えられているが、それでもさすがに面白い。個人的には一般的に名作と言われる「緑の墓」よりいい作品だと思っている。
 だがこれ以降は、ストーリー的に精彩を欠くようになっていくのだった。

 ところでこれを買う時、脇に「これを読めば大河ドラマの武蔵がすべて判る」という腰巻のマンガがあったのだが、描いたのがなんと桑田二郎(昔の桑田次郎ね)なのだ。これは驚いた。
 あまりに驚いたので中を見たが、意外とまともであった。往年のシャープさはないし顔のデッサンがちょっと甘いという感じだが、少なくとも8マンの復刻版最終話よりは、はるかに安定している。
 まあ知っている人なら「マラコット深海」に少し近い絵柄と言えば理解しやすいかと思う。

 ただ構成として、時々見開きで説明とかが入っているため、純粋にストーリーを追うには問題がある。これは桑田が以前から書いている宗教関係の解説マンガの構成だ。
 やはり世間一般は、マンガでさえ生活に役立てようとして、こういう形態を求めているのだろうか。

 そして午後になって行った下田のジャスコには、発売日前のフライングで、コナミのSIDパックが出ていた。
 当然の事のように4箱購入して、帰宅後重量を計ると、イーグル入りが約155gXL-5入りが約125gであった。店頭で比べると30gの差はかなり判別しやすいであろう。なにせ二種類しかないのだから。
 さてあと一箱、イーグル入りを買っておくか。
 しかしこうなるとますますイーグルの発着ランチを作りたくなるなぁ。30センチ四方で充分というサイズだし。

 しかしここ、以前は全く置いていなかったのに、今頃になって突然キャプテン・スカーレットやサンダーバード・パート2を鬼のように積んであった。一体どうしたというのだろう。
 でもこのシリーズではパート2のパーカーが唯一未入手というのが、こうなってくるととて悔しい。ペネロープもエリス中尉もコンチェルトもなぜかあっさり入手できたのに。

 夜は借りている「トゥーム・レイダー」のメイキングなどを見るが、どうもつまらない。
 つまりみんな、いかに大変だったかを、お互いを褒める事でしか表現していないのだ。肝心のメイキングも、表面をさらっと紹介するだけで、私が望んでいるものではなかった。
 こうしてみると、以前パイオニアのLDで出ていたメイキング・シリーズは非常に専門的で良かったのだが。決してマニアックではなく、専門的なのだ。

 そして日本の映画は、本編よりもメイキングの方が面白い物が多いような気がする。
 対象があまり多くないから、本音を結構出しているし、製作現場を見せたいという思いも強いのだろう。

 そう言えば「アヴァロン」のメイキングなんか、スタッフのほとんどケンカ腰状態が非常によく判って、撮影スケジュールが抜き差しならぬ状態なのがとても良く判るし、映像を作る上での議論もとても楽しい。
 こういうのを公開するのって、ハリウッド物では無理なんだろうね。



2003年03月01日(土) 外の雪はまだ溶けない

 NUTZさんからCDが届く。密かに楽しみにしていた物だ。
 そうこうしていたら、いわさきさんから魚も届く。これも嬉しいが、今日は子どんぐりの体調が良くないので、食べられない。どうもここ数日、変拍子である。困ったものだ。

 で、早速AMAROKを聴く。やはりマイク・オールドフィールドの影響が感じられるが、なかなか良い。でも最近こういうのとか川井憲次の押井用に作ったのとかを聴いていると、なんか人生の後半が見えてきたせいなのか、妙に切なくなってしまうなぁ。

 あとSYNDONEを聴いてみた。これはイタリアのバンドである。
 最初はEL&Pのコピー・バンドかと一瞬思ったが、全然違っていた。キーボード主体なのに、オリジナリティがあるというのは、なかなか良い。もちろんキーボードの音色だけはEL&Pを彷彿させるところもあるが、これはある程度仕方がないだろう。
 むしろ展開が、いかにもイタリアの泥臭い部分を持つロックであるので、往年のキングで出していたユーロロック・シリーズを聴いていた頃を思い出すサウンドだ。例えばオザンナあたりをもう少し現代寄りに洗練した感じ、と言えばいいだろうか。これはかなり面白い。
 最近のPFMもこんな感じに近いところをみると、今のイタリアン・ロックの一つの傾向なのかもしれない(なんて、大して聴いてもいないのに知ったフリをしてしまうのであった)。

 しかし最近はこういうのを聴くと嬉しくなってしまうというのも、新しいアルバムにこれという拾い物が見つからない反動なのだろうか。やはり洋盤を大量に扱う店が近くにないのは辛い。

 ところで今朝、「所沢市の国土交通省東京航空交通管制部(通称ACC)のコンピューターシステムがダウンし、全国の空港を出発する航空機が約20分間にわたり離陸できなくなった」というニュースが流れたが、これを見て「木曜日のリカ」を思い出してしまった。古いなぁ。

 でも今の時代だからこそ、この作品は映画化したら受けるのではないだろうか。なんたって主役が「世界で唯一人、ノーベル殺人賞を受賞した女」というスーパーウーマン(ただし一歩間違ったら笑っちゃう)という設定なのだ。
 多分、このマンガの事は一般的には忘れ去られているのだとは思うし、作品的に構成が悪い部分もあるが、だからこそ映画化できるはずだ。
 これは押井監督が、実写作品にしたら面白い物が作れそうな気がする。なんたって女性が主役だしね。そしてこの中の「渚のコルト」なんかをやったら、かなり奇妙な作品になるかもしれないのだが。


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