2004年04月30日(金) どこが大型連休?
テレビのニュースでは、NHKですら「一昨日からの大型連休」などとふざけた事を言っている。私の会社はサービス業ではないが、土曜は休みという訳ではないし、まして30日など休めるはずもない。
たしかNHKは「ゴールデン・ウィーク」という呼称を、人が働いているのに何処がゴールデンだ、というクレームから使用しなくなったという経緯がある。大型連休だって同じではないか。どうもNHKというのは、いつもながらピントがずれている。
さて、明日も仕事だ。
モデルグラフィックスを立ち読みしたら、タカラのクールガールで「女性用プロテクト・ギア」が出るそうだ。押井監督も絶賛しており、確かに製品としての出来は素晴らしい。
でもこれに関して私はちょっと遠慮したい。ノーマルのケルベロスは欲しいと思うが、女性用のケルベロスって、そういう部隊というのが想像できないのだ。女性用に小改造してあるというならともかく、ああいう特殊な装甲服を女性用に作るとは考えにくいではないか。
もちろんカスタムメイドというなら話は判るが、それでは戦闘部隊としての意味がないのである。ああいうのはある程度の数を揃えて部隊化しなければ、何の役にも立たないのだ。
だからどうも触手が動かないのである。
そういえば近所でケルベロスが一体だけ残っている店があるんだよなぁ…。
そしてコナミのマイティジャックは、6/28発売である。原型は素晴らしい出来だが、それが量産になった時どこまで再現できるかが勝負の分かれ目ではある。まあ今までの出来から考えると、大丈夫だとは思うが、問題はマーキングだなぁ。キャプテン・スカーレットの悲しい思い出があるだけに、100%安心はできないのであった。
忘れていたが、昨日試しに「青春のオールナイトニッポン」をふたつ買ってみたのだが、出たのはどちらも「鶴光」であった。しくしく…。
やっぱりここは「糸居五郎」と「アンコー」が欲しいところだ。それをリアルタイムで聞いていたのだから。
でも「セイ・ヤング」を是非とも出して欲しいものである。
そしてニュースを見れば見るほど、あの羽田の暴走事件は計画的だと思ってしまう。もしあれが偶然だとしたら、やはり空港の警備はお粗末だという証明になる。
どちらにしても、困った問題が生じるのに変わりはない。
2004年04月29日(木) 今日は20度を越えた
ついこないだは雪が降ったと思ったら、今日は20度を越えてしまった。まったくなんという気候なんだ。
という訳で、「タルカス&展覧会の絵」を探して一日中彷徨ったのだが、どこにもないっ!
一緒に「魁!クロマティ高校」のサントラも探したのだが、こちらもない。せっかく美狂乱名義初のアルバムなので買ってあげたいのだが…。
ま、そんなもんだろう。どちらも連休明けにタワーレコードに頼むとするか。
この時色々なチラシを見かけたが、ふとどこかで見た絵が目についた。北村龍平監督の「VERSUS」である。何で今頃と思ったら「アルティメット・ヴァーサス」なのだそうだ。つまり新たなフッテージを加え、再編集、あわせて音楽は一新、色彩も調整という、非常に手間暇かけた再リリースである。しかも6.1チャンネルという無駄に豪華な仕様だ。もしかしてアヴァロン以来ではないのだろうか(これを再生できるシステムを持っている人が、はたしてどれだけいるのだろう)。
こうなると見たいような気もするが、ちと高い。この作品自体、それなりに面白い作品ではあるが、完全に見る人を選ぶ作品でもある。
多分、今年冬公開予定の「ゴジラFINAL WARS」に合わせたのだろうが、この人がゴジラの監督ねぇ…、ジャンルが違うんじゃないのかな。
ところで昨日買った「ヤング・フランケンシュタイン」の特典映像を見たのだが、短い割には面白い。少なくともメル・ブルックスという人は想像以上に映像作家だったというのが良く判った。
この作品については、試写を頻繁に行い、一般の反応に気を配り続けており、映画会社の言うなりにはならなかったのである。結果としていい作品を完成させる事が出来た訳で、どんな映像でもこだわりを持っていたというのが、意外でもあったが、改めて見ると納得もできる。
あとはメル・ブルックスによるオーディオ・コメンタリーも楽しみである。
そして早いところ「珍説・世界史パート1」もソフト化してくれないものだろうか。あと「大陸横断超特急」も(こちらはジーン・ワイルダー作品だが)。
そして夕方になると、どんどん寒くなっていくのであった。
ところであの羽田で暴走した奴、やっぱりただのピーなのか、それとも空港関係者が隠している事があるのか、今後の展開が気になるところではある。
ただ、こういう事件ではハイジャックとは違い、テロとしてすぐさま対応するだけの準備も必要だろう。一歩間違えば一瞬にして数百人が死亡するのだ。暴走を始めた段階で、射殺を含めて状況終了するだけの警備陣は必要なのではないだろうか。それをオーバースペックだとは思わない。
空港とは一度何か起こると、とんでもない大災害になる可能性が高い設備なのである。
そして青森県では本当にのほほんと構えている、原子力関係施設も、だ。
2004年04月28日(水) 雪風もあと一話
会社の人から「戦闘妖精雪風・Vol.4」を借りた訳である。
当然の事ながら全っ然期待はしていなかったのだが、今回はブッカーと零のいちゃつきがない分、いくらかまともである。少なくとも原作を無視すれば、アニメ作品としてはなんとか見られるレベルだろう。
小説の「雪風」が持つテーマの重さはこんなものじゃあないのだが、とりあえず今までのように「二度と見るか」と思わないだけマシだと言える(つまり今までがあまりに酷いのだ)。
そして「3機目のジャムはどうやって撃ち落したのだろう。ミサイルのスピードは考えないとしても、あの位置からでは空母も巻き添えだろうに、なかなか謎だ。」とか「空母上での雪風の機動は、現在のスホーイ・ファミリーの最新型に改良を加えれば、将来的には出来そうな気がする。搭載燃料の問題を無視すれば、そう遠くない時期で可能であろう。」なんて事を考えながら見ていたのだが、いつものようにあのエンディングのムッシュかまやつの音楽に、腰が砕けるのであった。
ただしこれは彼の責任ではなく、彼を起用した人の責任だ。あの音楽はいかにもムッシュであり、作品世界に合っていないだけなのだ。
さて、最後はどういう展開にするつもりなのか、お手並み拝見である。
ところで、全然知らなかったが、板橋しゅうほうが「化虎(けとら)」というマンガの連載を、よりにもよってネット上で始めていた。本人いわく「『化虎』は『真・凱羅』かも…」なのだそうだ。
これは是非とも読みたいのだが、web現代のe-mangaというコンテンツなので月額500円を払わなければならず、しかもバックナンバーは先月まででは、どうしようもない。
早く単行本になって欲しいが(この人の作品は、リアルタイムですべて買っているのだ)、石川賢と同じで、広げた風呂敷を畳まずに終わる事が多いのである。まあそれでも「凱羅」のような傑作を書く人だから、なかなか見逃せない。
夜になってからタワーレコードまで車を走らせる。
黒田亜樹の「タルカス&展覧会の絵」を探しに行ったのだが、入荷した分はすべて売れたそうで、次の入荷は5日以降だという。こんな田舎でも意外と人気があるのか?
仕方がないから、明日以降は他の店を探してみよう。
で、ついでなのでDVDを見ていたら、「ヤング・フランケンシュタイン」と「ファントム・オブ・パラダイス」がなんと\999というとんでもない値段で売っていた。もちろん税込みの定価である。こうして見るとDVDの価格というのも一体どうなっているのか、実に不思議だ。もはや呆れてしまうというレベルである。
とか言いつつ買ってしまったのではある。なんと言っても1970年代B級映画の名作なのだし、とにかく大好きな作品なのである。
しかしこの\999シリーズは色々出ているのだが、ほとんどが1〜2枚しか置いていない。そんな中で今日買った2作品は5枚ずつ置いてあった。この店も判っているという事だ。
2004年04月27日(火) やはり日本は島国だ
例のイラクにおける人質事件で、海外メディアの反応は「極めて不思議だ」という論調である。それはそうだろう。ボランティアが根付いている社会の人間にしてみれば、理不尽にも見えるかもしれない。
でも、なぜあれだけ日本人が反感を抱いたのかというと、彼らに対する直接攻撃というより、あの家族の言動に嫌気がさしていたからだ。明らかに親切の押し売りである。イラクの人を救わない奴は人間じゃないという、狂信的宗教と同じような薄気味悪さを感じているのだ。それが多分海外のメディアには判っていないのであろう。
まあこれだけマス・ヒステリーに走るのは、戦前と同じだから怖いといえば怖いのではあるが…。
あと北朝鮮での鉄道爆発事件、多分誰もがきな臭さを感じているのではないだろうか。
現在の北朝鮮に直接燃料などを無償で与えているのは中国だけで、それすらもアメリカから控えろと言われているのだ。
大統領はそれに従いたいが、強硬に反対している軍部を抑えきれない。彼等は北朝鮮がなくなると韓国に駐留している米軍と直接対峙しなければならなくなるという恐怖心が強い。それはなんとしても避けたい事態なのである。
つまり現在の中国は北朝鮮に対して、援助したくはないが援助しなければならないという非情にアンビバレンツな立場なのだ。
だがこで子供を含む大事故が発生すれば、当然救援物資という名目で何でも送れるし、海外だって災害だから放ってはおけなくなる。当然の反応だ。
だが韓国に対しては陸路での輸送を拒否している。そうなると、やはりこれはただの事故なのだろうか、と勘ぐってしまう。そもそも爆発は引込み線で起こっており、住宅への被害は甚大だが、メインの線路はすぐに復旧している。なんだかなぁ…。
2004年04月26日(月) UFOと1999とタルカスと
先日注文していた「謎の円盤UFO ORIGINAL TV SOUNDTRACK 2枚組 CD-R」と「スペース:1999
ORIGINAL TV SOUNDTRACK YEAR TWO 2枚組 CD-R」が届いた。
盤を見なくてもブートだという事は充分判っていたが、届いたCDは本当にCD-Rである。まあ当然ではあろう。
まずは「UFO」をちょっとだけ聞いてみたが、聞いた限りでは番組のBGMそのものである。これは凄い。良くこんな物が残っていたものだ。こういうのは後世に残すべき、重要な遺産のひとつであろう(だが、ちょっと音とびをしているようだが…)。
でも聞けば聞く程、「決死圏SOS宇宙船」の発展系だと感じてしまう。というかそのものの曲もあるくらいだ。
とにかく「UFO」のサントラは、1970年の放映時から35年近く待っていたのだから、ブートであろうと入手できただけで感激である。もしかしたら今年一番の感涙物かも。
それから「スペース:1999」の方は、どうもオープニングの印象が少し違う。これはスコアのようにも感じるし違うようにも感じるが、なんとなくオリジナル・テープの可能性が高いという気はする。まあセカンド・シーズンのBGMがCD2枚に渡って聞けるのだから、仮にスコアであっても良しとしよう。
さて、21日には黒田亜樹による「タルカス&展覧会の絵」が出ているので、これも週末には探さなければ。ピアノだけでタルカスとは、どういう仕上がりなのか、楽しみである。
ただ、\3,045という価格はちと高いとは思うが、こういうアルバムなら仕方がない。お布施だと思って払うしかないのだ。
そしてこういう試みのアルバムだと、喜んで払ってしまえるものなのである。
2004年04月25日(日) 法事である
10時半に、納骨のためお寺へ向かう。
子どんぐりは「忙しいなぁ」と飽きている様子だが、葬式とはこういうものだと諭す。飽きたようでも、とりあえず要所要所ではキチンとしてくれるので、そういう意味ではとても助かるのであった。
納骨は子どんぐりは始めてだが、頭蓋骨を見てもさほど驚いていないのは、本物だという認識が少ないせいかもしれないと思ってみたりもする。まあ葬式という一連の厳粛な儀式の場では、そういう物を見ても恐怖心など起こらないのだから、正しい反応なのかもしれない。
結局、午後はどんぐり2号が義父のノートパソコンにウイルスバスター2004をインストールするだけで、特に何もせず、帰途につく。
それでも何故か実相時監修の「昭和情景博物館」は6個買っていたりするが、まあそれはそれという事で…。ちなみにこれ、軽いのは路面電車、重いのは建物である。念のため。
帰宅後、洗車場へ行き軽く塩を落す。車体下部は高温で焼きついているため、どうせ簡単には落ちないのでこの程度で諦めるしかないのである。結局この車も早い時期にマフラーがいかれるかもしれないと思ったりもする。
あれははずれた瞬間から凄い音がするから、いやなんだよなぁ…。
2004年04月24日(土) 雪がうっすらと
朝起きて外を見ると、昨夜から降っていた雪が、車の上に雪が少しだけ積もっていた。この時期でそんなに降るか?
今日は法事で弘前まで行かなければならないので、タイヤをスタッドレスに戻すか一瞬悩んだが、まあ鬼のように降る事もないだろうと予想し、ノーマルで出かける。
しかし途中は結構降った地区もあり、心配しながら走ったが、とりあえず何事もなく到着。
ちなみに弘前は桜祭り期間なので、道路がとんでもなく混んでいた。そして到着して車を見ると、塩でまたまた白くなっているのであった。
夕方になり家にお坊さんが来る。明日の納骨に備えて自宅で最後のお経をあげてもらうためだ。
子どんぐりは帰り際に「おとなしく正座していられて、偉いですね」と褒められる。まあお世辞半分としても、子どんぐりとしては名誉な事ではあろう。なにせ30分近く正座していたのだから。
夜は食事の後で、ちょっと弘前公園まで夜桜を見に行く。
しかし異様に寒い。公園内ではBGMに琴が流れていたが、この寒さといい、まるで仙台での初詣である。
写真は、暗いのと見栄えのするのは一部のアングルだけなので、諦める。試しに撮ったのは多分ダメである。こういう時デジカメはすぐに確認できて便利である事だよなぁ、とつくづく思うが、ケータイとかで撮りたいなどとは微塵も思わないのであった。
2004年04月23日(金) まだ雪が降るか?
昨日よりもさらに寒い。
なんでもこれから真冬並みの寒気が入ってくるらしく、週末にかけて場所によっては雪が降るとか。一時は30度前後まで上がったというのに、とんでもないな。
イラクの人質問題だが、政府と犯行グループ間での金銭授受がなかったのは間違いないが、ではあのクベイシ師率いるイラク・イスラム聖職者協会の利益は何だったのだろうかと考えていた。
まず誰でも判るのは、スンニ派として政治の中心に入り込む必要性があったという事だ。少なくとも今回の働きで世界から注目される存在にはなったのである。
そしてもう一つ、そういう存在になる事で、今度は地元における民間企業とのつながりが出てくるという利点がある。これは「新政権の合法的利権」と呼ばれるもので、簡単に言えば諸方面への便宜を図る見返りに、モスクへの寄付をしてもらうというパターンである。意外とこれは重要なファクターらしい。
なんとなく皆が必死で働くのも判るような気がしてしまう。人質の命という問題ではなく、もっと実利的な問題である。
ただしこれは7月以降の、政権譲渡を見据えた長期的な戦略に基づいている行動なのだから、政治的行動として責められるような事ではない。その辺が大衆と政治との隙間なのであろう。
あと知らなかったが、国連は現在、汚職問題で委員会を設置しての大調査が行われている。イラクの専門家がほとんどフセイン側に買収されていたのだという。しかもかなり巧妙な手口らしく、アメリカの金融専門家を委員長に据えて、調査しているらしい。
現在はその時の連中はすべて職務から外しており、国連の浄化も急ピッチで行われているという訳だ。
ま、結局フセイン政権がなぜあんなに長い間独裁政治を続けられたのかは、色々な要因があるという事だ。
そして今日は会社の親睦会の引継ぎ会である。
今まではそれなりにやっていればなんとかなったが、これからはやたらとうるさい人も増えてきたし、(無駄に)偉い人も増えてきた。なにかと気疲れするだろうから、私も今回で終わりにしたいと思っている。馬鹿馬鹿しいのである。
そもそもこの会社の規模で部長が8人なんてどう考えても多過ぎる。単に役職を振り分けるための人事ではないのか、なんて憤ったところでどうしようもない状況なのである。
引継ぎ会が終わって外に出たら、なんと雪が降っているではないか。
歩いているとどんどん激しくなり、傘が重くなっていく。これは明日、法事で弘前まで行くのは大変な事になるかもしれないぞ。
2004年04月22日(木) UFOのサントラ
今日も30度を越えた所があったようだが、こちらは寒かったのである。朝なんか息が白かったくらいだ。しかも雨(昼には雷雨だ)だったので雰囲気だけでも寒いのである。
アストロゾンビーズで以前品切れだった「謎の円盤UFO ORIGINAL TV SOUNDTRACK
2枚組 CD-R」が入荷したというので、つい頼んでしまった。\3,490也。
同時に「スペース:1999 ORIGINAL TV SOUNDTRACK YEAR TWO 2枚組 CD-R」もあったのでこれも一緒に頼んでしまった。こちらは、1stシーズンのLPを持っているので、とりあえず今回は2ndシーズンだけを押さえてみた。ちなみに価格は同じく\3,490也。
まあ入荷と言っても明らかにブートであるのだが、購入できた人が限定されていたのだから、ある意味では仕方がなかろう。こういうのは正しいブートなのである。オリジナルは欲しくても入手できなかったのだから、ブートがだめだというなら、正規で販売を続ければいいのである。買う人は沢山いるのだから。
とにかく「謎の円盤UFO」への思い入れは強いので、これ関係の物には素直に反応してしまうのだから仕方がないのである。
先ほどNHKのクローズアップ現代を見ていたら、弘前公園のソメイヨシノは全国でも最高レベルの美しい桜だという事が判った。あまりに身近なので、特別そう思った事はなかったし全国の桜もそういう物だとばかり思っていたのだ。
そもそもソメイヨシノは、刺し木で増える木なので遺伝子の変化があまりなく、環境の変化に弱いのに、ほとんどがきちんとした手入れをしていないから、どんどん悪くなっていくらしい。そして桜というのは剪定をしてはいけないというのが昔の常識でもあったので、なおさら枯れるのに加速がつくようだ。
弘前はリンゴの産地なので、リンゴも桜も同じバラ科の植物だから、リンゴの剪定技術を使えるはずだと考え、それが現在に繋がっているのだ。
弘前公園は一年を通して土壌改良から剪定と手を尽くし、きちんと管理しているからこそあれだけの美しさを保っていられるのだという。流石である。
一般的に、自然というのはあまり手を加えない事がいいと勘違いしている人も多い。やはり自然と言っても必要最低限の管理をしないと、いずれは朽ち果ててしまうのは当たり前だ。
しかしこうして見ると、弘前公園での宴会というのも止めさせるべきではないのだろうか、と考えてしまう。桜祭り期間中の宴会は常道を逸しているとしか思えないのだ。昔のようにのどかな花見の面影は、まったくない。ただ酒を飲んでいるだけではないか。
全国でも有数の美しい桜なのたから、宴会ももう少しおとなしくしてもらいたいと切に思う。
と、年寄りくさい事を言ってみたりするのであった。単に大宴会が嫌いなだけなのだが。
2004年04月21日(水) 今度は竹内均
昨日、竹内均氏が亡くなったそうである。あの「ニュートン」の編集長として有名な人である。
まあ日本においてはプレートテクトニクスを始め、科学の啓蒙という部分で非常に努力した人だ。私は映画「日本沈没」への出演(プレートテクトニクスの説明シーン)で初めてこの人の存在を知った訳で、その後色々と本も読んだ。
しかし83歳だから、結構いい年だった訳で、月日の経つのは早いものだと感じる。
昨夜は6話まで借りていた「攻殻機動隊SAC 2ND GIG」を見てしまった。うっかり12時近くに見始めたので、寝るのが遅くなってしまったではないか。なにせ途中で止められないのだ。
この作品は、前作を見ていないので繋がりが判らない部分もあるが、実に面白い。そしてその映像を見る事で内容を理解しなければならないので、いかにも映画を観ているようで非常に楽しいアニメである。個人的にはあのタチコマのキャラは好きではないが、まあ合い間合い間に説明をするキャラとして、仕方がない存在なのだろう。
できれば前作を全部観たいものだが、どこかに置いてないのかな。
しかしこういう良質の作品も、首都圏では通常のテレビで見られたのだが、もう田舎はそういう物を見る機会がまったくないのが実情だ。多分「もうけになる」とは考えられていないから切り捨てられているのだろう。宣伝すると費用がかかるから田舎は相手にしないという事情は判るが、あっさりと田舎を切り捨てられても困ってしまう。
まあ田舎はこういう物に価値を見出す人が少ないから、制作側としては仕方がない処置なのか。でもそういう展開をしたから「イノセンス」は100万人程度で終わってしまったとも言えるのだが…。
千葉でメガマウスという珍種の鮫の死体が見つかったらしい。
どういう鮫なのか調べてみたら、これがトムとジェリーに出てくる鮫そっくりなのである。スタッフがこの鮫を知っていて作ったというよりは、猛獣をイメージしたらああいう形になっただけだとは思うが、それにしても良く似ている。
メガマウスの体長は5メートル前後で、口が大きいのが特徴だがプランクトンを食べるおとなしい種類らしい。もっとも生態が不明だというから、実際どうなのかは判らない。
しかしメガマウスで検索をかけると色々なホームページが見つかるが、珍しい鮫だからなのか個性的なものも多い。いろんな意味で…。
2004年04月20日(火) サンダーバーズが来る
航空雑誌を立ち読みしたら、アメリカ空軍サンダーバーズの今年の予定が載っていた。
それによると9月30日に三沢基地へ来るそうだ。これはなんとしても行きたいのではあるが、平日なのはともかく(前回も平日だったが行ったのである)、月末なのである。これにはまいった。どうあがいても行けないではないか。不公平だよなぁ。
とにかくサンダーバーズの機動は凄い。自衛隊のブルーインパルスと比べると、ウサギとカメである。まあ自衛隊は安全第一であり仕方がない面があるとは言え、見せ方が全然違うのである。世界最強の空軍だけの事はある。ビデオ等で見るのとは、迫力が全然違うから、是非とも見たいのだが…。
あ、そうなると前回の教訓からもAFスピードの早いカメラが欲しくなるところだ。
カメラと言えば、今日は主だったカメラ雑誌の発売日。発売日にどんな地区でも書店に並ぶのは、カメラ雑誌くらいか?
今回はD70発売にあわせてか、各社デジタル一眼レフの特集が多い。そしてこういう風に特集を組むとどの雑誌も一つは悪い点を書くので、全部読むと総合的に良い点と悪い点が見えてくる。
例えばD70は「実は結構白飛びが激しい」というのも今回初めて判ったし、「おとなしい色に仕上がっているのは、後の画像加工を前提にしているようだ」というのもなんとなく見えてきた。色だけを見ると、個人的にはキャノンの処理が好きなのだが、この辺はメーカーの姿勢の問題だから仕方がない部分だ。
いずれにせよ、やはりエントリーモデルであるというのが良く判ったのは収穫である。こうなるとコニカ・ミノルタのαシリーズがどういうモデルになるのか実に興味深い。
CCDを駆動して、ブレ防止をとりあえず全てのレンズで使えるようにするという部分は凄いと思うが、フォーカスが甘くならないのか、他人事ながら心配になってしまう。
秋に発売予定というから、サンダーバーズが来る頃か?
9月と言えば、再び「しりあがり寿」氏が八戸に来るらしい。これはもう一度行かなければならないかな。
だが今度は主催者側もきちんと考えて、主にしりあがり氏に話してもらうようにするべきだろう。前回のような形よりは、講演の方が楽しそうな気がする。あるいはグループ・ディスカッションとか…。
2004年04月19日(月) サンダーバードは何処行った
NHKのサンダーバードが木曜夜の0:35(金曜朝というのか?)に移ったのだそうだ。
いくら番組編成のためかどうか知らないが、ひょっこりひょうたん島も一気に3時間放映して終わらせるし、一体NHKは何を考えているのだ。
移動するという事前のアナウンスもなかったので(おかげで録画をしくじった人が日本中でどれだけいるのやら)、我々はともかく、子どもが混乱している。そもそもこういうのは子供たちのための番組ではないのか。
我々だって子供の頃に親しんだから、何時までも宝として認識しているのだ。これは基本的に子供のための番組であり、子供を無視した放映は許容しがたい。こういう形でムリヤリ放映するとは、今のNHKの連中は一体どういう頭をしているのだ。バカのあつまりか?
こっちは金を払っているのだ、いくらでも文句を言うぞ。特にこういう、本来見られたはずの物を見られなくするというのは、暴挙である。管理していた人間は完全に無能なのであろう。
結局、人から受信料という上納金を搾取しておきながら、払っている我々をバカにしているという訳だ。これでは支払う意味などないではないか。
とりあえずクレームのメールは出しておこう。こういう事を金を取って行うというのは、もう客商売をしている人間の発想ではない。所詮NHKも殿様商売の組織なのだ。
視聴率を取ろうとしているくせに、どんどんつまらない番組を送り出しているNHKなのではあるが、せめて視聴率を取れる番組は、きちんと頭を使って放映して欲しいものだ。
さて、先日「キラーズ」を会社の人に貸したのだが、改めて押井監督の「.50
WOMAN」の主役は男だと教えたら、えらく驚いていた。つまり普通に観ている限りは判らないという事なのだ。
そこが狙いの一つだという事だったが、その点については多分成功しているのだろう。だから彼(彼女?)には台詞が一言もないのである。
これは色々な人に見せて、その反応を見たいものだ。
ニュースによると、確定拠出型年金を導入した企業が2000社を超えたという。
しかしそれが喜ばしい事かと言えば、そんな事はない。結局「従来の確定給付型年金に比べ企業負担が軽い」というただそれだけで導入しているというのが実体なのである。
社内での指導もきちんとして、なおかつ巨額の資金で運用できる大企業ならともかく、今まで確定給付型年金制度を行ってきた中小企業の社員にとって、利点はないと考えた方が良い。もちろん新規で行う企業なら別だが、一般的な中小企業の社員にとっては、そのほとんどがただ単に給付額が減るだけなのである。これは政治の貧困だけではなく、企業の経営者が招いた結果でもある。
みんな忘れているが、不況で経営難になるというのは、経営者にも責任があるのだという事はもっと認識すべきだろう。
なんでも不況のせいにして、根本的な事を忘れている人間のなんと多い事か。
しかしパレスチナでの暗殺は、イスラエル側がF16でミサイルを打ち込んで行われたが、どうも暗殺というイメージではないなぁ。まあ弾といってもいろいろ種類があるのは判るが。
でもイスラエルはずっとこういう方法でやっているんだよなぁ。原子炉を爆撃するのも一人を殺すのもすべて同じ手段だというのは、ある意味判りやすいといえるのだろうか。
うーむ、今日の日記は(も?)支離滅裂系だなぁ…。
2004年04月18日(日) 今日は暑いのであった
いくつかのメディアでは横山光輝の訃報を取り上げていた。
その時使われる写真のほとんどは大昔のものである。何故なのだろう。別に最新である必要はないが、10年から20年前のものがいかにも作家然としていいのではないかと思ってみたりする。
しかし今回は、今朝の朝日に載った解説が一番的を射ていたようだ。
解説といえば、最近は押井監督のイノセンスの解説も大分否定的なものも出るようになってきた。これはいい事だ。今までは一般メディアでまったく話題に上る事がなかったので、賛否両論が各メディアに出るという事は、それだけ皆が観ており、かつ注目されているという事なのだ。
ここまで来るのに長かったなぁ、と感慨に耽ってみたりもする。
そして押井監督は、デジタル映像の可能性を、恐らくは日本で一番追及している監督だと思うので、各メディアはそれをもっと取り上げて欲しいものだ。
デジタルと言えば。
最近のデジカメ関係の雑誌を見ていると、「デジカメは初期投資が大きいが、あとはほとんど金がかからない」という意味の事が書いてある。しかし本当にそうなのか?
確かに現像やプリントの費用はかからないだろうが、例えばバッテリーは、安心して使えるのは3年程度だろう。またメモリーカードもいつまでも使えるものではなく、ある程度の年月が経てば交換しなければならない。またデジカメ本体も、かなり精密な電子機械だと考えれば、メンテナンスやパーツ交換なども侮れない金額になるのではないだろうか。
さらに写真データの保存にだって金がかかるのである。まともに写真を撮ろうという人なら、それなりに保存のためのメデイアが必要だ。単価が安いが保存には向かないCD-Rなど論外なので、いきおいハードディスクやMOになると思うが、これとて溜まっていけばそれなりの金額になる。
そして最初に買わなくとも、いずれはモバイル・ストレージも必要になろうし、PCはかなりの人が持っているとは思うが、性能のいいプリンターや関連ソフトも必要になってくるだろう。
とにかく趣味の世界とは金がかかるものなのだ。ほとんど金がかからないという表現は止めた方がいいと思うのだが(そうすると普及にブレーキがかかるからあえて言わない、という意図は判るのではあるが…)。
しかし現状のデジタル一眼レフ・タイプは、防塵妨滴の面で非常に不安である。
特に防塵の点ではCCD周辺の、特にローパス・フィルターへの防塵をなんとかしてもらいたいものだ。そうしないとせっかくの利点であるレンズの交換が出来ないではないか。
こんな事を書きながら、SHOTGUN SYMPHONYを聴く。
「ON THE LINE OF FIRE」はなかなか良い出来で、日本での知名度はもっとあってもいいと思うが、やはり前作の「FORGET
THE RAIN」の出来が良くないのが影響しているのだろう。1999年の「SEA OF DESIRE」も早く聴いてみたいものだ。
そもそも「FORGET THE RAIN」は、アメリカでのセールスを意識しすぎた結果、アメリカ向けのつまらないアルバムになってしまったのである。平凡すぎて聴いても面白くないのだ。
そこで初心に帰って彼等本来のアルバムを作ったのが「ON THE LINE OF FIRE」で、やはりヘヴィでありメリハリがある、ヨーロッパや日本で受けそうな作りに仕上がっている。
そもそもありとあらゆる人種がいるアメリカでのヒットというのは、もはや平凡なものでしか成し得ないのである。特徴のある作品というのは(これは映画でも音楽でもだが)、アメリカにおいてはマイノリティでしか受けないのが現状である。そしてそういう作品を褒めるという気運がアメリカには欠落しているのだ。
1965年から1975年のヒットチャートというのは、イギリスとアメリカを比べると、日本のヒットはイギリスに準じていたのが判る。アメリカのヒットチャートが世界中でもてはやされてからロックはだめになり、かつ日本のチャートもあてにならなくなってしまったのである。
だからこそ産業ロックは発達したという一面もあるが…。
そんな今日の気温は23度だったのだそうだ。暑いはずだ。そしてまた寒くなるんだな。
2004年04月17日(土) 子どんぐりのママチャリ
今日は子どんぐりの自転車を買う。
今まではずっとマウンテン・バイク・タイプを使っていたのだが、今度は「ママチャリみたいなのでいい」という。ヘンな奴だ。私が中学の頃は絶対に嫌だったものだが。
でも店で見ると価格は別に変わらないから、別に経済的という訳でもない。なお不思議である。
午後はカメラ屋に行き、NikonのD70を操作してみる。
確かにあの機動の速さは驚異的だ。こうなると操作性では銀塩カメラと何ら変わらない。やはりデジタルといえども写真を撮る機械なのだから、こうでなくてはいけない。この点に関しては本当に素晴らしいレベルだ。
しかしファインダーが小さく、そろそろ目が悪くなっているため(老眼か?)、ちょっとピント合わせが難しいかもしれない。元々オートフォーカスに頼り切っているのだが、これでは別のところにピントが合っていてもちょっと気が付かない可能性がある。ほとんどのデジカメに付いている背面の液晶は、実は屋外では非常に見にくく、ピントの確認にはあまり使えないのだから。
だがホールド感も普通の一眼レフカメラと何ら変わらず、本当に写真を撮るための機械としてうまく仕上がっている。いくつか細かい点で問題はあるが、価格を考えたら充分な出来と言える。
最大の問題点は、私がCANONユーザーだと言う事だろうか。
さて、イラクで解放された三人についてだが、結局政府ではなく、一般大衆を敵にしてしまったという点では大失敗である。
イラクにフリージャーナリストとして行っている人のほとんどは左翼崩れあるいは反米を主張する人だと言う。つまり某政党からなど、何らかのバックがある人なのだ(だから自衛隊撤退のデモも社共などが支援していたらしい)。これはつまり現小泉政権に好意的ではないという事である。また激しい口調で自衛隊撤退を主張した家の人は、資産家だとも聞く。
つまり一般大衆の感覚からは乖離している可能性が高い人たちなのだ。そもそも何らかのバックがない状態で海外で慈善活動をするなど、一般大衆にはしたくてもできるはずもないのである。
こういう人たちだからこそ、「自由には常に責任が伴う」という点が欠落してしまっているのだろう。最終的に一般大衆の感情を理解していなかったという訳だ。悪く言えば金持ちの道楽と同じなのである。
これに関してはいくらでも書く事はあるが、もう色々な人が色々なメディアで述べているようだから、これ以上は書かない。
いずれ「自由には常に責任が伴う」というのだけは、肝に銘じて欲しいものだ。戦後教育で一番欠けている点ではあるが。
2004年04月16日(金) 横山光輝も死去
結局、横山光輝は死去してしまった。
作品的にはもう期待するものはなかったが(本人は、やり残した事はないと思っているのではないだろうか)、歴史の語り部としては期待していたのである。残念。
いずれにせよ、彼は稀代の職人であったと思う。エンターテナーとしての漫画を描かせたら、彼の右に出る者はそうはいないだろう。とにかく人を楽しませる事を第一に考えた作り方をしているのである。だから途中で終わった作品もない(はずだ)。
そういう構成だから、一般には漫画としては平凡だという見方もされているが、彼の場合はそれでいいのである。「後に残る楽しさ」を充分提供してくれたし、鉄人や影丸、バビル2世などの様々なキャラクターは、これからも使い回される事だろう。
でも死去のおかげで、懸案だったジャイアント・ロボの第一部が日の目を見るかもしれない。不謹慎かもしれないが、ある作家のファンとはそういうものではないのだろうか。とにかく何でも読んでみたいと思うものなのだ。
もっともジャイアント・ロボの第一部は確か小沢さとるの代筆だったはずだから、横山光輝の作品ではないと言えば確かにそうなのだが、まあ当時は皆代筆ができるくらい、似通った絵だったし、なにより作品としてもう一度見たいではないか。
いよいよ店頭在庫のなくなってきたNレコードに行ったが、ムーディー・ブルースの「ストレンジ・タイムス」があったので迷わず買ってしまった。ついでなのでショットガン・シンフォニーの「フォーゲット・ザ・レイン」も買う。これが7割引なら文句はない。
まあこの辺で買う物も尽きてきたという感じではある。あとはDVDの「大地震」を買うかどうかである。この作品は映画としてはどうという事もないが、ジョヌビエーブ・ビジョルドがいいのである。ただそれだけだから悩んでしまうのだ。
もっとも初公開時に観たきりなので、今観たらイメージが変わるかもしれないという恐怖はあるのだが。
2004年04月15日(木) 津軽じゃんけん
朝、出かける前に見ためざましテレビで、いわゆる「津軽じゃんけん」の事を放映していたが、そんなに珍しい物だとは知らなかった。
このタイプのじゃんけんは、もう少し全国に点在しているのだとばかり思っていたのである。
これはいわゆる「負けるが勝ち」のじゃんけんで、グーとチョキならチョキの勝ちなのだ。私が子供の頃は「エット」という掛け声で、あいこは「ト」になりそれはもう凄まじいスピードで展開するものだった。もちろん特に断りがなければ、基本はこちらのじゃんけんであるから、特にケンカになる事もなかったし、転校してきた子には、とりあえず事前にレクチャーしたから、特に問題にはならなかった、と記憶している。
テレビでこれが津軽地区、特に弘前近辺だけの特殊事情だと知った時は驚いてしまったが、私もあちこち移動して歩いた人間だが、別にこれで苦労した事もなかったなぁ。
そしてようやく仕事もメドがつき始めた感じである。ふぅ。
しかし「青春のオールナイトニッポン」は見かけない。ネット上ではみんな入手して大騒ぎなのに。やっぱり田舎ってハンデが大きすぎる…。
代わりといってはなんだが、ムックを買う。「デジタル一眼レフカメラ塾」という物だ。デジタルとは謳っているが、要は一眼レフを買うような人なら、銀塩、デジタルを問わず必要な知識が書いてあるのだ。ただ基本的には特に目新しい記事は多くないのだが、ストロボのバウンスについては意外な事が書いてあり、つい買ってしまったのである。
つまり、ほとんどのバウンスの説明では斜めに当てるというのが主流なのだが、これではどうやっても直接光の影が出てしまうので、正しくは天井に向けるか真後ろに向けるのだそうだ。
言われてみれば確かに納得するが、そういう事を書いてある本は見た事がない。そういう意味でちょっと感心してしまったのであるが、もしかして常識なのか?
帰宅してネットのニュースを見ていたら、横山光輝氏が火傷により重態という記事があった。
しかし意外だったのはまだ69歳だったという点だ。私が幼少の頃にはもう鉄人が連載されていたのだから、なんとなくもっと年寄りという感じがしていたのである。
ちなみに私にとっては、手塚治虫より好きな漫画家なのである。絵はワンパターンではあるが何かと琴線に触れるのであろう。
さて、高齢者が火傷で重態と言うと、非常にヤバイのは確かだ。仮に治ってもその後ボケてしまうパターンが非常に多い。もう全盛期のような傑作が描けないのは間違いないが、もう少し生きていて欲しい漫画家ではある。そして彼等の全盛期の歴史を、ある程度語って欲しいのだが…。
2004年04月14日(水) 100万人突破だそうな
鈴木プロデューサーの話だと、「イノセンス」の動員は1ヶ月で100万は突破したらしい。しかも当初の目論見どおり、女性客への浸透もかなり進んだという。まあ押井作品が100万人の動員なんて初めての事だし、ここは素直に喜んであげよう。いずれ彼の知名度が上がる事で、次の作品が作りやすくなるのは確かなのだから。
ただし何度でも言うが、過去の押井作品の動員数が少ないのは、あくまで上映館の問題であり、決して作品自体の問題ではない。パトレイバー2は夏休みの朝一回だけ、アヴァロンも地方ではほとんどかからなかったし、攻殻機動隊だってそうだ。私などどれも往復300キロの道のりだったのだ。それで動員が少ないのは当たり前であろう。
鈴木プロデューサーが絡んだ事で、ようやく映画らしいスケジュールで上映されたというだけなのだ。
いずれにせよ集客が見込めると世間に知らしめたのは確かなので、多分次回作も石川・押井コンビとなるだろうが、適当な予算を獲得した作品が作れるだろう。そしてその前に実写があるかも知れないが、「立喰師列伝」は無理だろうか。是非映像化して欲しい作品なのだが…。
ところで、以前スカイダイバーを発注した某模型ショップからメールが来た。
「謎の円盤UFO・スカイダイバー・インターセプター」3種セットが、メーカーの都合により「謎の円盤UFO&インターセプター」2種セットと「スカイダイバー」単品に分かれるのだそうだ。
しかも価格はどちらも10,374円である。つまり全部必要な人は倍の金額が必要になったのである。
まあ海外のネットで大体のサイズは判っていたので、この価格で三体セットか、凄いなぁと喜んでいたのに、ぬか喜びだった訳である。さて、困ってしまった。とりあえずスカイダイバーはこのまま予約継続するとして、インターセプターはどうしたものだろう。
2004年04月13日(火) 「バリスティック」は今ひとつ
昨夜は会社の人から借りた「バリスティック」を観る。
実はこの作品、ちょっと期待していたのである。某映画秘宝の紹介で「ルーシー・リューが射撃時にほとんど目をつぶらない」と書いてあったのを読んだ時に、これは気合が入っていると思ったのだ。ルーシー・リューとアントニオ・バンデラスという組み合わせは濃いとは感じたが、まあとにかく観てみるか、と思っていたら例によってあっという間に終わってしまい、観られなかったのである。
だがいざ観てみたら、これがどこかで見たような映像ばかりである。ルーシー・リューの役柄は、一個師団を一人で壊滅させた事もある元特殊部隊の戦士という感じなのだが、映像的には「マトリックス」や「ターミネーター」「男たちの挽歌」「七人の侍」、はては「リベリオン」など、本当に色々な映画のいい所を借りている(さすがにGUN-KATA自体のマネは無理だったようだが)。
それでどうしてもっとエキサイトな映画にならなかったのか、不思議といえば不思議である。
欠点のひとつは、脚本がご都合主義な点である。多分現在のハリウッド映画ならこの程度で観客は納得しているのだろうが、私は「あれ、この後どうやって逃げたんだ」とか「この後どうなったんだ」というシーンばかりである。
「どうして市街地に警官がグレネード・ランチャーを持ってくるかな」なんてツッコミは彼女に撃たせるためだから仕方がないとしても、やはり基本のストーリーラインはしっかりとしておいて欲しいものだ。
だが最大の欠点だと思われるのは、このカオスという監督、メカニックに対する思い入れがまったくない点だろう。なにより見せ方がヘタなのである。スローモーションの多用は良くない事なのに延々見せるし、そもそも銃器使用の合理性が欠落している。
またカーチェイスも迫力がない。あれでは私の方がうまく撮れるのではないかと錯覚してしまう。どうしてバイクであんなにもスピード感が欠如しているのだろう。やはりシーンに合わせてバイクをセレクトするべきで、大排気量のバイクで疾走感を出すのは結構難しいのだ。
少なくとも車に関しては「RONIN」あたりは参考にしておくべきだろう。
つまり最大の見せ場である、ガン・アクションとカー・チェイスに迫力がないのである。というか、ひたすら撃たせるだけ、走らせるだけで終わってしまっているのである。
今回はルーシー・リューもアントニオ・バンデラスも、かなり自分でアクションをこなしているのだから、これはもったいない。やはりアクションは見せ方なのである。それがこの監督は判っていないのだ。
とにかくもったいない映画である。
さて、Nレコードもいよいよ今週で閉店である。
とりあえず今日行ってみたら、見落としていたらしく、面白そうなCDも発見する。だが金もない事だし、前から買おうと思っていたシンフォニー・エックスの「ライヴ!!イン・ヨーロッパ2000〜2001」とショットガン・シンフォニーの「オン・ザ・ライン・オブ・ファイアー」を買う。どちらも7割引きなのである。
さすがにイエスは消え去っていたが、まあ仕方がない。でもこの価格なら買ってもいいかな、というのが結構見つかる。これはちょっと悔しい事ではある。
週末に行って、まだ残っていたら買うとするか。
2004年04月12日(月) テロリストの恐怖
溜まっているお仕事を片づける。
しかし決算期の仕事なので、なかなか片付かない。まあ地道にやっていくしかないのである。
そんな中、先日からイラクで邦人が誘拐されたという事で大騒ぎになっている。
まあ少なくとも現在の政府の立場では、テロリストの要求をのむ訳には行かない。単純に考えれば、もし要求をのんでしまえば、その段階で「日本人は人質として有効」と世界中に公表するのと同じになるからだ。
またテロリストの要求をのむと、世界中の国々から見捨てられるという現実もある。どこの国も「テロリストの要求には応じない」という基本姿勢があり、それを破る事は各国から相手にされなくなる事を意味する。テロリストの要求に応じる国など、信用できないからだ。
そういう事情も踏まえて、イラクに行った連中は当然覚悟を決めているはずだし、それを署名等で「自衛隊を撤退させろ」と要求するのは筋違いも甚だしい。
海外の紛争地域に自衛隊を派遣した時点で、もはや日本は後には引けないのである。人質を助けようが見殺しにしようが、とにかくテロリストの要求に応じてはいけないのが現実なのだ。
いずれ派遣されている自衛隊に救助する特殊部隊は含まれていないから、どう動くにせよ結局は他国に頼るしかない。アメリカを支持しているのだから、あだや疎かには扱われないとは思うが、いくら特殊部隊でも、それなりの準備期間と情報がなければ動けない。
しかしこれで野党が望む展開になったという訳だ。そういう意味では小泉内閣の危機到来である。これほど筋の通った内閣というのも珍しいので、私としてはまだ続いて欲しいと思っているのだが…。
2004年04月11日(日) 誕生日らしい
取越葬儀とかいうので、朝再びお寺へ。
今日は1時間もしないで終わったので、後は家でくつろぐ。
しかし喪主は本当に忙しいと実感する。葬儀が終わって倒れるという話を良く聞くが、さもありなん、である。親戚が少なくなっている現代社会では、本当に葬儀をまともに出すのすら大変になっていると言える。
はたして自分たちでまともに葬儀を出せるのかと、一抹の不安どころではない不安感を覚えるのであった。
夕方近くに家に向けて出発する。どうも気分がすぐれない。なんとか無事に帰宅して、さっさと寝たが、何だったのだろう。
そう言えば、今日は誕生日であったか…。
2004年04月10日(土) 葬儀当日
今日は葬儀。
やたらとパタパタする。仙台からこちらの親も来たし、妹も旦那と来る。
しかし最近は色々と葬儀に出る機会が増えたが、どこも高齢化が進んでいるとつくづく思う。本当に若い人が少ない。
15時くらいに終わって一端帰宅。
夕方に体をほぐすのを兼ねて、子どんぐりが学校で使うというノートを買いに紀伊国屋書店まで歩いていく。しかしノートも高くなったものだ。ついでに小松左京の原作を漫画化したアンソロジー「小松左京原作コミック集」を買う。
帰る途中の店で、子どんぐりにゲームソフトとNゲージサイズのバスを買う。ここでトミカのマット・ピハイクルを見つけてしまったので、買ってしまった。まあ500円だからいいか。
夕食は、昼の残り等で、かなりヘヴィーである。
2004年04月09日(金) 葬儀前日
一日休みを取ってはいるが、結局15時近くまで仕事をしてしまう。
子どんぐりが帰宅したら弘前へ向けて出発するのだが、結局帰ってきたのは17時近かった。まあ部活動の見学だから仕方がないのである。
17時には出発したが、高速は真横からの風がとんでもなく強く、怖くて80キロ以上出せず、結局弘前へ着いたのは19時、すでにお通夜は終わっていたのであった。
でも本当にこういう時の田舎の高速は、とても空いていて楽だ。あまり事故の心配をしなくていいのは助かる。
ところで会社では上司から香典をもらったが、こういう時に他の偉い人からもらえるかどうかで、会社での自分の立場が良く判る。やはりある程度コネの強い人間だと皆出しているようだが、そうでなければ、気にしてはもらえないのである。
ま、そんなもんだろう。
2004年04月08日(木) 忙しい、はずだが
とにかく片づけられる仕事は片づけている。
細かい仕事で忙しいのは相変わらずだが、なんだか妙に余裕がある。例年だと、かなりのオーバーワークをしてもこなせないくらい忙しかったのだが、まさかとてつもなく大きな忘れ物をしているのではないかと不安になってしまう。さて…。
しかし年度始めだというのに、休んでいる奴も結構いる。いいなぁ、ヒマで。そのくせ周囲には忙しいと思わせていたりもする。まったく羨ましいぜ。
さて、明日は少し早く帰宅し、子どんぐりが帰ってき次第、夕方から弘前に向かう予定だ。多分通夜は間に合わないだろうが、まあ仕方がないか。
これでも一日有給なのである。不公平とはこういうものだ。
不公平といえば、KENさんがクビになるという。詳しい事情は判らないが、なんだか保守に走る上司ばかりの会社というのは、どこも同じだと感じてしまう。そして上司がそうだと優秀な部下ほどいなくなるのだ。
いずれにせよ、次の仕事を見つけるのは大変だろうに。こういう時に力になれないのでは、友達甲斐がないと思われても仕方がない。実際私は無力なんだよなぁ。
2004年04月07日(水) 朝から停電
朝起きると停電である。だが向かいの違う棟のアパートは点いている。
どうも目の前の電柱に原因があるらしく、電力会社がトランス周りを調べ始めたのだが、結局原因不明で昼近くにトランス毎交換していったようだ。
という事は、また停電するかもしれないのである。まったくこの忙しい時期になんてこったい。
実際仕事はパタパタと慌しい。一日があっという間に終わってしまう。
そんな中、とりあえず子どんぐりの入学式だけは顔を出す。どんぐり2号もこのために今日はいるのである。翌日からの子どんぐりの荷物等が不明だからである。
そしたら明日と明後日は弁当持参だとか。これまたなんてこったい。
しかし式場では、子供たちの身長差が凄まじいし、変声期を迎えているから声のトーンも皆違う。子どんぐりはまだ甲高い声である。
これからが一番の成長期に入る訳だから、親も子も大変である。どうなる事やら。
ところで。
日本国内で販売するのと同一内容の輸入版は販売禁止とする方案が通りそうだと言う。まったく何を考えているんだか。
そんな事をしたら今まで以上にCDの売上げは落ちるに決まっているではないか。過去も現在も、とにかくいろいろ聴きたいという人間にとって、安い輸入盤は重要なアイテムなのである。
さらに深刻な問題として、最近はCCCDなどというふざけた商品がまかりとおっており、これを買いたくないから輸入盤を買っている人も多いのだが、内容が同じなら規制対処になるのだという。これは明らかに消費者をなめた行為だ。こんな物は商品ではない。
そもそもCCCDは物理的にハードを壊す危険性があるのに、そんな物を売っておいて壊れてもメーカーは関知しないのである。またカーステはCDを傷がつく事があるので、CD-Rで車用の物を造っているが、それができなくなる(最近の車はCDとMDしか装備されていないのである)。また個人で楽しむベスト盤すら作れなくなる。
結局、家のハードが壊れる可能性もあるし自分用の予備も作れないのなら、こちらとしては買うのを止めるしかない。買っても意味がないのだ。
そんな欠陥品を商品として売ろうという音楽界は、もうとっくの昔に腐りきっているのである。このままCCCDがメインになったら、私はもうCDを買わなくなるだろう。それは宣言しておく。
と、身内の不幸あったというのに、全然違うベクトルで憤っているのであった。
2004年04月06日(火) パタパタと2日目
朝に一人で弘前を発ち、会社へ向かう。結局この時期は休めないのである。やはりヒマな奴が多いと思うと、不公平だよなぁ。
どんぐり2号達は夕方に帰る予定である。
今日も高速はガラガラで、楽に走れた。昨日の場所では相変わらずパトカーが隠れていたが、何事もなく帰宅。そして車を見るとあちこち塩が付着している。冬に撒いた塩が道路にこびりついているのだ。参るなぁ。
そして昨日から今日で、350キロ近く走った事になる。
会社に行く前に数珠を二人分揃える。流石に今回は必要であろう。
しかしいい物かどうかが良く判らないので、店の人に急場しのぎだという事を言って適当な物を見繕ってもらう。でも安くはないぞ。
仕事はやはり溜まっている。まずは片づける事で精一杯だ。これでは、今回の決算は非常に不安である。まあなるようにしかなるまい。
しかしこういう時の香典って、いくら包むのだろう。一般常識が希薄だから悩んでしまうのであった。
通夜が9日、葬儀が10日なので、もしかしたらNレコードの閉店に間に合わないかもしれないと思い、帰りにちょっと寄ってみる(こういう発想がそもそも外道なのである)。18日までやっているというので、最期の挨拶は間に合う訳だ。
せっかくだからとCDを見たら、YESの「キーズ・トゥ・アセッション」がまだあった。「アメリカ」のためだけに買うべきか悩んだが、シャドウ・ギャラリーの「レガシー」が残っていたので、結局こちらを買ってしまう。結構彼等のサウンドは好きなのである。
あとシンフォニーXのライヴもあったが、まあ来週まで残っているだろうと高を括っておくのであった。
2004年04月05日(月) 訃報である
会社で「仕事が忙しいぞ〜」なんて騒いでいたら、弘前の義母がなくなったという知らせが入る。なんてこった。先週会いに行ったばかりだというのに。
やはりあれかな、孫の顔を見て安心してしまったというやつかなぁ…。
とりあえず昼まででやれる事を片づけてから帰宅し、一家揃って車で弘前へ。なにせ弘前まで行くのに適当な時間の電車が少ないのである。だが流石は日本でも有数の不採算自動車道路線である。こういう時にガラガラなのはとても助かる。
でも反対車線では、パトカーが隠れてスピード違反取締りをやっていたので、帰りには気をつけなければ。
到着してまずは顔を拝む。意外と子どんぐりは物怖じしていない。まあ遺体との対面自体が始めてなので、ピンと来ていないのかも知れないが、まずは生前と同じように対峙しているのは助かる。
しかしこちらは決算、子どんぐりは7日が中学の入学式と、とても慌しい時期である。しばらくはバタバタするのは間違いない。
2004年04月04日(日) リーグ・オブ・レジェンド…
例の田中真紀子が文春にイチャモンをつけた事件、結局最終的にはまともな形で落ち着いたが、あちこちに書かれたものを見るとどうも皆腰が引けている。というか論点が明らかにずれている。ほとんどのマスコミがそういう態度だという事に改めて恐怖を感じる。
プライバシーの侵害と表現発行の自由とは別問題なのに、同一に扱っているからおかしくなる。何が民主主義だ。いい事も悪い事も含めて、発表できるのが本当の民主主義である。その内容は後で論議するべき事だ。
結局後からの論議がいい加減だから、事前に発行禁止処分などという発想が出てくるのだ。田中家長女の離婚問題は、後でプライバシーの侵害問題として裁判でもなんでもすればいい問題であるが、事前検閲・発行禁止処分など、戦争中と同じであり、こんな事を許す裁判所もどうかしている。これの何処が民主主義だと言えるのだろう。
そしてこういった一連の大事件にいいかげんなコメントしか出さない日本のマスコミというのも、ここまで性根が腐っていたとは、不覚であった。
もはや大手のマスコミなど、まったく信じるに値しない時代になっていたのは間違いない。
そんな事を考えながらト×ザ×スを覗くと、あれほど探した「サンダーバードPODビークルVol.2」が20個も置いてあるではないか。結局、早い所で3日遅れ、遅い所で今頃という訳だ。なんだかなぁ。
ついでなので「宇宙船」を購入。なんだか構成がスターログと似てきたように感じるのは気のせいか?
それからGUNS N'ROSESの「GREATEST HITS」を買ってしまう。裁判に決着がつき、ようやく販売できるようになったというアレだ。たまたま置いてあったのが輸入盤で安かったのである。
しかし今回改めて聴いて感じたが(いや当時からだが)、極めて大人しいサウンドである。やはり一度、ライヴを聴いてみたかったものである。こうして見ると、ディープ・パープルって凄かったんだと、つくづく思うのであった。
等と思いながら、借りてきた「リーグ・オブ・レジェンド」を観る。
しかしこの邦題はなんだというのだろう。原題は「THE LEAGUE OF EXTRAORDINARY
GENTLEMAN」である。変えるならもっと徹底した邦題を付けるべきではないのか。まあ今さら「超人同盟」みたいな題をつけても、どうかとは思うが…。
しかしオープニングの戦車による銀行襲撃シーンはなかなか良い。イギリスのマークIVみたいな菱形戦車だが、こういうのが大活躍する(悪事としてだが)というのは、ある意味戦車ファンの夢なのではないだろうか(現実には非力だったからね)。ここはかなり感動してしまった。
どうもフルCGIらしいが、いかにもミニチュアらしい演出で、実に良い。もうこのシーンだけで、はまってしまった。
だがション・コネリーはアクションし過ぎだ。あの年であれだけ動くというのは無理がある。アクションはもっとトム・ソーヤーにまかせるべきだ。
しかし総じて超人(?)の描写や扱いは良いと感じる。個人的にはトリアン・グレイがもっともお気に入りで、今まで様々な映画で手を変え品を変え取り上げられた、あのドリアン・グレイがラストどうするのか気になっていたが、やはりそうきたか、であった(これで、判る人にはストーリーの半分は割れるかも)。
ネモ船長も、思っていたより悪くない。あまりに超人的な剣さばきだが、GUN-KATAの剣ヴァージョンだと思えばいいだけだ。かなりかっこいいぞ。ちなみにノーチラスは、ベニスという舞台の関係からああしたデザインになったのだろう。最近にしては珍しく、脚本からデザインをしたというところだろうか。
そしてトム・ソーヤーや透明人間、吸血鬼も悪くなかったが、ジギル博士はともかくハイド氏はダメだ。もちろん他にも色々とツッコミどころはあるが、これが唯一にして最大の失敗だと言ってもいい。これではハルクではないか。
インパクト優先なのだろうが、ただのお笑いになってしまう。特にジギル博士に戻るところは、まるでトムとジェリーである。これさえなければ、もっと楽しめる映画になっただろうに、これは非常に惜しまれる。
とにかくこれを無視すれば、ドリアン・グレイとトム・ソーヤー、透明人間に吸血鬼と、実に魅力的な配役なのである。もうこれだけで私は楽しめてしまった。
いずれ観る人を選びそうな映画ではある。
夕方は、これまた借りてきた「攻殻機動隊S.A.C.2nd GIG」の1〜2話を見る。
IGが本気を出しているだけあって、思っていた以上に楽しめる。これは「攻殻機動隊
STAND ALONE COMPLEX」もすべて見ないといけないな。
さて、この辺のレンタルには置いてなかったように思うし、あっても「イノセンス」の影響でレンタル中の可能性がある。
気長に行くか。
2004年04月03日(土) 雪が積もるとは
今朝起きたら、外が白い。数センチだが雪が積もっていたのである。これはちと驚いた。出かける前に念のため、車を移動させておく。
昨夜はいわさきさんより電話があり、チャウコン2の企画を始動する事にした。この時、この掲示板で「オフ会やります」と公募するという案も出た。いやあ、ここでオフ会という発想はなかったなぁ。やはり私も頭が固くなっているのだろう。
まずはチャウチャウの予定を確認しないと。
ちなみにチャウコンと言っても、実体はただの温泉一泊(あるいは二泊)旅行なのである。以前行った花巻は大沢温泉の雰囲気がとても良かったので、ああいうところでのんびりしたいという、ただそれだけの事である。
今日は仕事が忙しく、あっという間に一日が終わってしまった。もう7時で帰るなんて早いものだ。残業しても残業代はつかないから、虚しいけどなっ。
しかし相変わらずイライラする事ばかりだ。結局皆、自分の事しか考えていないのだ。それでどれだけ他の人に迷惑がかかっているのか、全然理解していない。
最近はそういう人が増えたから、人身事故を含むトラブルが増えているのだ。自分の利益を守る事しか考えていない奴など論外だが、自分の仕事の重要性を理解していない、というパターンが多くなったようだ。まさに「仕事をしない公務員」の典型である。普通民間でこういう事をしていると、そう遠くないうちに潰れるもんだが。
多分手塚治虫は、こういう人間社会に絶望していたのだ(唐突? テレビで火の鳥の番宣をやってたもんで)。
2004年04月02日(金) まだまだ雪が降るとは
朝から雨で寒いなぁ…、なんて思っていたら雪になったではないか。みぞれ混じりだが、延々と一日中降り続き、もしや積もるのでは、と一時は非常に焦ってしまった。
幸いにして、積もりはしなかったが、やはり寒い…。
そんな今日は部署の歓送迎会なのだが、仕事が押して、とても出られる状況ではない。そしてこれがあと二週間ほど続くのである。こうなると明日も会社に行くのが面倒になってくる。
メールをチェックしたら、一通来ている事になっているのに見当たらない。すべてチェックすると「2003年12月3日」付けのメールである。前にもJemさんからのメールがかなり遅れて届いた事があったが、これは一体どうした事なのだろう。サーバーのタイマーがおかしいのか?
幸いな事にどうでもいいメールだったが、もし重要なメールだとまずいではないか。
さて、今月末に出る新映画宝庫で、メカ・フェチ特集の本を出すらしい。どういう内容にまとめるのか、非常に興味がある。そして本当にメカ・フェチの本にまとまるのかどうか、それが最大の問題である。
そもそも最近のメカというのは魅力に欠けるものが多い。これではメカ大好き人間が育ちにくいと思う。「いい物を見ないと本物を見る目は育まれない」というのは、どの世界でも真理なのである。
昨日の楽天で、エイプリル・フールのねたなのかどうか判断がつきかねるものがあった。いや、多分ネタなのだろうが、万が一本当に買うという人がいても対処可能という点では、正当なエイプリル・フールのネタとは言えないだろう。
で、何を売っていたのかと言うと「アグスタ A109C ヘリコプター」である。もちろん本物だ。
「4月1日エイプリル・フール限定セール特価:157,500,000円(税込み)(347,838,750円お値引き)」という事で、「メーカー希望小売価格は505,338,750円(税込み)※450万ドルを1ドル106.95で換算(3月22日現在)」なのだそうだ。
しかしこれには「【お取引について】高額商品となりますので、ご注文いただいた後に一度お電話でお話した上
で配送方法、お支払い方法について決めさせていただきたいと思います。なお、3日間ご連絡がつかない場合はキャンセル扱いとさせていただきますこと、予めご了承ください。」という、明らかな逃げが打ってある。
これはネタとしては良くないなぁ。結局あまりに中途半端なのである。
2004年04月01日(木) あ、忙し
エイプリル・フールである。「巨大ネコ」や「乾燥させた水」という古くからのネタを越える物はなかなか見つからない。そもそもそれらを探している余裕がない。とにかく仕事が忙しいのである。物理的にも精神的にもまいってしまうぞ。
例によって、唐沢氏の日記を読んでいたら、特撮プロデューサーうしおそうじ(鷺巣富雄)氏死去の報に絡んだネタを展開していた。まあ死去によって、スペクトルマンのリメイクは潰えたという訳だが、この日記の内容はなかなか楽しい。
特に「世の中には二種類の人間がいる。一流しか愛さない人と、二流のどうしようもなさも、共に愛することの出来る人である。」には意外と思い当たる節がある。
また「世の中には二種類のクリエイターがいる。“いいものを作りたい”と思う人と、“いいものであろうとなかろうと、とにかく作りたい”と思う人である。」は、モデラーなら良く理解できるだろう。“いいものを作りたい”と資料を集め、材料を吟味し、腕を磨く。そして結局未完成病に陥るというのは、だれもが体験した事と思う。
モデラーというのは、ある程度年季が入った場合、“とにかく作りたい”という方が重要なのである。そもそも完成させないと、意味がないのだ。もちろんエド・ウッドのように駄作だけを作るようではどうしようもないが(もちろん彼の熱意は買う)、やはり失敗してもいいから作り続けるという姿勢は大事だろう。「いいものを作るつもりだったが、結果として失敗作だった」のなら、それは心意気や良し、である。初めから駄作を作ろうなどという戯けたヤツは基本的には詐欺師である。物を作ろうという人間にはいないのだ。
ところで某押井のファンサイト「野良犬の塒」だが、エイプリル・フール・ネタなのだそうで、トップがとんでもない事になっているが、私に言わせればこんなのはエイプリル・フールのネタではない。ただ単に驚かせるだけである。知的な部分がゼロなのだから、そんなのはネタでもなんでもないのだ。
そもそも自分の妹を出すのがそんなに楽しいか? 私には理解できない世界だなぁ。
私の部署も人が異動となり、なかなか大変である。結局私の部分も仕事が増えるのだ。それでなくとも今年になってから仕事が増えているというのに、まったくもって迷惑な人事である。こうなってくると物理的に捌けないのだから、どうしようもない。しかも明日は監査をやるという。ヒマな人間が多いと困るな。