あずまんがな小部屋
5号室*『榊さんのお悩み』



 榊さん。下の名前は不明。
 「あずまんが大王」連載開始当初からいるレギュラーメンバーにもかかわらず、ついに最終回までフルネームが出ることはなかった。
 フルネームが知れないのは神楽も一緒なんだけど、神楽の方は一応途中参入組なわけで…。

 「あずまんが大王」は、極力学校生活を中心に話が展開していたので、各々の家庭環境等、プライベートな面が出ることはあまりないマンガだった。
 せいぜいが、ちよちゃんの家はとても豪邸で、大阪の自室は一階ではなくて、レギュラーメンバーのほとんどがベッドで寝ているらしい、くらいのもので。

 で、中でもかなりナゾな部分が多いキャラが、この榊さん。

 一見コワモテ。一昔前ならいわゆる『スケバン』的な扱いを受けそうな雰囲気を持ち、巷間囁かれているらしいキャッチフレーズは「寡黙な一匹狼」。

 しかしその実、カワイイものやファンシーなものを愛好し、実に乙女でメルヘンな思考の持ち主だったりするわけで。
 本人も、外見と内面のギャップに悩んでいるようで、特に萌え転がるほどの猫好きにもかかわらず、出会う猫出会う猫に敵視され、噛まれたり引っかかれたりの生傷が絶えないという不憫な人。

 池波正太郎だったかなあ。
 結構な腕前の剣士が、まだ若く闘志むきだしの弟弟子だったかに、「少し殺気を抑えよ。今のおぬしは抜き身の刀じゃ」と警告する、というくだりがある。

 猫に対する榊さんというのは、ちょうどそんな感じなのであろう。
 フツーの猫は、その殺気(のようなもの)に反応して、攻撃的行動に出てしまうのだろう、と思われる。
 …と考えれば、野生の獰猛な肉食獣であるところのヤママヤーが、一発で榊さんに懐いた理由もわかるような気がする。

 つまりは、榊さんの「殺気」とは、マヤーの獰猛さをもってして、初めて中和されるほど強力なものであった、と。

 単行本の4巻後半、ちよちゃんちでマヤーだっこして至福にゴーロゴロと転がっている榊さんからは、想像もつかないけどね。



…これは…
いすー 





  ある日、某有名百均ショップにて見つけたモノ。
  なんだか知らんけど、大量にありました。
  赤だの茶色だの白木だの、そらーもぉワラワラと。



お父さんだ
お父さん…










榊さんならずとも、ついついこんな幻想を見てしまうのではないかと思ってみたり。



お父さん…
入れ食い そして、榊さんまっしぐら(笑)



2年生の文化祭
ウェイトレス1 オマケ。「満足げな榊」だけど…ナニカが違う。
ウェイトレス2









 オマケのフル装備。



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