ちっこいもの王国
アリス地獄


 海洋堂シリーズ、その3。

 …というか、この「不思議の国のアリス」を立体化した「人形の国のアリス」シリーズ、なんともナンギな販売経緯をたどることになってしまった模様。

 テニエルの「アリス」挿絵を立体化する、というコンセプトで始まったこのシリーズ、発売元はチョコエッグでおなじみのフルタ製菓。
 ところが、第1弾のシリーズが終わってからしばらくして、チョコエッグ関係のトラブルでフルタ製菓と海洋堂が決裂してしまったのであった。
 当然ながら、「アリス」のシリーズも宙に浮くことになってしまったわけで。

 海洋堂はその後、同じ原型師で別メーカーから「アリスのティーパーティー」と銘打った新シリーズを出すことになる。
 コレが、前のページにもある北陸製菓。
 そして、封入されるお菓子はキャンディからクッキーへ。
 このクッキーがまた結構おいしい、という余禄もあったりする。

 さて、問題は、フルタはフルタで「人形の国のアリス第二弾」というシリーズを出したこと。
 当然ながら、初代とは原型師が違ったりするわけで、まあそのなんというか。
 …八頭身のアリスはキモイです、とか言ってみる(笑)。
 でも、フルタのほうにはジャバウォックが入ってるんだよなあ…。


暫定的に全員集合
全員集合
 ダブリ地獄も含め、全員集合。
 「ラッパを吹くウサギ」はこの後4匹に増殖したものの、トレードに出したりしたので2匹におさまる。

 ハンプティ・ダンプティも、このあともう一体増えた(泣)。

 問題は、この「壁の上に座るハンプティ・ダンプティ」、壁の部分は2枚継ぎ足して高くするようになってるんだけど、その「高くする部品」が同梱されてないことなんだな。
 その部品のみが、「手をあげるアリス」に入っている、というわけで、双方バラバラに買ってしまった人は謎の物体に頭をかかえることになったであろう。
ちょっと加工
 実は、フィギュアと一緒に封入されている一覧のカードはバージョンがふたつあり、最初のバージョンではその「壁の部品」については一切説明がなかった。

 後半になって、急遽説明文「『手を上げるアリス』に入っている部品は、ハンプティ・ダンプティの壁に使います」が入ったのは、やはり問い合わせなどが行ったりしたせいなのかなー、と思う。

 しかしこのハンプティ・ダンプティ、うっすい壁の上に重たいフィギュアが乗ってるわけで、実は正規に組み立てるとかなり不安定になる。

 うっかりそのへんに飾っておいたら、たかだか震度2くらいの地震で、他のフィギュアを巻き込んで将棋倒しになりましたとさ。

 《教訓》 このテのものは、やはりきちんと飾り棚に収納しよう。



ナニをなさっておいでですか?
夜中にこっそり
 時代考証とか、そーゆーのは気にしないように。

 …スケールがぴったりなんだ、これがまた(笑)。
斬首!
 まー、見つかったらタダじゃすまないと思うけどねえ。

 …やっぱり「この亭主の首を斬れ!」なんだろうか。


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